sql dependency

.NET Framework クラス ライブラリ リファレンス

SqlDependency イベント

パブリック イベント

	名前	説明
	OnChange	この SqlDependency オブジェクトに関連付けられた、いずれかのコマンドに対する通知を受け取った場合に発生します。

参照

関連項目

SqlDependency クラス
System.Data.SqlClient 名前空間

その他の技術情報

クエリ通知機能の使用

SqlDependency クラス

メモ : このクラスは、.NET Framework version 2.0 で新しく追加されたものです。

SqlDependency オブジェクトは、アプリケーションと SQL Server 2005 のインスタンス間のクエリ通知の依存関係を表します。アプリケーションは SqlDependency オブジェクトを作成し、OnChangeEventHandler イベント ハンドラを使用して通知を受け取るように登録できます。

名前空間: System.Data.SqlClient
アセンブリ: System.Data (system.data.dll 内)
構文

Visual Basic (宣言)

Public NotInheritable Class
 SqlDependency

Visual Basic (使用法)

Dim instance As SqlDependency

C#

public sealed class SqlDependency

C++

public ref class SqlDependency sealed

J#

public final class SqlDependency

JScript

public final class SqlDependency

解説

SqlDependency は、ASP.NET アプリケーションや中間層サービスが特定の情報をメモリ中にキャッシュしておく必要があるときに、キャッシュを使用する場合に最適です。SqlDependency を使用すると、データベース中の元のデータが変更になったためキャッシュがリフレッシュされる可能性がある場合に通知を受け取ることができます。

依存関係を設定するには、SqlDependency オブジェクトを 1 つ以上の SqlCommand オブジェクトに関連付ける必要があります。通知を受け取るには、OnChange イベントにサブスクライブする必要があります。通知のクエリを作成するための要件の詳細については、SQL Server Books Online の「クエリ通知の作成」を参照してください。

メモ
SqlDependency は、データベースに対してアクティブな依存関係を持つサーバーが比較的少ない場合の、ASP.NET または中間層サービスでの使用を意図してデザインされています。単一のデータベース サーバーに対する SqlDependency オブジェクトが何百または何千ものクライアント コンピュータに設定されているようなクライアント アプリケーションで使用するためのものではありません。

SqlDependency には、.NET Framework Version 2.0 と SQL Server 2005 が必要です。詳細については、「クエリ通知機能の使用」および SQL Server Books Online の「通知ソリューションの作成」を参照してください。

メモ
OnChange イベントは、コマンド実行が開始されたスレッドとは異なるスレッドで生成される場合があります。詳細と使用例については、「Windows アプリケーションでの SqlDependency の使用」を参照してください。

継承階層

System.Object
  System.Data.SqlClient.SqlDependency

スレッド セーフ

この型の public static (Visual Basic では Shared) メンバはすべて、スレッド セーフです。インスタンス メンバの場合は、スレッド セーフであるとは限りません。

プラットフォーム

Windows 98, Windows 2000 SP4, Windows Millennium Edition, Windows Server 2003, Windows XP Media Center Edition, Windows XP Professional x64 Edition, Windows XP SP2, Windows XP Starter Edition

開発プラットフォームの中には、.NET Framework によってサポートされていないバージョンがあります。サポートされているバージョンについては、「システム要件」を参照してください。

バージョン情報

.NET Framework
サポート対象 : 2.0

参照

関連項目
SqlDependency メンバ
System.Data.SqlClient 名前空間
その他の技術情報
クエリ通知機能の使用

SqlDependency コンストラクタ ()

メモ : このコンストラクタは、.NET Framework version 2.0 で新しく追加されたものです。

既定の設定を使用して、SqlDependency クラスの新しいインスタンスを作成します。

名前空間: System.Data.SqlClient
アセンブリ: System.Data (system.data.dll 内)
構文

Visual Basic (宣言)

Public Sub New

Visual Basic (使用法)

Dim instance As New SqlDependency

C#

public SqlDependency ()

C++

public:
SqlDependency ()

J#

public SqlDependency ()

JScript

public function SqlDependency ()

解説

このコンストラクタは、既定の Service Broker のサービス名とタイムアウトを使用して、SqlDependency オブジェクトを初期化します。構築後のどこかの時点で、AddCommandDependency メソッドを使用し、1 つ以上のコマンドをこの SqlDependency オブジェクトに関連付ける必要があります。

プラットフォーム

Windows 98, Windows 2000 SP4, Windows Millennium Edition, Windows Server 2003, Windows XP Media Center Edition, Windows XP Professional x64 Edition, Windows XP SP2, Windows XP Starter Edition

開発プラットフォームの中には、.NET Framework によってサポートされていないバージョンがあります。サポートされているバージョンについては、「システム要件」を参照してください。

バージョン情報

.NET Framework
サポート対象 : 2.0

参照

関連項目
SqlDependency クラス
SqlDependency メンバ
System.Data.SqlClient 名前空間
その他の技術情報
クエリ通知機能の使用

