True (L'Arc〜en〜Cielのアルバム)
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『True』 | ||||
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L'Arc〜en〜Ciel の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
ジャンル | J-POP ロック |
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時間 | ||||
レーベル | Ki/oon Sony Records | |||
プロデュース | L'Arc〜en〜Ciel 富樫春生、岡野ハジメ 秦野猛行、小西貴雄 西平彰 |
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チャート最高順位 | ||||
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ゴールドディスク | ||||
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L'Arc〜en〜Ciel 年表 | ||||
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『True』収録のシングル | ||||
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『True』(トゥルー) は、L'Arc〜en〜Cielの4作目のアルバム。1996年12月12日発売。発売元はKi/oon Sony Records。
解説
前作『heavenly』以来約1年3ヶ月ぶりとなる4作目のオリジナルアルバム。
翌年の11月4日をもってsakuraがL'Arc〜en〜Cielを脱退したことから、本作はsakura在籍の最後のアルバムとなった。
オリコン週間チャートの初登場順位は2位であったが、発売6週目で1位を獲得、その後もチャートインし続け、最終的にシングル、アルバム通じて初のミリオンセラーを達成した。また、登場回数は110週となり、発売年、発売翌年の年間アルバムチャートでTOP100位内 (1997年度では約103万枚、1998年度では約25万枚) を記録し、ラルク史上最長のロングヒットとなった。
当時までとは異なったポップ色の強いアルバムの方向性への批判に対し、当時tetsuyaは「僕たちのことを何も知らなかったんだ。僕と価値観が合わない」と発言している。また、後年にhydeは本作について、「L'Arc〜en〜Cielの前期の集大成[1]」と振り返っている。さらに、後にバンドに加入するyukihiroは、当時本作を聴き「こういう曲もやるバンドなんだ!って、凄く新鮮だった[1]」と述べている。
前作までほとんど自身達で行っていた編曲は、多数のアレンジャーとの共同作業となり、2005年頃まで専属となっていた岡野ハジメとは、このアルバムが出会いとなった。
初回限定仕様はスーパーピクチャーレーベル。
収録曲
- Fare Well
- Caress of Venus
- 作詞:hyde / 作曲:ken / 編曲:L'Arc〜en〜Ciel & Hajime Okano
- ライブでは定番となっている曲。アルバム発売から約10年後の2006年10月13日に放送されたテレビ朝日系番組『ミュージックステーション』でTV初披露された。ベストアルバム『The Best of L'Arc〜en〜Ciel 1994-1998』には、ミックス違い (イントロに「Fare Well」のアウトロが被っていないバージョン) で収録されている。
- Round and Round
- 作詞・作曲:hyde / 編曲:L'Arc〜en〜Ciel & Takeyuki Hatano
- hydeがタイトルから決めたといわれる曲。神に遊ばれている人類の姿を唄っている。実際の歌とブックレットで歌詞の一部が異なる (ブックレットには「大人」と書かれている部分が、hydeは「子供」と歌っている) が、これは誤植ではない。hydeの意図により、ルビが振られなかったため、誤解を招いた。
- 後に、パートチェンジバンドP'UNK〜EN〜CIELでリアレンジされ、25thシングル「Killing Me」のカップリングに収録している。また、日本テレビ系番組『音楽戦士 MUSIC FIGHTER』の企画で青木さやかがキーボード兼コーラスパート担当のP'UNK青木として参加した「〜feat.P'UNK青木」バージョンも同シングルに収録されている。
- flower
- 作詞・作曲:hyde / 編曲:L'Arc〜en〜Ciel & Takao Konishi
- 5thシングル。ベストアルバム『Clicked Singles Best 13』の収録曲を決める投票で1位に輝いた曲。また、2006年に行われたライブ「15th L'Anniversary Live」の演奏曲目リクエスト投票で「the Fourth Avenue Café」に次いで2位を記録した。
- "good-morning Hide"
- 作詞:sakura / 作曲:hyde / 英語訳詞:Atsuko Numazaki & Chieko Nakayama / 編曲:L'Arc〜en〜Ciel & Hajime Okano
- sakuraが作詞した唯一の曲であり、ラルク初の全英語詞でもある。
- 普段のsakuraの言動に興味を示していたhydeが作詞を薦めたという。タイトルのHideはhydeの旧名に由来する。ブックレットには日本語訳も書いてある。
- the Fourth Avenue Café
- 作詞:hyde / 作曲:ken / 編曲:L'Arc〜en〜Ciel & Takeyuki Hatano
- フジテレビ系アニメ『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』のエンディングテーマとしてオンエアされ、シングル化も決まっていた (PVも制作されていた) が、sakuraの逮捕 (sakura逮捕時の流れや概要を参照) によって、白紙化されてしまった不遇の曲。よって、アルバム曲の中では「あなた」と並び知名度は高く、東京スカパラダイスオーケストラが参加したことでも知られている。
- 2006年には1st-14thシングルの再発に合わせて29thシングルとして発売され、ようやく日の目を見たこともあり、同年に行われたライブ「15th L'Anniversary Live」の演奏曲目リクエスト投票で1位に輝いた。
- Lies and Truth ("True" mix)
- 作詞:hyde / 作曲:ken / 編曲:L'Arc〜en〜Ciel & Akira Nishihira
- 風にきえないで ("True" mix)
- 作詞:hyde / 作曲:tetsu / 編曲:L'Arc〜en〜Ciel & Masahide Sakuma
- I Wish
- 作詞:hyde / 作曲:tetsu / 編曲:L'Arc〜en〜Ciel & Takao Konishi
- 仮タイトルは「クリスマス」。歌詞中にクリスマスという単語は入っていないが、「真っ白な天使が舞い降りて」などの歌詞がある。子供達がコーラスに参加している。TBS系番組『COUNT DOWN TV』の「クリスマスに聴きたい曲」アンケートでランクインしたこともある。
- 後に、パートチェンジバンドP'UNK〜EN〜CIELでリアレンジされ、33rdシングル「Hurry Xmas」のカップリングに収録している。このバージョンにはPVも製作されている。
- Dearest Love
- 作詞:hyde / 作曲:tetsu / 編曲:L'Arc〜en〜Ciel & Haruo Togashi
参加ミュージシャン
日本語表記が確認出来ない部分に関しては原文ママとする。
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収録ベストアルバム
- 『Clicked Singles Best 13』 (#4、#7,シングルバージョン)
- 『The Best of L'Arc〜en〜Ciel 1994-1998』 (#2、#4、#6、#7,シングルバージョン、#8,シングルバージョン)
- 『QUADRINITY 〜MEMBER'S BEST SELECTIONS〜』 (#4)
- 『TWENITY 1991-1996』 (#2、#4、#5、#7)
- 『WORLD'S BEST SELECTION』 (#4、#6)
脚注
- ^ a b バンド結成20年の歴史を振り返るメンバー4人ソロインタビュー - ナタリー
- ^ ラルク20周年記念ライブツアーがついにファイナル、京セラドームが大熱狂 - MUSIC-NET(2011年12月5日)
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