WebControlAdapter クラス
アセンブリ: System.Web (system.web.dll 内)


WebControl クラスは、Web コントロールの継承元である基本クラスです。このクラスは、すべての Web コントロールに共通の多数のプロパティを定義します。詳細については、「WebControl」を参照してください。
WebControlAdapter オブジェクトは、特定の WebControl クラス、またはブラウザ (またはマークアップ) 固有の処理ができるように実行有効期間中に継承されたメソッドやイベントを置き換えるコンポーネントです。.NET Framework は、単一のコントロール アダプタを、クライアント要求ごとに派生される WebControl オブジェクトに対応付けます。
アダプタは、特定のブラウザまたはブラウザのクラスについてコントロールの動作を変更したり、一部の機能に対しては任意のフィルタとして機能したりします。表示動作の適応性の多くは、HtmlTextWriter クラスから派生した特定のクラスにカプセル化できます。したがって、単一のアダプタをブラウザ クラスの複数の動作に使用することができ、また、HtmlTextWriter クラスに順応性を持たせることによってコントロール アダプタを使用する必要がなくなるとも言えます。
コントロール自体は、必ずしもアダプタを必要としません。コントロールがコンポジションを通じて拡張されている場合、通常は、子コントロールのアダプタで十分です。
各コントロールは、.browser 定義ファイルで明示的にアダプタに対応付けられます。そのため、アダプタとコントロールの対応付けに必要なルックアップを実行する場合、WebControl の Adapter プロパティに対するすべてのアクセスには、.browser 定義ファイルから抽出された HttpBrowserCapabilities オブジェクトが使用されます。
処理中に、.NET Framework が、ターゲット固有のコントロールのオーバーライド可能なメソッドの呼び出しを受け取ります。コントロール アダプタが割り当てられている場合、.NET Framework は、関連付けられているアダプタ メソッドを呼び出します。詳細については、「ControlAdapter」を参照してください。
WebControl の表示は、通常、開始タグ、終了タグ、および開始タグと終了タグの間に配置されるいくつかの内部マークアップで構成されます。これらのタグは、WebControl の作成時に定義されます。詳細については、「WebControl」を参照してください。
開始タグと終了タグは、それぞれ RenderBeginTag メソッドおよび RenderEndTag メソッドで生成されます。内部マークアップは、RenderContents メソッドで生成されます。
Render メソッドは、次の順序で各メソッドを呼び出して、すべてのマークアップを生成します。
-
RenderBeginTag
-
RenderContents
-
RenderEndTag
IsEnabled プロパティは、WebControl およびその親コントロールが有効な場合のみ、true を返します。Control プロパティは、WebControl コントロールへの、厳密に型指定されている参照を返します。


System.Web.UI.Adapters.ControlAdapter
System.Web.UI.WebControls.Adapters.WebControlAdapter
System.Web.UI.WebControls.Adapters.DataBoundControlAdapter
System.Web.UI.WebControls.Adapters.HideDisabledControlAdapter
System.Web.UI.WebControls.Adapters.HierarchicalDataBoundControlAdapter
System.Web.UI.WebControls.Adapters.MenuAdapter


Windows 98, Windows 2000 SP4, Windows Millennium Edition, Windows Server 2003, Windows XP Media Center Edition, Windows XP Professional x64 Edition, Windows XP SP2, Windows XP Starter Edition
開発プラットフォームの中には、.NET Framework によってサポートされていないバージョンがあります。サポートされているバージョンについては、「システム要件」を参照してください。


WebControlAdapter コンストラクタ
アセンブリ: System.Web (system.web.dll 内)



Windows 98, Windows 2000 SP4, Windows Millennium Edition, Windows Server 2003, Windows XP Media Center Edition, Windows XP Professional x64 Edition, Windows XP SP2, Windows XP Starter Edition
開発プラットフォームの中には、.NET Framework によってサポートされていないバージョンがあります。サポートされているバージョンについては、「システム要件」を参照してください。


WebControlAdapter プロパティ

名前 | 説明 | |
---|---|---|
![]() | Browser | 現在の HTTP 要求の作成元であるクライアントのブラウザ機能への参照を取得します。 ( ControlAdapter から継承されます。) |
![]() | Control | このコントロール アダプタの割り当て先 Web コントロールへの参照を取得します。 |
![]() | IsEnabled | Web コントロールおよびそのすべての親コントロールが有効になっているかどうかを示す値を取得します。 |
![]() | Page | このアダプタに関連付けられたコントロールが配置されているページへの参照を取得します。 ( ControlAdapter から継承されます。) |
![]() | PageAdapter | 関連付けられたコントロールが配置されているページのページ アダプタへの参照を取得します。 ( ControlAdapter から継承されます。) |

WebControlAdapter メソッド

名前 | 説明 | |
---|---|---|
![]() | Equals | オーバーロードされます。 2 つの Object インスタンスが等しいかどうかを判断します。 ( Object から継承されます。) |
![]() | GetHashCode | 特定の型のハッシュ関数として機能します。GetHashCode は、ハッシュ アルゴリズムや、ハッシュ テーブルのようなデータ構造での使用に適しています。 ( Object から継承されます。) |
![]() | GetType | 現在のインスタンスの Type を取得します。 ( Object から継承されます。) |
![]() | ReferenceEquals | 指定した複数の Object インスタンスが同一かどうかを判断します。 ( Object から継承されます。) |
![]() | ToString | 現在の Object を表す String を返します。 ( Object から継承されます。) |


WebControlAdapter メンバ
コントロール アダプタが割り当てられている Web コントロールの表示をカスタマイズして、既定のマークアップや特定のブラウザに対する動作を変更します。
WebControlAdapter データ型で公開されるメンバを以下の表に示します。


名前 | 説明 | |
---|---|---|
![]() | Browser | 現在の HTTP 要求の作成元であるクライアントのブラウザ機能への参照を取得します。(ControlAdapter から継承されます。) |
![]() | Control | このコントロール アダプタの割り当て先 Web コントロールへの参照を取得します。 |
![]() | IsEnabled | Web コントロールおよびそのすべての親コントロールが有効になっているかどうかを示す値を取得します。 |
![]() | Page | このアダプタに関連付けられたコントロールが配置されているページへの参照を取得します。(ControlAdapter から継承されます。) |
![]() | PageAdapter | 関連付けられたコントロールが配置されているページのページ アダプタへの参照を取得します。(ControlAdapter から継承されます。) |

名前 | 説明 | |
---|---|---|
![]() | Equals | オーバーロードされます。 2 つの Object インスタンスが等しいかどうかを判断します。 (Object から継承されます。) |
![]() | GetHashCode | 特定の型のハッシュ関数として機能します。GetHashCode は、ハッシュ アルゴリズムや、ハッシュ テーブルのようなデータ構造での使用に適しています。 (Object から継承されます。) |
![]() | GetType | 現在のインスタンスの Type を取得します。 (Object から継承されます。) |
![]() | ReferenceEquals | 指定した複数の Object インスタンスが同一かどうかを判断します。 (Object から継承されます。) |
![]() | ToString | 現在の Object を表す String を返します。 (Object から継承されます。) |


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