オールスターゲーム (日本プロ野球)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/20 07:49 UTC 版)
チーム別記録
- 連勝記録
- セ・リーグ - 8連勝(1997年第2戦 - 2000年第3戦)
- 引き分けを含まない場合は、6連勝(1999年第1戦 - 2000年第3戦、2005年第1戦 - 2007年第2戦)
- パ・リーグ - 5連勝(1960年第3戦 - 1962年第2戦、1973年第2戦 - 1974年第3戦、1983年第1戦 - 1984年第2戦、2017年第1戦 - 2019年第1戦、2021年第2戦 - 2023年第2戦)
- セ・リーグ - 8連勝(1997年第2戦 - 2000年第3戦)
主なオールスター記録
※太字名は現役選手、所属球団名は記録達成時のもの
出場に関する記録(個人)
記録 | 数 | 選手 | 所属球団 | 達成年 |
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選手としての通算出場回数 | 21 | 野村克也 | 南海ホークス 西武ライオンズ |
|
選手としての連続出場回数 | 18 | 秋山幸二 | 西武ライオンズ 福岡ダイエーホークス |
1985年 - 2002年 1985年と1986年は三塁手・以後は外野手。ファン投票選出でも日本記録。 |
入団からの連続出場回数 | 17 | 古田敦也 | 東京ヤクルトスワローズ | 1990年 - 2006年 |
ファン投票最多得票数 | 1,588,712票 | 今岡誠 | 阪神タイガース | 2003年 |
プロ入りから初出場まで最長期間 | 19年 | 川藤幸三 | 阪神タイガース | 1986年 |
鈴木尚広 | 読売ジャイアンツ | 2015年 | ||
選手の最長未選出期間 | 16年 | 木田優夫 | 読売ジャイアンツ - 東京ヤクルトスワローズ | 1990年7月24日・第1戦・横浜スタジアム - 2006年7月21日・第1戦・神宮球場 |
投手と野手両方でのファン投票選出 | 2人 | 関根潤三 | 近鉄バファローズ | 投手としての選出:1953年 野手としての選出:1963年 |
大谷翔平 | 北海道日本ハムファイターズ | 野手としての選出:2013年 投手としての選出:2015年、2017年 |
出場に関する記録(チーム)
記録 | 数 | チーム | 達成年 | 選手 | 補足 |
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同一球団最多ファン投票選出 | 10人 | 阪神タイガース | 2023年 | 村上頌樹 岩崎優 湯浅京己 梅野隆太郎 大山悠輔 中野拓夢 佐藤輝明 木浪聖也 近本光司 シェルドン・ノイジー |
[14] 湯浅と近本は怪我のため出場辞退[15] |
同一球団最多出場 | 10人 | 千葉ロッテマリーンズ | 2005年 | 薮田安彦 清水直行 小林宏之 渡辺俊介 小林雅英 里崎智也 マット・フランコ 西岡剛 李承燁 福浦和也 |
年齢に関する記録
記録 | 年齢 | 選手 | 所属球団 | 達成年月日 | 達成試合・球場 |
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最年少ファン投票選出 | 17歳 | 尾崎行雄 | 東映フライヤーズ | 1962年 | |
最年長ファン投票選出 | 43歳 | 門田博光 | 福岡ダイエーホークス | 1991年 | |
最年長出場選手 | 45歳 | 野村克也 | 西武ライオンズ | 1980年7月22日 | 第3戦・後楽園球場 |
最年少本塁打 | 18歳11ヶ月 | 清原和博 | 西武ライオンズ | 1986年7月20日 | 第2戦・大阪球場 |