SqlDependency コンストラクタ (SqlCommand, String, Int32)

メモ : このコンストラクタは、.NET Framework version 2.0 で新しく追加されたものです。

SqlDependency クラスの新しいインスタンスを作成し、SqlCommand パラメータに関連付けます。通知オプションとタイムアウト値も指定します。

名前空間: System.Data.SqlClient
アセンブリ: System.Data (system.data.dll 内)
構文

Visual Basic (宣言)

Public Sub New ( _
    command As SqlCommand, _
    options As String, _
    timeout As Integer _
)

Visual Basic (使用法)

Dim command As SqlCommand
Dim options As String
Dim timeout As Integer

Dim instance As New SqlDependency(command,
 options, timeout)

C#

public SqlDependency (
    SqlCommand command,
    string options,
    int timeout
)

C++

public:
SqlDependency (
    SqlCommand^ command, 
    String^ options, 
    int timeout
)

J#

public SqlDependency (
    SqlCommand command, 
    String options, 
    int timeout
)

JScript

public function SqlDependency (
    command : SqlCommand, 
    options : String, 
    timeout : int
)

パラメータ

command

この SqlDependency オブジェクトに関連付ける SqlCommand オブジェクト。このコンストラクタは、SqlNotificationRequest オブジェクトを設定し、コマンドに関連付けます。

options

この依存関係で使用する通知要求オプション。既定のサービスを使用する場合は null。詳細については、Options のトピックを参照してください。

timeout

この通知のタイムアウト (秒)。既定値は 0 で、サーバーのタイムアウトが使用されることを示します。

例外

例外の種類	条件
ArgumentNullException	command パラメータが NULL です。
ArgumentOutOfRangeException	タイムアウト値が 0 未満です。
InvalidOperationException	SqlCommand オブジェクトには既に Notification プロパティに割り当てられた SqlNotificationRequest オブジェクトがありますが、その SqlNotificationRequest は、この依存関係に関連付けられていません。 SQLCLR 内で SqlDependency インスタンスを作成しようとしました。

プラットフォーム

Windows 98, Windows 2000 SP4, Windows Millennium Edition, Windows Server 2003, Windows XP Media Center Edition, Windows XP Professional x64 Edition, Windows XP SP2, Windows XP Starter Edition

開発プラットフォームの中には、.NET Framework によってサポートされていないバージョンがあります。サポートされているバージョンについては、「システム要件」を参照してください。

バージョン情報

.NET Framework
サポート対象 : 2.0

参照

関連項目
SqlDependency クラス
SqlDependency メンバ
System.Data.SqlClient 名前空間
その他の技術情報
クエリ通知機能の使用

SqlDependency コンストラクタ

SqlDependency クラスの新しいインスタンスを作成します。
オーバーロードの一覧

名前	説明
SqlDependency ()	既定の設定を使用して、SqlDependency クラスの新しいインスタンスを作成します。
SqlDependency (SqlCommand)	SqlDependency クラスの新しいインスタンスを作成し、SqlCommand パラメータに関連付けます。
SqlDependency (SqlCommand, String, Int32)	SqlDependency クラスの新しいインスタンスを作成し、SqlCommand パラメータに関連付けます。通知オプションとタイムアウト値も指定します。

参照

関連項目

SqlDependency クラス
SqlDependency メンバ
System.Data.SqlClient 名前空間

その他の技術情報

クエリ通知機能の使用

SqlDependency コンストラクタ (SqlCommand)

メモ : このコンストラクタは、.NET Framework version 2.0 で新しく追加されたものです。

SqlDependency クラスの新しいインスタンスを作成し、SqlCommand パラメータに関連付けます。

名前空間: System.Data.SqlClient
アセンブリ: System.Data (system.data.dll 内)
構文

Visual Basic (宣言)

Public Sub New ( _
    command As SqlCommand _
)

Visual Basic (使用法)

Dim command As SqlCommand

Dim instance As New SqlDependency(command)

C#

public SqlDependency (
    SqlCommand command
)

C++

public:
SqlDependency (
    SqlCommand^ command
)

J#

public SqlDependency (
    SqlCommand command
)

JScript

public function SqlDependency (
    command : SqlCommand
)

パラメータ

command

この SqlDependency オブジェクトに関連付ける SqlCommand オブジェクト。このコンストラクタは、SqlNotificationRequest オブジェクトを設定し、コマンドに関連付けます。

例外

例外の種類	条件
ArgumentNullException	command パラメータが NULL です。
InvalidOperationException	SqlCommand オブジェクトには既に Notification プロパティに割り当てられた SqlNotificationRequest オブジェクトがありますが、その SqlNotificationRequest は、この依存関係に関連付けられていません。

