TempFileCollection クラス
名前空間: System.CodeDom.Compiler
アセンブリ: System (system.dll 内)
構文
<SerializableAttribute> _ Public Class TempFileCollection Implements ICollection, IEnumerable, IDisposable
[SerializableAttribute] public class TempFileCollection : ICollection, IEnumerable, IDisposable
[SerializableAttribute] public ref class TempFileCollection : ICollection, IEnumerable, IDisposable
/** @attribute SerializableAttribute() */ public class TempFileCollection implements ICollection, IEnumerable, IDisposable
SerializableAttribute public class TempFileCollection implements ICollection, IEnumerable, IDisposable

TempFileCollection を使用して、一意なファイル名を生成し、各ファイルのリストを追跡できます。これは、ICodeCompiler を実装する際に、コンパイラが生成する (使用後に削除される場合のある) 中間ファイルのリストを管理するときに便利です。
一意な名前で一時ファイルを生成するディレクトリを指定するには、該当するオーバーロードされたコンストラクタを使用します。コンストラクタ オーバーロードを使用すると、コレクションが破棄されたときや Delete メソッドが呼び出されたときに、(指定がない場合は AddFile または AddExtension の各メソッドを使用して) コレクションに追加されたファイルを削除するのかどうかを示すこともできます。
AddFile メソッドを使用して、任意のディレクトリにあるファイルを TempFileCollection のインスタンスに追加できます。
特定のファイル拡張子の一時ファイル用に一意な名前を生成するには、AddExtension を呼び出して、生成するファイル名の拡張子を指定します。AddExtension メソッドは、TempDir プロパティで指定されたディレクトリにある、指定された拡張子のファイル名に対応するフル パスを含む文字列を返します。AddExtension メソッドは、ファイル名の拡張子ごとに一意なファイル名を 1 つだけ返します。
AddFile メソッドと AddExtension メソッドはどちらも、コレクションが破棄されたときや、Delete メソッドが呼び出されたときにファイルを削除するのかどうかを指定できるオーバーロードを持っています。
Delete メソッドは、保存対象としてマークされているものを除き、コレクション内のファイルをすべて削除します。
BasePath プロパティは、AddExtension メソッドが返すファイル名の生成に使用される、ファイル名拡張子を除いたベース ファイル名へのフル パスを示します。
![]() |
---|
このクラスには、すべてのメンバに適用されるクラス レベルのリンク確認要求と継承確認要求が格納されます。直前の呼び出し元または派生クラスに完全信頼のアクセス許可がない場合、SecurityException がスローされます。セキュリティ要求の詳細については、「リンク確認要求」および「継承確認要求」を参照してください。 |


System.CodeDom.Compiler.TempFileCollection


Windows 98, Windows 2000 SP4, Windows Millennium Edition, Windows Server 2003, Windows XP Media Center Edition, Windows XP Professional x64 Edition, Windows XP SP2, Windows XP Starter Edition
開発プラットフォームの中には、.NET Framework によってサポートされていないバージョンがあります。サポートされているバージョンについては、「システム要件」を参照してください。


TempFileCollection コンストラクタ ()
TempFileCollection クラスの新しいインスタンスを既定値で初期化します。
名前空間: System.CodeDom.Compiler
アセンブリ: System (system.dll 内)
構文

これは既定のコンストラクタであり、コレクションを既定の設定値で初期化します。既定では、この一時ファイル コレクションは既定の一時ディレクトリにファイルを格納し、一時ファイルが生成および使用された後で、それらのファイルを削除します。

Windows 98, Windows 2000 SP4, Windows Millennium Edition, Windows Server 2003, Windows XP Media Center Edition, Windows XP Professional x64 Edition, Windows XP SP2, Windows XP Starter Edition
開発プラットフォームの中には、.NET Framework によってサポートされていないバージョンがあります。サポートされているバージョンについては、「システム要件」を参照してください。


TempFileCollection コンストラクタ (String)
既定では、一時ファイルを生成して使用した後、それらの一時ファイルを削除するように設定されている一時ディレクトリを使用して、TempFileCollection クラスの新しいインスタンスを初期化します。
名前空間: System.CodeDom.Compiler
アセンブリ: System (system.dll 内)
構文

Windows 98, Windows 2000 SP4, Windows Millennium Edition, Windows Server 2003, Windows XP Media Center Edition, Windows XP Professional x64 Edition, Windows XP SP2, Windows XP Starter Edition
開発プラットフォームの中には、.NET Framework によってサポートされていないバージョンがあります。サポートされているバージョンについては、「システム要件」を参照してください。