最年長本塁打 | 43歳5ヶ月 | 門田博光 | 福岡ダイエーホークス | 1991年7月24日 | 第2戦・広島市民球場 |
最年少MVP | 18歳11ヶ月 | 清原和博 | 西武ライオンズ | 1986年7月20日 | 第2戦・大阪球場 |
最年少登板投手 | 17歳10ヶ月 | 尾崎行雄 | 東映フライヤーズ | 1962年7月24日 | 第1戦・平和台球場 |
最年長登板投手 | 43歳3ヶ月 | 上原浩治 | 読売ジャイアンツ | 2018年7月14日 | 第2戦・リブワーク藤崎台球場 |
最年少勝利投手 | 17歳10ヶ月 | 尾崎行雄 | 東映フライヤーズ | 1962年7月26日 | 第2戦・広島市民球場 |
最年長勝利投手 | 39歳8ヶ月 | 村田兆治 | ロッテオリオンズ | 1989年7月25日 | 第1戦・神宮球場 |
最年少敗戦投手 | 18歳8ヶ月 | 田中将大 | 東北楽天ゴールデンイーグルス | 2007年7月21日 | 第2戦・フルキャストスタジアム宮城 |
最多通算記録
記録 | 数 | 選手 | 達成までの所属球団 |
---|---|---|---|
通算試合出場 | 58 | 王貞治 | 巨人 |
通算MVP | 7 | 清原和博 | 西武 - 巨人 |
通算安打 | 48 | 野村克也 | 南海、西武 |
通算二塁打 | 15 | ||
通算三塁打 | 4 | 柴田勲 | 巨人 |
通算打点 | 34 | 清原和博 | 西武 - 巨人 |
通算得点 | 26 | 福本豊 | 阪急 |
清原和博 | 西武 - 巨人 | ||
通算本塁打 | 14 | 山本浩二 | 広島 |
通算盗塁 | 17 | 福本豊 | 阪急 |
通算四死球 | 33 | 王貞治 | 巨人 |
通算三振 | 38 | 清原和博 | 西武 - 巨人 - オリックス |
通算登板 | 28 | 金田正一 | 国鉄 - 巨人 |
通算登板イニング | 64回2/3 | ||
通算奪三振 | 84 | ||
通算勝利投手 | 7 | 山田久志 | 阪急 |
通算セーブ | 6 | 江夏豊 | 広島 - 日本ハム |
通算敗戦投手 | 4 | 金田正一 | 国鉄 |
最多連続記録
記録 | 数 | 選手 | 所属球団 | 達成年月日・達成試合・球場 |
---|---|---|---|---|
連続フル出場試合 | 17 | イチロー | オリックス・ブルーウェーブ | 1994年7月19日・第1戦・西武球場 - 2000年7月26日・第3戦・長崎県営野球場 |
連続打数安打(同一年) | 6 | ロベルト・ペタジーニ | ヤクルトスワローズ | 2001年7月22日・第2戦・横浜スタジアム第1打席 - 7月24日・第3戦・札幌ドーム第1打席 |
連続打数安打 | 7 | 近本光司 | 阪神タイガース | 2019年7月13日・第2戦・阪神甲子園球場第1打席 - 2021年7月16日・第1戦・メットライフドーム第2打席 |
連続試合安打 | 11 | イチロー | オリックス・ブルーウェーブ | 1996年7月23日・第3戦・富山アルペンスタジアム - 2000年7月26日・第3戦・長崎県営野球場 |
連続打席本塁打 | 3 | 掛布雅之 | 阪神タイガース | 1978年7月25日・第3戦・後楽園球場 |
連続試合本塁打 | 4 | 松井秀喜 | 読売ジャイアンツ | 1997年7月24日・第2戦・神宮球場 - 1999年7月24日・第1戦・西武ドーム |
連続三振 | 4 | 江藤智 | 広島東洋カープ | 1993年7月21日・第2戦・グリーンスタジアム神戸 3 - 1995年7月25日・第1戦・横浜スタジアム 1 |
連続奪三振 | 15 | 江夏豊 | 阪神タイガース | 1970年7月19日・第2戦・大阪球場 5 - 1971年7月17日・第1戦・阪急西宮球場 9 - 1971年7月20日・第3戦・後楽園球場 1 |
1試合チーム記録
