fading
「fading」の意味・「fading」とは
「fading」とは、英語の単語で、直訳すると「衰える」や「色あせる」といった意味を持つ。一般的には、物理的な明るさや色彩が徐々に消えていく様子を指すが、抽象的な概念に対しても用いられる。例えば、記憶が薄れていく様子や、人々の関心が次第に失われていく状況などを表現する際にも「fading」が使用される。「fading」の発音・読み方
「fading」の発音は、IPA表記では /ˈfeɪdɪŋ/ となる。IPAのカタカナ読みでは「フェイディング」となり、日本人が発音するカタカナ英語では「フェイディング」と読む。この単語は発音によって意味や品詞が変わるものではない。「fading」の定義を英語で解説
「fading」は、"The act or process of losing brightness or vigor"と定義される。これは、「明るさや活力を失っていく行為や過程」を意味する。例えば、"The fading light of the setting sun"という表現では、「沈む太陽の光が徐々に弱まっていく様子」を指す。「fading」の類語
「fading」の類語としては、「dimming」や「waning」などがある。「dimming」は、光が弱まる、または視界が暗くなることを指し、「waning」は、月の満ち欠けや力・影響力が衰えることを表す。これらの単語も「fading」と同様に、物理的な変化だけでなく抽象的な概念に対しても用いられる。「fading」に関連する用語・表現
「fading」に関連する用語としては、「fade out」や「fade in」がある。「fade out」は、音や映像が徐々に消えていくことを指し、映画や音楽などの分野でよく用いられる。「fade in」はその逆で、音や映像が徐々に現れてくることを表す。「fading」の例文
1. The fading light of the day.(日が暮れて光が次第に消えていく)2. The fading memory of my childhood.(子供の頃の記憶が薄れていく)
3. The fading sound of the train.(電車の音が遠ざかっていく)
4. The fading colors of the autumn leaves.(秋の葉の色が次第に褪せていく)
5. The fading beauty of the old painting.(古い絵の美しさが徐々に失われていく)
6. The fading echoes in the valley.(谷間で響く音が次第に消えていく)
7. The fading hopes for peace.(平和への希望が薄れていく)
8. The fading warmth of the dying fire.(消えゆく火の暖かさが次第に失われていく)
9. The fading scent of the flowers.(花の香りが徐々に消えていく)
10. The fading influence of the old regime.(古い体制の影響力が衰えていく)
フェージング【fading】
フェーディング【fading】
読み方:ふぇーでぃんぐ
フェージング
【英】fading
フェージングとは、無線通信において、時間差をもって到達した電波の波長が干渉し合うことによって電波レベルの強弱に影響を与える現象のことである。
フェージングは、電波が地上の障害物や大気中の電離層などによって反射することによって生じる。あるいは移動体通信においては、送受信する端末そのものが移動することでもフェージングが生じる。時間差を持った波長は合成される際に互いに電波レベルを強めあったり弱めあったりする効果を生む。そのため、AM放送や携帯電話では音声が大きくなったり小さくなったりする現象が頻繁に発生する。
フェージングを抑えるための方法としては、複数の周波数によって伝送された複数の通信波から、受信状態が良いものを選択して利用するダイバーシティ法などがある。
色落ち
着色した印刷物やプラスチック成形品、自動車や看板などの塗装品、染色した衣料などは太陽光や人工の紫外線などに曝されると、顔料や染料が化学変化を起こして変色や退色を起こす。この変退色のことを色落ちという。自動車は長期間にわたり使用されるので、この色落ち性を数年間の屋外暴露や促進耐候性試験で評価したあとに使用される。赤系や黄色系のものは変退色を起こしやすいものが多い。
フェージング
(fading から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/03 14:02 UTC 版)
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フェージング(英語: Fading)とは、無線局の移動や時間経過により、無線局での電波の受信レベルが変動する現象である。「衰調」(すいちょう)とも。
例えば、携帯電話では、中継局との位置関係により、中継局から発射される電波が干渉し受信レベルが変動する。最悪の場合には、通話が途切れる恐れもある。
種類
フェージングには以下のような種類がある。
干渉性フェージング
電波が送信点から受信点に届く経路が複数ある場合に生じる。それぞれの伝播経路の長さが違うことで受信点においてそれぞれの位相がずれ、強めあったり弱めあったりすることが原因である。周波数が高いほど、また移動局の移動速度が速いほどフェージングの変動が速くなる[1]。
偏波性フェージング
電波が送信点から受信点に届く間に、時間とともに偏波面が変化する場合に生じる。電離層に電波が反射するときなどにこの作用を受けることがある。
跳躍性フェージング
電離層で反射した電波を受信している時に生じることがある。電離層の電子密度の変化により、電波が電離層で反射されたり電離層を突き抜けたりすることがある。受信点が送信点から跳躍距離付近にある場合にこの現象を受けやすい。
吸収性フェージング
電離層で反射した電波を受信している時に生じることがある。たとえば、F層で反射した電波を受信する際、送信点から発射された電波はD層およびE層を突き抜けてF層で反射し、再びE層およびD層を突き抜けて受信点に到達する。電波がD層およびE層を突き抜ける際に減衰を受ける。D層またはF層の電子密度が時間とともに変化すると、この減衰量も変化する。これにより、受信点に到達する電波の強さも時間とともに変化する。
選択性フェージング
無線通信に使用する電波は、変調されることにより広がり、周波数帯幅を持つ。明瞭に受信するためには、広がった周波数帯幅の電波すべてを受信できるのが望ましい。伝播経路上に、時間とともに周波数特性が変化する物体がある場合、伝送に必要な周波数帯幅の中で、減衰を受ける周波数帯や減衰量が時間ともに変化する。この作用を受けると、受信点では歪んだ信号を受け取ることになり、明瞭な受信ができなくなる。高速デジタル伝送の場合影響を受けやすい[2]。
K形フェージング
大気屈折率の分布状態が変化して地球の等価半径係数が変化するため、直接波と大地反射波との干渉状態や大地による回折状態が変化して生じる。なお、地球半径に等価半径係数をかけたものを等価地球半径といい、伝搬路を直線とみなして扱うことができる。また、日本の標準伝搬状態では等価半径係数は4/3になる。
シンチレーションフェージング
大気層の揺らぎなどにより部分的に屈折率が変化し、電波の一部が散乱して直接波と干渉するため受信電界強度が比較的短い周期で小幅に変動する。
ダクト形フェージング
大気層の高さによる湿度の急変や温度の逆転層があるとき、ラジオダクトが発生し受信電界強度が不規則に変動する[3]。
出典
関連項目
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