SD以後とは? わかりやすく解説

SD以後

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/20 07:48 UTC 版)

武者ガンダム」の記事における「SD以後」の解説

武者ガンダム『プラモ狂四郎』完結後も、1987年ガシャポンガシャポン戦士スーパーディフォルメガンダムワールド」MK13『武者ガンダム』、および1988年プラモデルSDガンダム BB戦士No.17『ムシャガンダム』、元祖SDガンダムNo.14『武者精太』としての立体化、また1987年ファミコンソフトSDガンダムワールド ガチャポン戦士 スクランブルウォーズ』でのボスキャラクターとして採用1988年カードダスSDガンダムワールドパート4での「武者ガンダムMk-II』(127)の登場等をそれぞれの契機として、SD体型での商品展開が行なわれることとなった以後次々と武者タイプモビルスーツ立体化されていく。 これと前後して最初武者ガンダムストーリーラインSD戦国伝」が生まれているが、この成り立ちはプラモデルシリーズ「SDガンダム BB戦士」の組立説明書掲載されていた漫画コミックワールド』(MARSHIこと今石進作)を端緒とする。実質上のSD戦国伝第1話と言えるBB戦士No.17『ムシャガンダム』における『コミックワールド第11話七人頑駄無」は本来、今石が後の展開意識せず即興的に描いたものであったが、この設定原型となり以後BB戦士武者七人衆編」シリーズ展開することとなったガンダムに「頑駄無」の字をあてたのも今石の発案である。『コミックワールド』でも武者ガンダムモチーフとしたストーリーは「武者七人衆編」と題され連載形式となり、ここから今石のデザインとともに新たな設定生まれ新商品に繋がるというサイクル自然発生的に生まれている(例えBB戦士No.42として発売される『殺駆三兄弟』の初出BB戦士No.23武者精太』付属の『コミックワールド第17話である)。 同時期、BB戦士のデザインクリンナップを担当した鳥山劣こと横井孝二コミックボンボン誌上でのプラモデルタイアップ作品である連載ギャグ漫画元祖! SDガンダム』に武者ガンダム積極的に描きキャラクター性を拡げていった。しかしこうした現場では『コミックワールド』を描く今石と『元祖! SDガンダム』を描く横井の間に連携はなく、互いに無計画に展開を進めていたという。 こうした一種場当たり的キャラクター展開が進む一方BB戦士販売元バンダイそれまで将来商品展開を総括して整合性のあるストーリーライン纏めるために、コミックボンボン誌と連携し1989年6月号より「SD戦国伝」と題したタイアップ企画展開する。これらは主にボンボン誌上グラビア特集記事の形でイラストプラモデル写真文字情報中心に構成されており、文芸設定レイアップ平松昭彦が担当した。この新設定によって武者ガンダムのみならずそのシリーズ展開自体物語性付与されSDガンダムというジャンルの中から「武者ガンダム」というジャンル独立していった。 またコミックボンボン誌上ではSD戦国伝ストーリーライン平行してプラモデルBB戦士としてのSDガンダム主な題材にした漫画超戦士ガンダム野郎ハイパーせんしガンダムボーイ)』(原作クラフト団作画やまと虹一1989年1月号より)も連載されている。主人公天地大河(あまち・たいが)の愛用しオリジナル武者ガンダム天地大河スペシャル」がBB戦士シリーズで『農丸頑駄無 天地大河スペシャル』として発売されSD戦国伝の世界観の中でも農丸頑駄無デザイン流用されたことに顕著なように、『超戦士ガンダム野郎』とBB戦士シリーズでも密接なタイアップ展開が行なわれた(こうした漫画発の商品展開への流用横井孝二の『元祖! SDガンダム』でも同様であるが、漫画性質BB戦士と「SD戦国伝シリーズへの流入行なわれなかった。他に、BB戦士改造作例紹介記事G研』や、読者公募によるオリジナルSD武者ガンダムカードダスガシャポン多くフィードバックされている)。 やまとは『超戦士ガンダム野郎連載かたわらムック『完全保存SD武者ガンダム百科』(コミックボンボンスペシャル381989年掲載読み切り漫画SD武者ガンダム風雲録』を経て、翌1990年デラックスボンボン創刊とともに同名連載SD武者ガンダム風雲録』(原作クラフト団)を執筆。『コミックワールド』が2ページ1話という性質描ききれなかったSD戦国伝物語を、文芸設定合わせ長編ストーリーとして纏め上げた。また1989年、この連載先行してOVAシリーズ機動戦士SDガンダム』の映画版機動戦士SDガンダムの逆襲』でもオリジナルストーリーSD戦国伝 暴終空(あばおわくう)城の章」としてSD戦国伝の初のアニメ化が行なわれている。翌年1990年にはOVA機動戦士SDガンダム』でもSD戦国伝エピソードアニメ化されている(第3巻第5巻)。 SD戦国伝は「武者七人衆編」終了後続編タイトル次々と発表され、「SD戦国伝3部作続編新SD戦国伝4部作、「超SD戦国伝3部作の全10章構成となり1999年完結した以後シリーズ展開については#ムシャ戦記以降参照)。SD戦国伝シリーズ初期主要なメカデザイン今石進担当したが、後の「SD戦国伝 天下統一編以降レイアップ寺島慎也デザイン加わり、「新SD戦国伝 伝説の大将軍編」からは大半メカデザイン寺島が行なっている。文芸設定担当した平松昭彦は「武者七人衆編」以後、より密にSD戦国伝シリーズ文芸設定担当。「新SD戦国伝 超機動大将軍以降平松代わりレイアップ後輩栗原昌宏が主要なストーリーワークを務めている。やまとによる漫画SD武者ガンダム風雲録」シリーズは「新SD戦国伝 伝説の大将軍編」まで継続し続編新SD戦国伝 七人の超将軍編以降神田正宏が「新武者ガンダムシリーズおよび「超武者ガンダムシリーズとして漫画化行なっている(原作クラフト団)。

※この「SD以後」の解説は、「武者ガンダム」の解説の一部です。
「SD以後」を含む「武者ガンダム」の記事については、「武者ガンダム」の概要を参照ください。

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