記録 | 数 | チーム | 達成年月日 | 達成試合・球場 | 補足 |
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1イニング最多連続安打 | 8 | セ・リーグ | 2011年7月22日 | 第1戦・ナゴヤドーム | |
チーム最多安打 | 23 | 2001年7月22日 | 第2戦・横浜スタジアム | ||
最多安打 | 33 | 1987年7月28日 | 第3戦・阪神甲子園球場 | セ・リーグ 16本、パ・リーグ 17本 | |
チーム最多打点 | 12 | パ・リーグ | 1970年7月18日 | 第1戦・神宮球場 | |
1984年7月21日 | 第1戦・後楽園球場 | ||||
連続得点 | 8 | セ・リーグ | 2011年7月22日 | 第1戦・ナゴヤドーム | |
チーム最多得点 | 14 | パ・リーグ | 1984年7月21日 | 第1戦・後楽園球場 | |
1イニング最多本塁打 | 4 | セ・リーグ | 2011年7月22日 | 第1戦・ナゴヤドーム | 荒木雅博(中日)1本 畠山和洋(ヤクルト)1本 ウラディミール・バレンティン(ヤクルト)1本 長野久義(巨人)1本 |
チーム最多本塁打 | 5 | パ・リーグ | 1987年7月28日 | 第3戦・阪神甲子園球場 | 清原和博(西武)1本 村上隆行(近鉄)2本 リチャード・デービス(近鉄)1本 石嶺和彦(阪急)1本 |
1990年7月25日 | 第2戦・平和台球場 | 清原和博(西武)2本 石嶺和彦(オリックス)1本 大石大二郎(近鉄)1本 鈴木貴久(近鉄)1本 | |||
セ・リーグ | 2019年7月13日 | 第2戦・阪神甲子園球場 | 近本光司(阪神)1本 原口文仁(阪神)1本 梅野隆太郎(阪神)1本 筒香嘉智(DeNA)1本 鈴木誠也(広島)1本 | ||
最多本塁打 | 8 | 1979年7月24日 | 第3戦・神宮球場 | 王貞治(巨人)2本 山本浩二(広島)2本 白仁天(ロッテ)1本 レロン・リー(ロッテ)1本 有藤道世(ロッテ)1本 柏原純一(日本ハム)1本 | |
1987年7月28日 | 第3戦・阪神甲子園球場 | 清原和博(西武)1本 村上隆行(近鉄)2本 リチャード・デービス(近鉄)1本 石嶺和彦(阪急)1本 小早川毅彦(広島)1本 ランディ・バース(阪神)1本 衣笠祥雄(広島)1本 | |||
チーム最多三振 | 16 | パ・リーグ | 1971年7月17日 | 第1戦・阪急西宮球場 | |
チーム最少三振 | 0 | セ・リーグ | 2008年8月1日 | 第2戦・横浜スタジアム | |
最少三振 | 3 | セ・リーグ 0、パ・リーグ 3 | |||
継投による無安打無得点 | セ・リーグ | 1971年7月17日 | 第1戦・阪急西宮球場 | 江夏豊(阪神) 渡辺秀武(巨人) 高橋一三(巨人) 水谷寿伸(中日) 小谷正勝(大洋) | |
最多継投人数 | 11 | パ・リーグ | 2022年7月27日 | 第2戦・松山中央公園野球場 | 佐々木朗希(ロッテ) 本田圭佑(西武) 山本由伸(オリックス) 東浜巨(ソフトバンク) 小野郁(ロッテ) 水上由伸(西武) 岸孝之(楽天) 伊藤大海(日本ハム) リバン・モイネロ(ソフトバンク) 松井裕樹(楽天) 益田直也(ロッテ) |
1試合個人記録
記録 | 数 | 選手 | 所属球団 | 達成年月日 | 達成試合・球場 | 補足 |
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最多安打 | 5 | ロベルト・ペタジーニ | ヤクルトスワローズ | 2001年7月22日 | 第2戦・横浜スタジアム | ※1 |
近本光司 | 阪神タイガース | 2019年7月13日 | 第2戦・阪神甲子園球場 | |||
