SDガンダムワールド ガチャポン戦士 スクランブルウォーズ
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1987年にファミリーコンピュータ ディスクシステム用ゲームソフトとして発売されたシリーズ第一作で、『機動戦士ガンダム』から、当時最新作であった『機動戦士ガンダムΖΖ』までのモビルスーツと戦艦がユニットとして登場している。 内容は青と赤で分けられた勢力をそれぞれプレイヤーまたはCPUが操作し、拠点を確保してユニットを生産しながら敵軍本拠地の占領または敵の全滅を目指すというもの。ゲームはユニットの移動や生産を行うシミュレーションパートと格闘アクションによる戦闘パートに分かれており、ユニット毎に異なる性能が設定されていた。あくまで戦闘は格闘アクションによるものであるため、「高性能なユニットを揃えれば勝てる」という、通常のシミュレーションゲームのセオリーが通用しない。後のシリーズとの違いとして、生産拠点が本拠地の1ヶ所のみ、1ターンで移動出来るユニット数が3機、という点がある。 本作の欠点として、非常に長いCPUの思考時間が挙げられており、ユニット数が多い時などは数十分間待たされてしまうこともあった。 なお本作では10個のマップをプレイすることができるが、最初に発売されたパッケージ販売版(BAN-SGW)と、ディスクライターで供給された「書き換え版」(BAN-SG1)とでは、そのうち5個の内容が変更されており、同一タイトルのゲームであってもバージョンの違いによって異なるマップで遊べるようになっていた。 2004年にファミコンミニのディスクシステムセレクションの一つとしてゲームボーイアドバンスに移植されて再び発売された。その際メディアがロムカセットに変更されたことで画面切り替え時のロード時間が減少されているが、上記のCPU思考時間の長さはそのままの状態で移植されている。 2010年6月15日より、Wiiのバーチャルコンソールで配信開始(マップはパッケージ販売版準拠)。キャラクターゲーム中心であるバンダイ(現・バンダイナムコエンターテインメント)のゲームがバーチャルコンソールで配信されるのは初めてであり、ガンダムシリーズのゲームが配信されるのも初めてである。CPUの思考時間については、WiiリモコンのAボタンを押すことで「加速モード」となり、全ての動作を早くすることで短縮が可能となっている。これはバーチャルコンソール版『ファミコンウォーズ』に搭載されたものと同一である。また、2014年3月19日よりニンテンドー3DSのバーチャルコンソールでも配信が開始された。
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