月の満ち欠け
月の公転と太陽の光により地球上での月の見え方は変化する
月は地球のまわりを公転しているため、太陽の光が照らされる部分が地球上では変化して見えます。これを「月の満ち欠け」と呼んでいます。地球から見て、太陽が月を真正面に照らしているときは満月、そこからしだいに左の方へ欠けて細くなり、月が太陽の光の方にくると、月の姿が見えない新月となるわけです。ふつう、新月から次の新月までは29日と12時間かかります。また、季節によって月の通り道も変わっていきます。
月の満ち欠けのようすと月のあらわれる方角
月はもともと黒っぽい色をしており、太陽光の反射により地球上では白く輝いて見えます。月の満ち欠けでは、反射光が見えない月が新月です。新月から右側に月は広がりを見せ、3日後は三日月が、7日前後には半月(上弦の月)になり、14日後には満月となります。満月からしだいに月は右が欠けていき、半月(下弦の月)、29日後には新月へともどります。また、三日月は西に、上弦の月は南、満月は東の空に見えるようになります。
地球上で起こる潮の満ち引きは月などの引力と関係がある
地球上での干潮・満潮は、月などによって起こるといわれてます。月が真上にある海では、海水は月の引力に引き上げられ、盛り上がります。逆に反対側の海では月の引力が弱いため、海水はとり残されます。このような潮の満ち引きのことを、海水が集まった場所を満潮、中間の海では海水が減って干潮と呼んでいます。この潮の満ち引きは、地球の自転とも関係が深く、1つの場所で1日2回起こります。
潮の満ち引きの大きさは、太陽と月の位置によって変化する
月の引力の影響が大きい潮の満ち引きですが、太陽の引力にも影響しています。新月や満月のころになると、太陽と月と地球は一直線上に並ぶため、月と太陽の力が合わさり潮の満ち引きが大きくなります。これを「大潮」といいます。逆に半月のころになると、太陽と月は地球に対して直角になるため、おたがいの力を打ち消し合い、潮の満ち引きも弱くなります。これを「小潮」といいます。このように潮の満ち引きは、月と太陽の位置によって変化します。
月の満ち欠け
月の満ち欠け
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/11 07:28 UTC 版)
アリスの注釈者であるマーティン・ガードナーは、キャロルが月の満ち欠けからチェシャ猫のキャラクターを着想したのではないかという説を紹介している。月の満ち欠けは昔から狂気と結びつけて考えられてきたものであり、また、三日月の形はニヤニヤ笑う口の形そのものである。
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