最多打点 | 6 | 土井正博 | 近鉄バファローズ | 1967年7月25日 | 第1戦・神宮球場 | |
エイドリアン・ギャレット | 広島東洋カープ | 1978年7月22日 | 第1戦・広島市民球場 | |||
ロバート・ローズ | 横浜ベイスターズ | 1999年7月25日 | 第2戦・阪神甲子園球場 | |||
最多本塁打 | 3 | エイドリアン・ギャレット | 広島東洋カープ | 1978年7月22日 | 第1戦・広島市民球場 | |
掛布雅之 | 阪神タイガース | 1978年7月25日 | 第3戦・後楽園球場 | |||
最多盗塁 | 4 | 松井稼頭央 | 西武ライオンズ | 1997年7月23日 | 第1戦・大阪ドーム | |
最多盗塁補殺 | 3 | 古田敦也 | ヤクルトスワローズ | 1991年7月23日 | 第1戦・東京ドーム | |
最長登板イニング | 5 | 斉藤明夫 | 大洋ホエールズ | 1982年7月25日 | 第2戦・西武ライオンズ球場 | ※2 |
最多奪三振 | 9 | 江夏豊 | 阪神タイガース | 1971年7月17日 | 第1戦・阪急西宮球場 | |
連続奪三振 | ※3 | |||||
最多三振 | 3 | 土井正博 | 近鉄バファローズ | |||
江藤智 | 広島東洋カープ | 1993年7月21日 | 第2戦・グリーンスタジアム神戸 | |||
最多失点 | 9 | 武田勝 | 北海道日本ハムファイターズ | 2011年7月22日 | 第1戦・ナゴヤドーム | |
最多自責点 | ||||||
最多被安打 | 11 | 成瀬善久 | 千葉ロッテマリーンズ | 2008年8月1日 | 第2戦・横浜スタジアム | |
最多被本塁打 | 4 | 武田勝 | 北海道日本ハムファイターズ | 2011年7月22日 | 第1戦・ナゴヤドーム |
※1:第1打席から2安打、四球を挟んで第4 - 6打席までの計5安打。
※2:通常1投手3イニングまでの登板とされているが、延長戦に入った場合はその規定の対象外となっていたため。
※3:江夏は1970年のオールスター登板を5連続奪三振で終えており、当該試合を経て第3戦の6回に登板。1三振(江藤慎一)を奪ったのち、野村克也にセカンドゴロで阻止されるまで、3試合合計で15連続奪三振を達成したことになる。
その他
記録 | 選手 | 所属球団 | 達成年月日 | 達成試合・球場 | 補足 |
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最短試合 1時間46分 | 1953年7月6日 | 第2戦・阪神甲子園球場 | セ2-0パ | ||
最長試合 3時間15分 (9イニング) |
1970年7月18日 | 第1戦・神宮球場 | セ9-13パ | ||
最長試合 4時間30分 (延長21回) |
1952年7月3日 | 第1戦・阪急西宮球場 | セ2-2パ | ||
最多観客 48,671人 | 1951年7月4日 | 第1戦・阪神甲子園球場 | パ1-2セ | ||
最少観客 8,992人 | 2021年7月16日 | 第1戦・メットライフドーム | セ5-4パ | ||
最多観客試合 90,008人 | 2019年7月12日 2019年7月13日 |
第1戦・東京ドーム 44,791人 第2戦・阪神甲子園球場 45,217人 |
第1戦 セ3-6パ 第2戦 セ11-3パ | ||
最少観客試合 23,844人 | 2021年7月16日 2021年7月17日 |
第1戦・メットライフドーム 8,992人 第2戦・楽天生命パーク宮城 14,852人 |
第1戦 セ5-4パ 第2戦 パ4-3セ | ||
コールドゲーム | 2007年7月21日 | 第2戦・フルキャストスタジアム宮城 | ※1 | ||
10代選手の本塁打 | 清原和博 | 西武ライオンズ | 1986年7月20日 | 第2戦・大阪球場 | |
