ガールズバー ガールズバーの概要

ガールズバー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/06/05 05:06 UTC 版)

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風俗営業ではなく飲食店に分類され、それに準じた営業時間となる。深夜営業の際は店員は18歳以上である。カウンター席に着席する客と相対する形で、カウンター内にいる女性バーテンダーが接客する。風営法で規制されるキャバクラのようにスタッフが隣に座ったり、タバコの火を点けてくれるなどの接客サービスは、一般の飲食店と同様に行わない。

歴史

20世紀から営業しているバーが徐々にサービスを転換させていたり、サービス内容についての発祥は諸説あるが、2004年3月に東京都八王子市に開店した「Mcorols(エムカラーズ)」がガールズバーの名付け親であり、現在のガールズバーの接客スタイルの発祥である[1][リンク切れ]。「girl's bar」の名称は「Mcorols」の女性オーナーが考案し使用したのが始まりである。「Mcorols」は当時は珍しい10代〜20代の女性のみで運営されるスタイルから話題となり、たちまち行列店となった。

ライターの大脇克浩によると、2002年上野にオープンしたカウンターパブ「サーカス」では、カウンター越しに女性が接客するサービスが提供されており、少なくともその時期にはすでに同種の業態は存在したことになるが、ガールズバーという名称は使用されていなかった[2]評論家荻上チキは、2003年頃から人気になったと述べている[3]

『フードリンクニュース』によれば、店舗数が急速に増加したのが2006年夏である[4]。2006年頃には大阪をはじめ、東京名古屋などの大都市圏繁華街に多く出店がみられるようになり、2011年時点では全国広範囲に広がっている。

ガールズ居酒屋

ガールズバーとほぼ同時期に、ガールズ居酒屋という形態の店舗が誕生している。大脇克浩は、2009年8月の時点で「かれこれほど4年前に誕生し、……」と述べているため[5]、これを信じるならば2005年頃が発祥となる。フードプランナーの曽我和弘も、ガールズ居酒屋のルーツらしき店舗が2005年にあったと述べている[6]

これは居酒屋のホール担当をすべて女性店員としたものであり、店舗のコンセプトによっては露出度の高い衣装を着たり、客との会話などの接客、店によっては女性店員によるライブやダンスなどのパフォーマンスが行われる[7]。大衆居酒屋よりも料金は割高となっている。

風俗営業ではない店舗では、女子高生など18歳未満の女子も雇用可能であり、勤務しているケースも少なくない[7]

営業内容

店舗毎の特色


料金体系

チャージ
テーブルチャージ(席料)が時間単位の店舗や、タイムチャージのない店舗など様々である。女性客に対しては男性より割安(または無料)という店もある。「お通し代」としておつまみを出して徴収する店舗もある。1時間約3,000円程度で飲み放題という店舗もある。
ドリンク、フード
500〜1,500円程度。シャンパンワイン(ボトル)になると、5,000〜20,000円程度。
ウィスキー焼酎など特定の酒の飲み放題、カラオケ無料などスナックのような業態の店舗もある。
サービス料
サービス料」として、合計金額の10〜20%程度を割増して徴収する店舗もある。
消費税
通常は内税方式だが、価格表示を内税方式とせずに、別途消費税を徴収する店舗もある。
手数料
クレジットカードでの支払いの場合は、手数料として10〜15%程度割増しして徴収する店舗もある。ただしクレジット会社の規定で、カードの利用に際し手数料相当額を徴収する行為は本来禁止されており、発覚した場合はカード会社による指導・処分の対象となり得る。
その他
コスプレなど店員の衣装が凝っていたり、店員の露出度が高かったりする店舗ほど、料金は高めである。
特定の店員を指名できる「指名」「ノミネート」などのシステムのある店舗もある。