TempFileCollection コンストラクタ
TempFileCollection クラスの新しいインスタンスを初期化します。
オーバーロードの一覧
名前 | 説明 |
---|---|
TempFileCollection () | TempFileCollection クラスの新しいインスタンスを既定値で初期化します。 |
TempFileCollection (String) | 既定では、一時ファイルを生成して使用した後、それらの一時ファイルを削除するように設定されている一時ディレクトリを使用して、TempFileCollection クラスの新しいインスタンスを初期化します。 |
TempFileCollection (String, Boolean) | 既定では、指定した一時ディレクトリと、一時ファイルを生成して使用した後でそのファイルを保持するか削除するかを示す値を使用して、TempFileCollection クラスの新しいインスタンスを初期化します。 |

TempFileCollection コンストラクタ (String, Boolean)
既定では、指定した一時ディレクトリと、一時ファイルを生成して使用した後でそのファイルを保持するか削除するかを示す値を使用して、TempFileCollection クラスの新しいインスタンスを初期化します。
名前空間: System.CodeDom.Compiler
アセンブリ: System (system.dll 内)
構文

keepFiles の値は、KeepFiles パラメータを設定するために使用されます。コレクション内の一時ファイルは、コンパイラ アクティビティが完了したときに、コレクション内の KeepFiles プロパティの値に基づいて維持または削除されます。各ファイルがコレクションに追加されると、KeepFiles の現在の値がそのファイルに関連付けられます。ただし、keepFile パラメータを持つメソッドを使用してファイルが追加された場合は、その値がそのファイルに使用されます。KeepFiles が true の場合、Delete メソッドを呼び出すと、KeepFiles の値が true の状態で追加されたファイルも含め、すべてのファイルが削除されます。これにより、コンパイル後、エラー レポートなどのために特定のファイル (維持するファイルとして指定されているファイル) を一時的に保持し、不要になったときに削除できます。

Windows 98, Windows 2000 SP4, Windows Millennium Edition, Windows Server 2003, Windows XP Media Center Edition, Windows XP Professional x64 Edition, Windows XP SP2, Windows XP Starter Edition
開発プラットフォームの中には、.NET Framework によってサポートされていないバージョンがあります。サポートされているバージョンについては、「システム要件」を参照してください。


TempFileCollection プロパティ
名前 | 説明 | |
---|---|---|
![]() | BasePath | コレクションの一時ファイル名を生成するために使用される、一時ディレクトリ パス上の (ファイル名拡張子を除いた) ベース ファイル名へのフル パスを取得します。 |
![]() | Count | コレクション内のファイルの数を取得します。 |
![]() | KeepFiles | Delete メソッドが呼び出されたとき、またはコレクションが破棄されたときに、既定で、ファイルを保持するのかどうかを指定する値を取得または設定します。 |
![]() | TempDir | 一時ファイルの格納場所である一時ディレクトリを取得します。 |

名前 | 説明 | |
---|---|---|
![]() | System.Collections.ICollection.Count | コレクションに格納されている要素の数を取得します。 |
![]() | System.Collections.ICollection.IsSynchronized | コレクションへのアクセスが同期されている (スレッド セーフである) かどうかを示す値を取得します。 |
![]() | System.Collections.ICollection.SyncRoot | コレクションへのアクセスを同期するために使用できるオブジェクトを取得します。 |

TempFileCollection メソッド
名前 | 説明 | |
---|---|---|
![]() | AddExtension | オーバーロードされます。 指定したファイル名拡張子を持つファイル名をコレクションに追加します。 |
![]() | AddFile | コレクションが破棄された後、または Delete メソッドが呼び出された場合にファイルを保持するかどうかを示す指定値を使用して、指定したファイルをコレクションに追加します。 |
![]() | CopyTo | 指定した文字列に、指定したインデックス位置からコレクションのメンバをコピーします。 |
![]() | Delete | このコレクション内の、保持する必要があるとマークされていなかった一時ファイルを削除します。 |
![]() | Equals | オーバーロードされます。 2 つの Object インスタンスが等しいかどうかを判断します。 ( Object から継承されます。) |
![]() | GetEnumerator | コレクションのメンバを列挙できる列挙子を取得します。 |
![]() | GetHashCode | 特定の型のハッシュ関数として機能します。GetHashCode は、ハッシュ アルゴリズムや、ハッシュ テーブルのようなデータ構造での使用に適しています。 ( Object から継承されます。) |
![]() | GetType | 現在のインスタンスの Type を取得します。 ( Object から継承されます。) |
![]() | ReferenceEquals | 指定した複数の Object インスタンスが同一かどうかを判断します。 ( Object から継承されます。) |
![]() | ToString | 現在の Object を表す String を返します。 ( Object から継承されます。) |