1987年7月28日 | 第3戦・阪神甲子園球場 | ||||
森友哉 | 埼玉西武ライオンズ | 2015年7月18日 | 第2戦・MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島 | ||
満塁本塁打 | 榎本喜八 | 大毎オリオンズ | 1963年7月23日 | 第2戦・東京スタジアム | ※2 |
大杉勝男 | 東映フライヤーズ | 1967年7月27日 | 第3戦・大阪球場 | ※3 | |
ランニング本塁打 | 半田春夫 | 南海ホークス | 1960年7月26日 | 第2戦・後楽園球場 | |
遠井吾郎 | 阪神タイガース | 1970年7月21日 | 第3戦・広島市民球場 | ||
藤原満 | 南海ホークス | 1978年7月25日 | 第3戦・後楽園球場 | ||
大友進 | 西武ライオンズ | 1999年7月24日 | 第1戦・西武ドーム | ||
代打逆転サヨナラ本塁打 | 高井保弘 | 阪急ブレーブス | 1974年7月21日 | 第1戦・後楽園球場 | ※4 |
投手による本塁打 | 巽一 | 国鉄スワローズ | 1960年7月27日 | 第3戦・後楽園球場 | |
江夏豊 | 阪神タイガース | 1971年7月17日 | 第1戦・阪急西宮球場 | ||
投手によるサヨナラ打(犠飛) | 水野雄仁 | 読売ジャイアンツ | 1988年7月26日 | 第3戦・東京ドーム | ※5 |
サイクル安打 | 古田敦也 | ヤクルトスワローズ | 1992年7月19日 | 第2戦・千葉マリンスタジアム | |
近本光司 | 阪神タイガース | 2019年7月13日 | 第2戦・阪神甲子園球場 | ※6 | |
単独ホームスチール | SHINJO | 北海道日本ハムファイターズ | 2004年7月11日 | 第2戦・長野オリンピックスタジアム | |
最速球速 163km/h | チアゴ・ビエイラ | 読売ジャイアンツ | 2021年7月16日 | 第1戦・メットライフドーム | ※7 |
※1:8回表降雨コールド パ5 – 11セ
※2:1回裏2死満塁 投手・稲川誠(大洋)
※3:4回裏2死満塁 投手・江夏豊(阪神)
※4:9回裏1死一塁 投手・松岡弘(ヤクルト)
※5:3 – 3で迎えた延長12回裏無死一・三塁、打順は投手の中山裕章(大洋)。野手は全て出場していたため、セ・リーグの王監督が投手の中でも打撃の良い水野を代打起用し、センターにサヨナラ犠牲フライを打った。同様の理由で、1980年7月22日第3戦(後楽園球場)、2 – 1で迎えた9回表パ・リーグの攻撃2死満塁の場面で、松沼博久(西武)の代打にパ・リーグの西本幸雄監督(近鉄)が山内新一(南海)を送ったことがあったが、セ・リーグの抑えの江夏豊(広島)に三振に打ち取られた[注釈 18]。
※6:ルーキーイヤーでの達成(史上初)。
※7:3番ブランドン・レアードへの1, 3, 4球目(結果はストライク,ファウル,空振り三振)と4番島内宏明への1球目(中前打)の計4球で記録。
テレビ・ラジオ放送
現在は日本国内でのみ地上波放送・衛星放送ともに民放が中継している。NHKでもかつてはテレビ・ラジオ両方で放送していたが、冠大会の制約から(冠スポンサーのCMを流さなくてはならない)広告・宣伝放送を禁止した放送法83条に抵触するため、テレビは1994年、ラジオは2003年を最後に撤退(ラジオ放送で地元向けの放送が行われることはある)。民放ではかつて全国ネットワークを持つ4系列局[注釈 19]が放映権を獲得し、1989年までは系列局同士による並列放送も行われていた。その後、日本テレビは2009年の第1戦、TBSテレビは2011年の第1戦、フジテレビは2013年の第3戦[注釈 20]を最後に中継から撤退しており、2014年以降は全カードテレビ朝日系列で放送している[注釈 21]。