解説

内部的に、このコンストラクタは SqlNotificationRequest クラスのインスタンスを作成し、SqlCommand オブジェクトに関連付けます。

プラットフォーム

Windows 98, Windows 2000 SP4, Windows Millennium Edition, Windows Server 2003, Windows XP Media Center Edition, Windows XP Professional x64 Edition, Windows XP SP2, Windows XP Starter Edition

開発プラットフォームの中には、.NET Framework によってサポートされていないバージョンがあります。サポートされているバージョンについては、「システム要件」を参照してください。

バージョン情報

.NET Framework
サポート対象 : 2.0

参照

関連項目
SqlDependency クラス
SqlDependency メンバ
System.Data.SqlClient 名前空間
その他の技術情報
クエリ通知機能の使用

SqlDependency プロパティ

パブリック プロパティ

	名前	説明
	HasChanges	依存関係に関連付けられた、いずれかの結果セットが変更されたかどうかを示す値を取得します。
	Id	SqlDependency クラスのこのインスタンスを一意に識別する値を取得します。

参照

関連項目

SqlDependency クラス
System.Data.SqlClient 名前空間

その他の技術情報

クエリ通知機能の使用

SqlDependency メソッド

パブリック メソッド

( プロテクト メソッド も参照)

	名前	説明
	AddCommandDependency	SqlCommand オブジェクトを、この SqlDependency インスタンスに関連付けます。
	Equals	オーバーロードされます。 2 つの Object インスタンスが等しいかどうかを判断します。 ( Object から継承されます。)
	GetHashCode	特定の型のハッシュ関数として機能します。GetHashCode は、ハッシュ アルゴリズムや、ハッシュ テーブルのようなデータ構造での使用に適しています。 ( Object から継承されます。)
	GetType	現在のインスタンスの Type を取得します。 ( Object から継承されます。)
	ReferenceEquals	指定した複数の Object インスタンスが同一かどうかを判断します。 ( Object から継承されます。)
	Start	オーバーロードされます。 依存関係の変更通知を受け取るリスナを開始します。
	Stop	オーバーロードされます。 以前の Start 呼び出しで指定された接続のリスナを停止します。
	ToString	現在の Object を表す String を返します。 ( Object から継承されます。)

プロテクト メソッド

	名前	説明
	Finalize	Object がガベージ コレクションにより収集される前に、その Object がリソースを解放し、その他のクリーンアップ操作を実行できるようにします。 ( Object から継承されます。)
	MemberwiseClone	現在の Object の簡易コピーを作成します。 ( Object から継承されます。)

参照

関連項目

SqlDependency クラス
System.Data.SqlClient 名前空間

その他の技術情報

クエリ通知機能の使用

SqlDependency メンバ

SqlDependency オブジェクトは、アプリケーションと SQL Server 2005 のインスタンス間のクエリ通知の依存関係を表します。アプリケーションは SqlDependency オブジェクトを作成し、OnChangeEventHandler イベント ハンドラを使用して通知を受け取るように登録できます。

SqlDependency データ型で公開されるメンバを以下の表に示します。

パブリック コンストラクタ

	名前	説明
	SqlDependency	オーバーロードされます。 SqlDependency クラスの新しいインスタンスを作成します。

パブリック プロパティ

	名前	説明
	HasChanges	依存関係に関連付けられた、いずれかの結果セットが変更されたかどうかを示す値を取得します。
	Id	SqlDependency クラスのこのインスタンスを一意に識別する値を取得します。

パブリック メソッド

( プロテクト メソッド も参照)

	名前	説明
	AddCommandDependency	SqlCommand オブジェクトを、この SqlDependency インスタンスに関連付けます。
	Equals	オーバーロードされます。 2 つの Object インスタンスが等しいかどうかを判断します。 (Object から継承されます。)
	GetHashCode	特定の型のハッシュ関数として機能します。GetHashCode は、ハッシュ アルゴリズムや、ハッシュ テーブルのようなデータ構造での使用に適しています。 (Object から継承されます。)
	GetType	現在のインスタンスの Type を取得します。 (Object から継承されます。)
	ReferenceEquals	指定した複数の Object インスタンスが同一かどうかを判断します。 (Object から継承されます。)
	Start	オーバーロードされます。 依存関係の変更通知を受け取るリスナを開始します。
	Stop	オーバーロードされます。 以前の Start 呼び出しで指定された接続のリスナを停止します。
	ToString	現在の Object を表す String を返します。 (Object から継承されます。)

プロテクト メソッド

	名前	説明
	Finalize	Object がガベージ コレクションにより収集される前に、その Object がリソースを解放し、その他のクリーンアップ操作を実行できるようにします。 (Object から継承されます。)
	MemberwiseClone	現在の Object の簡易コピーを作成します。 (Object から継承されます。)

パブリック イベント

	名前	説明
	OnChange	この SqlDependency オブジェクトに関連付けられた、いずれかのコマンドに対する通知を受け取った場合に発生します。

参照

関連項目

SqlDependency クラス
System.Data.SqlClient 名前空間

その他の技術情報

クエリ通知機能の使用