名前 | 説明 | |
---|---|---|
![]() | Dispose | TempFileCollection によって使用されているアンマネージ リソースを解放し、オプションでマネージ リソースも解放します。 |
![]() | Finalize | オーバーライドされます。 ガベージ コレクションがこのオブジェクトをクリアする前に一時ファイルの削除を試みます。 |
![]() | MemberwiseClone | 現在の Object の簡易コピーを作成します。 ( Object から継承されます。) |

名前 | 説明 | |
---|---|---|
![]() | System.Collections.ICollection.CopyTo | コレクションの要素を配列にコピーします。コピー操作は、コピー先配列の指定したインデックスから始まります。 |
![]() | System.Collections.IEnumerable.GetEnumerator | コレクションを反復処理する列挙子を返します。 |
![]() | System.IDisposable.Dispose | アンマネージ リソースの解放およびリセットに関連付けられているアプリケーション定義のタスクを実行します。 |

TempFileCollection メンバ
TempFileCollection データ型で公開されるメンバを以下の表に示します。


名前 | 説明 | |
---|---|---|
![]() | BasePath | コレクションの一時ファイル名を生成するために使用される、一時ディレクトリ パス上の (ファイル名拡張子を除いた) ベース ファイル名へのフル パスを取得します。 |
![]() | Count | コレクション内のファイルの数を取得します。 |
![]() | KeepFiles | Delete メソッドが呼び出されたとき、またはコレクションが破棄されたときに、既定で、ファイルを保持するのかどうかを指定する値を取得または設定します。 |
![]() | TempDir | 一時ファイルの格納場所である一時ディレクトリを取得します。 |

名前 | 説明 | |
---|---|---|
![]() | AddExtension | オーバーロードされます。 指定したファイル名拡張子を持つファイル名をコレクションに追加します。 |
![]() | AddFile | コレクションが破棄された後、または Delete メソッドが呼び出された場合にファイルを保持するかどうかを示す指定値を使用して、指定したファイルをコレクションに追加します。 |
![]() | CopyTo | 指定した文字列に、指定したインデックス位置からコレクションのメンバをコピーします。 |
![]() | Delete | このコレクション内の、保持する必要があるとマークされていなかった一時ファイルを削除します。 |
![]() | Equals | オーバーロードされます。 2 つの Object インスタンスが等しいかどうかを判断します。 (Object から継承されます。) |
![]() | GetEnumerator | コレクションのメンバを列挙できる列挙子を取得します。 |
![]() | GetHashCode | 特定の型のハッシュ関数として機能します。GetHashCode は、ハッシュ アルゴリズムや、ハッシュ テーブルのようなデータ構造での使用に適しています。 (Object から継承されます。) |
![]() | GetType | 現在のインスタンスの Type を取得します。 (Object から継承されます。) |
![]() | ReferenceEquals | 指定した複数の Object インスタンスが同一かどうかを判断します。 (Object から継承されます。) |
![]() | ToString | 現在の Object を表す String を返します。 (Object から継承されます。) |

名前 | 説明 | |
---|---|---|
![]() | Dispose | TempFileCollection によって使用されているアンマネージ リソースを解放し、オプションでマネージ リソースも解放します。 |
![]() | Finalize | オーバーライドされます。 ガベージ コレクションがこのオブジェクトをクリアする前に一時ファイルの削除を試みます。 |
![]() | MemberwiseClone | 現在の Object の簡易コピーを作成します。 (Object から継承されます。) |

名前 | 説明 | |
---|---|---|
![]() | System.Collections.ICollection.CopyTo | コレクションの要素を配列にコピーします。コピー操作は、コピー先配列の指定したインデックスから始まります。 |
![]() | System.Collections.IEnumerable.GetEnumerator | コレクションを反復処理する列挙子を返します。 |
![]() | System.IDisposable.Dispose | アンマネージ リソースの解放およびリセットに関連付けられているアプリケーション定義のタスクを実行します。 |
![]() | System.Collections.ICollection.Count | コレクションに格納されている要素の数を取得します。 |
![]() | System.Collections.ICollection.IsSynchronized | コレクションへのアクセスが同期されている (スレッド セーフである) かどうかを示す値を取得します。 |
![]() | System.Collections.ICollection.SyncRoot | コレクションへのアクセスを同期するために使用できるオブジェクトを取得します。 |

- TempFileCollectionのページへのリンク