オールスターゲームがデーゲーム開催となり、全国高等学校野球選手権地方大会が重複する場合は、重複する地区だけ地方大会の中継に差し替えられる場合がある。
オールスターゲームの地上波テレビ中継の視聴率
視聴率は1970年代末期から1980年代までは30%台を記録し、1990年代までは20%台をキープしていたが、2000年代以降は10%台に下がる傾向にあり、2007年第2戦では初の1桁を記録した。2014年には第1戦で初めて1桁を出しており、2019年以降は2戦とも1桁を記録している。
いずれもビデオリサーチ調べ、関東地区・世帯・リアルタイム。
- 高視聴率の試合
- 1978年:第1戦(7月22日、TBS系)34.6%
- 1979年:第1戦(7月21日、TBS系)34.6%、第2戦(7月22日、TBS系)32.9%、第3戦(7月24日、フジテレビ系)33.5%
- 1981年:第2戦(7月26日、TBS系)32.8%、第3戦(7月28日、フジテレビ系)29.8%
- 1983年:第1戦(7月23日、フジテレビ系)32.5%、第2戦(7月24日、フジテレビ系)32.5%
- 1984年:第1戦(7月21日、日本テレビ系)30.9%
- 1988年:第1戦(7月24日、フジテレビ系)30.5%
- 1998年以降の視聴率
第1戦 | 第2戦 | 第3戦 | |||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
開催年 | 開催日 | 放送局 | 視聴率※2 | 開催日 | 放送局 | 視聴率※2 | 開催日 | 放送局 | 視聴率※2 |
1998年 | 7月22日 | TBS系 | 21.2% | 7月23日 | TBS系 | 21.0% | |||
1999年 | 7月24日 | テレ朝系 | 27.6% | 7月25日 | テレ朝系 | 23.6% | 7月27日 | フジ系 | 16.7% |
2000年 | 7月22日 | 日テレ系 | 22.0% | 7月23日 | フジ系 | 22.0% | 7月26日 | 日テレ系 | 19.8% |
2001年 | 7月21日 | フジ系 ※1 | 15.2% | 7月22日 | TBS系 | 16.0% | 7月24日 | 14.5% | |
2002年 | 7月12日 | テレ朝系 | 16.3% | 7月13日 | 日テレ系 | 18.1% | |||
2003年 | 7月15日 | 14.7% | 7月16日 | TBS系 | 14.3% | ||||
2004年 | 7月10日 | フジ系 | 14.7% | 7月11日 | 15.4% | ||||
2005年 | 7月22日 | テレ朝系 | 11.9% | 7月23日 | テレ朝系 | 10.3% | |||
2006年 | 7月21日 | フジ系 | 12.6% | 7月23日 | TBS系 | 12.2% | |||
2007年 | 7月20日 | 日テレ系 | 13.5% | 7月21日 | 8.2% | ||||
2008年 | 7月31日 | フジ系 | 11.4% | 8月1日 | 11.3% | ||||
2009年 | 7月24日 | 日テレ系 | 14.8% | 7月25日 | 11.7% | ||||
2010年 | 7月23日 | テレ朝系 | 11.1% | 7月24日 | テレ朝系 | 9.5% | |||
2011年 | 7月22日 | TBS系 | 13.0% | 7月23日 | 8.6% | 7月24日 | テレ朝系 | 7.4% | |
2012年 | 7月20日 | テレ朝系 | 10.8% | 7月21日 | 10.8% | 7月23日 | フジ系 | 9.6% | |
2013年 | 7月19日 | 12.5% | 7月20日 | 11.5% | 7月22日 | 9.8% | |||
2014年 | 7月18日 | 9.7% | 7月19日 | 10.5% | |||||
