しれる

デジタル大辞泉

し・れる【^▽痴れる】

読み方：しれる

［動ラ下一］［文］し・る［ラ下二］

１ 何かに心を奪われて、正気を失う。頭の働きが鈍る。ぼける。「酒に酔い—・れる」

「心地、ただ—・れに—・れて」〈竹取〉

２ いたずら好きである。ふざける。

「さても—・れたる御坊(ごばう)かな」〈浮・織留・二〉

し・れる【知れる】

読み方：しれる

［動ラ下一］［文］し・る［ラ下二］

１ 他の人の知るところとなる。知られる。「名の—・れた人」「親に—・れては困る」

２ 知ることができる。自然にわかる。判明する。「気心の—・れた人」「行方が—・れない」「あんなことをするなんて、気が—・れない」

３ 大したことではないとわかる。それほどではないと見当がつく。「たかが—・れている」「一人の力なんて—・れたものだ」「集まるとしたって—・れた数だ」

４ （「しれたこと」の形で）わかりきっていて言うまでもない。「—・れたことよ」「金がないのは—・れたことだ」

５ （「どんなに…かしれない」などの形で）予想がつかないほど甚だしい、の意を表す。「どんなに心配したか—・れない」「どれほど待ち望んでいるか—・れない」→かも知れない

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しれる

出典:『Wiktionary』 (2021/09/22 10:03 UTC 版)

動詞・知

しれる【知れる】

1. 分かる。自然と分かる。知ることができる。
   • 彼の人間性が窺い知れる貴重な逸話である。
   • 内田氏の作品は……戞々（かつかつ）たる独創造の作品なり。然れどもこの数篇を読めるものは（僕の知れる限りにては）室生犀星、萩原朔太郎、佐佐木茂索、岸田国士等の四氏あるのみ。（芥川龍之介『内田百間氏』）
2. 人に知られる。周知される。
   • 集団見合出場の企劃が知れると、志願のあげく、亢奮、風雲をまき起す憂（うれい）があって、企劃をヒミツにしてあるそうだ。（坂口安吾『集団見合』）

活用

関連語

• 知る
• 気が知れない
• お里が知れる

動詞・痴

しれる【痴れる】

1. 感覚を失う。
   • 酔い痴れる

活用

関連語

• しれもの

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「しれる」の例文・使い方・用例・文例

• ある境地にうっとりと酔いしれる