  1. ^ 亀井肇「ガールズバー」『新語探検』Japan Knowledge
  2. ^ 大脇克浩 (2008年3月12日). “最新! ガールズバー事情”. AllAbout. 2013年7月24日閲覧。
  3. ^ a b 荻上チキ『セックスメディア30年史 欲望の革命児たち』筑摩書房、2011年、241頁。ISBN 978-4-480-06606-0
  4. ^ 昼キャバ、ガールズバーの台頭でライト化するナイトビジネス”. フードリンクニュース. フードリンク (2006年10月20日). 2013年7月24日閲覧。
  5. ^ a b アキバのハーレム居酒屋『こくまろみるく』AllAbout 更新日:2009年08月30日
  6. ^ 曽我和弘 (2010年8月). “コレが食べたいから、あの店へ行く 8月号 サントリーグルメガイド”. SUNTORY. 2013年7月24日閲覧。
  7. ^ a b “異空間広がる「ガールズ居酒屋」初体験 過激衣装の店員が腰くねくね(1/3ページ)”. MSN産経ニュース (産経デジタル). (2012年4月22日). http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/120422/crm12042218010009-n1.htm 2013年7月24日閲覧。 
  8. ^ “京橋初の和風ガールズバー、和空間で着物接客ウリに”. 京橋経済新聞 (ダイメディア). (2008年7月15日). http://kyobashi.keizai.biz/headline/280/ 2013年7月24日閲覧。 
  9. ^ “上野に「魔法」がテーマのガールズバー-開店3カ月、固定客着々と”. 上野経済新聞 (KeepAlive). (2008年10月3日). http://ueno.keizai.biz/headline/193/ 2013年7月24日閲覧。 
  10. ^ a b 大脇克浩 (2008年3月12日). “最新! ガールズバー事情(2/3)”. AllAbout. 2013年7月24日閲覧。
  11. ^ お店のスタッフは全員カープ女子のガールズバーで野球飲みを楽しむ” (日本語). 日刊SPA!. 扶桑社 (2017年8月10日). 2020年6月5日閲覧。
  12. ^ 大脇克浩 (2008年3月12日). “最新! ガールズバー事情”. AllAbout. 2013年7月24日閲覧。
  13. ^ “ガールズバー、無許可営業で初摘発 新宿・歌舞伎町”. MSN産経ニュース (産経デジタル). (2008年10月27日). オリジナルの2008年10月31日時点におけるアーカイブ。. http://web.archive.org/web/20081031003620/http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/081027/crm0810271325018-n1.htm 2008年10月27日閲覧。 
  14. ^ “従業員はバニーちゃん…新宿のガールズバー摘発”. MSN産経ニュース (産経デジタル). (2008年11月19日). オリジナルの2008年12月18日時点におけるアーカイブ。. http://web.archive.org/web/20081218093631/http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/081119/crm0811191249034-n1.htm 2008年12月2日閲覧。 
  15. ^ 「大阪 ガールズバー摘発」『風俗営業トピックスマガジン』、風俗営業開業経営サポートセンター(澁谷行政書士事務所)、2008年12月4日。[要ページ番号]
  16. ^ “神戸市職員 夜はガールズバーで“仕事””. スポニチ Sponichi Annex (スポーツニッポン新聞社). (2011年9月8日). http://www.sponichi.co.jp/society/news/2011/09/08/kiji/K20110908001580140.html 2013年7月24日閲覧。 
  17. ^ 近藤諭 (2011年9月8日). “風営法違反:神戸市職員ら逮捕 少女に深夜接客させた疑い”. 毎日jp (毎日新聞社). オリジナルの2011年10月7日時点におけるアーカイブ。. http://web.archive.org/web/20111007192132/http://mainichi.jp/select/jiken/news/20110908k0000e040091000c.html 
  18. ^ “ガールズバーで女子中高生を雇用 経営者ら4人逮捕 大阪府警”. MSN産経ニュース (産経デジタル). (2008年12月2日). オリジナルの2008年12月5日時点におけるアーカイブ。. http://web.archive.org/web/20081205062059/http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/081202/crm0812021938038-n1.htm 2008年12月2日閲覧。 
  19. ^ 『サンスポ』2008年1月14日、社会面。[要ページ番号]
  20. ^ “異空間広がる「ガールズ居酒屋」初体験 過激衣装の店員が腰くねくね(2/3ページ)”. MSN産経ニュース (産経デジタル). (2012年4月22日). http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/120422/crm12042218010009-n2.htm 2013年7月24日閲覧。 
  21. ^ 宗岡敬介 (2012年5月18日). “労基法違反:16歳下着で接客 容疑の店を捜索 横浜”. 毎日jp (毎日新聞社). オリジナルの2012年5月20日時点におけるアーカイブ。. http://web.archive.org/web/20120520041959/http://mainichi.jp/select/news/20120518k0000m040149000c.html 
  22. ^ 「指示背けば集団リンチ」ミナミの半グレ集団55人摘発”. 朝日新聞デジタル (2018年12月13日). 2019年1月3日閲覧。


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