2015年 | 7月17日 | 10.5% | 7月18日 | 9.9% | |||||
2016年 | 7月15日 | 10.7% | 7月16日 | 11.0% | |||||
2017年 | 7月14日 | 10.5% | 7月15日 | 8.1% | |||||
2018年 | 7月13日 | 11.6% | 7月14日 | 9.8% | |||||
2019年 | 7月12日 | 9.1% | 7月13日 | 9.0% | |||||
2021年 | 7月16日 | 9.0% | 7月17日 | 8.1% |
(「日テレ」は日本テレビ放送網、「テレ朝」はテレビ朝日、「フジ」はフジテレビジョンの略)
※1:『FNS ALLSTARS27時間笑いの夢列島』内で放送。
※2:数値はビデオリサーチ調べ、関東地区・世帯・リアルタイム。
注釈
- ^ 2005年より東北楽天ゴールデンイーグルスの専用球場となったため、地方開催として扱われなくなった。以降2007年、2011年、2021年にオールスター戦を開催。
- ^ 東北野球企業が興行面で協力。
- ^ 2004年より北海道日本ハムファイターズの専用球場となったため、地方開催として扱われなくなった。以降2009年と2013年にオールスター戦を開催。
- ^ 場内アナウンス(ウグイス嬢)は読売ジャイアンツの球団職員が担当。これは同球場が巨人のキャンプ地であったため。
- ^ セ・リーグのホーム扱いではあるが、スタジアムDJは藤澤翼が担当。
- ^ 2008年に地方開催がなかったのは、新潟の開催辞退が影響したものである。
- ^ 前者の例として2012年に全セ監督を務めた中日監督の高木守道、後者の例として2018年全パコーチを務めた楽天監督代行の平石洋介。
- ^ 2003年から2007年までは1日5回まで[6][7]。2008年以降は1日1回まで[8]。
- ^ 2005年までは三洋電機商品取り扱い店でも公式投票はがきを配布していた[9]。
- ^ 2020年は新型コロナウイルス感染症の影響でオールスターゲーム自体が中止となった。プラスワン投票が行われる予定であったかは不明。
- ^ 2010年は60回目を記念してロゴの下に60th All-starと表記。
- ^ 2012、2013年のロゴの周りに開催地を模した星が描かれた。
- ^ 星のみ変更。
- ^ 参考例として、2017年に小林誠司がオールスター前に本塁打を1本も放っていなかったが、第2戦で本塁打を放ち、高橋由伸監督(当時)ががっくりするシーンがある。
- ^ 過去に冠協賛がなかった時代には自動車が各試合のMVP副賞として贈呈されたことがある。
- ^ 2011年の場合は「今後発売されるSKYACTIV TECHNOLOGY」搭載車」としており、開催時に「SKYACTIV TECHNOLOGY」が搭載されていた車はデミオ 13-SKYACTIVだけであったためデミオが賞品イメージ車両として球場に展示されていた。よってデミオが商品だったわけではない。2012年はSKYACTIV TECHNOLOGY搭載の「デミオ」「アクセラ」「CX-5」のいずれか1台、2014年は「アテンザ」「アクセラ」「CX-5」のいずれか1台、2016年は「ロードスター」「CX-3」「デミオ」「アクセラ」「アテンザ」「CX-5」のいずれか1台が贈呈された。
- ^ 2018年は制限時間が3分間、球数には制限がなかった[13]。
- ^ 無死満塁で登板した江夏は、レロン・リー、有藤通世(共にロッテ)、山内を3者連続三振に討ち取り、先制打を打った真弓明信と本塁打を打った掛布雅之(共に阪神)を抑えてMVPを獲得した。これは“9連続三振の再現”“前年の日本シリーズ(江夏の21球)の再現”と話題になった。
- ^ テレビ東京は系列局のなかった1971年の第2戦のみ中継実績がある。詳しくは当該項目参照。
- ^ フジテレビは末期3戦開催時の地方開催分のみ担当していたため、今後3戦開催の際に同様に地方開催分を再度担当するかは不明。
- ^ テレビ朝日での放送は、資本関係上通常は放映権を保持していない中日の主管分や、一時放映権を保有した後に撤退した巨人およびDeNAの主管分も含まれている。また、長らく毎日放送→朝日放送テレビの主導で制作していた阪神およびオリックスの主管分も2012年以降はテレビ朝日の主導による制作に移行している(逆に、バラエティ番組では『M-1グランプリ』でテレビ朝日の施設を会場として使用しながら、朝日放送テレビ〈と吉本興業〉の主催・制作で放送している)。
出典
- ^ “球宴試合増も…年金財源確保策として検討”. スポーツニッポン. (2010年10月22日) 2011年7月6日閲覧。[リンク切れ] “球宴は1増の3試合実施へ…NPBの収益増目的”. スポーツニッポン. 共同通信. (2011年1月20日) 2011年7月6日閲覧。 “球宴、今夏は3試合に NPBの収益増が目的”. 47NEWS. 共同通信. (2011年3月1日) 2011年7月6日閲覧。
- ^ 江尻良文 (2011年3月2日). “時代と逆行の球宴3試合 増やした理由が変わっていた”. 夕刊フジ 2011年7月6日閲覧。
- ^ a b “プロ野球 18年熊本でオールスター第2戦開催を発表 復興支援一環”. スポーツニッポン(スポニチannex) (スポーツニッポン新聞社). (2017年3月30日) 2017年3月30日閲覧。
- ^ “プロ野球 オールスター中止を発表、フレッシュ球宴も 開幕は「来月の半ば、下旬のどこかで」”. スポニチ. (2020年5月11日) 2020年5月11日閲覧。
- ^ 選手間投票 | マツダオールスターゲーム2008 | NPB.jp 日本野球機構
- ^ ファン投票 | 2003サンヨーオールスターゲーム | NPB.jp 日本野球機構
- ^ ファン投票 | 2007ガリバーオールスターゲーム | NPB.jp 日本野球機構
- ^ ファン投票 | マツダオールスターゲーム2008 | NPB.jp 日本野球機構
- ^ ファン投票 | 2005サンヨーオールスターゲーム | NPB.jp 日本野球機構
- ^ “野球協約を一部改定 脳振とうの球宴辞退はペナルティー適用外”. スポーツニッポン. (2019年1月21日) 2019年6月28日閲覧。
- ^ “悪質すぎる「川崎祭り」、日本ハムの球宴ジャック…オールスターファン投票事件簿”. 週刊新潮. p. 1 (2021年6月21日). 2021年6月21日閲覧。
- ^ 実施要項 | ホームランダービー | マイナビオールスターゲーム2019(日本野球機構)
- ^ http://npb.jp/allstar/2018/homerun.html 実施要項 | ホームランダービー | マイナビオールスターゲーム2018](日本野球機構)
- ^ “【球宴】阪神から史上最多10人!近本光司が個人最多得票/ファン投票選出一覧”. 日刊スポーツ. (2023年6月28日) 2023年6月28日閲覧。
- ^ “【阪神】右肋骨骨折の近本光司とファーム再調整中の湯浅京己の2人の球宴辞退をNPBが発表”. 日刊スポーツ. (2023年7月10日) 2023年7月14日閲覧。
- ^ “来季交流戦開幕前に「特別試合」開催へ”. サンケイスポーツ. (2011年6月16日) 2011年6月22日閲覧。
- ^ “プロ野球:ドラフト優先権はパ オールスターで決まらず”. 毎日新聞. (2013年8月22日) 2015年6月16日閲覧。
- ^ ダイヤモンドの人間学(広澤克実)「選手も興味薄れる? オールスター戦の課題」 - 日本経済新聞(2013年7月14日) 2016年10月20日閲覧。
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