MLX01とは? わかりやすく解説

MLX01

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/07 04:59 UTC 版)

超電導リニア」の記事における「MLX01」の解説

1996年平成8年)から導入され山梨実験線用に開発され車両先行する宮崎実験線における成果取り入れられ浮上方式底面浮上コイルがある方式対向反発浮上方式)から側壁浮上方式へと大改良が行われた。これに伴い試験軌道設備大改修行われ実用段階向けた最終実験の意味をあらわすExperiment実験)のXが名前に付けられた。大量輸送向けた実験を行うため、本格的な客室スペース用意された。先頭車両形状空気抵抗効果確認のため当初、ダブルカスプ型 (MLX01-1, 4) とエアロウェッジ型 (MLX01-2, 3) の2種類用意され2002年平成14年)には主にトンネル突入時の空気振動低減列車後端位置したときの空力特性改善目的とした超ロングノーズ型 (MLX01-901) が追加された。MLX01のデザイン手銭正道戸谷毅史、松本哲夫よる。製造日本車輌製造および三菱重工業車体長先頭車28 m、標準中間車が21.6 m、長尺中間車が24.3 m。幅は2.9 m、高さ3.32 m。車両連接部に、前後車両またがって1つ台車配置する連接台車採用されている。これは台車客室の距離を離し超電導コイル影響低減させる効果がある。超電導電磁石台車当り2個搭載されている。台車車体本体空気ばねによるサスペンション接続され乗り心地改善図っている。 車体は、アルミニウム合金主体としたセミモノコック構造である。トンネル走行時にかかる外圧変動にも耐えることができる設計となっている。また、空気抵抗を減らすため正面断面積がなるべく小さくなるように、低床車体採用されている。 客室スペースには、座席長尺中間車場合、1両あたり4座席×17列の68席が用意されている。旅客用収納スペースとして天井荷棚用意されている。乗降口初期のMLX01では上下開閉するであったが、MLX01-901では一般の鉄道車両と同じ開閉の扉になっている。また車上電源としては、誘導集電装置またはガスタービン発電を持つ車両がある。 2009年平成21年3月、MLX01-901 と MLX01-22 への改造発表されそれぞれ車号末尾に "A" が付けられた。MLX01-901 は車体長さそのままに、先頭部長さ23 mから15 mに短縮し両者ともに車体上部両端角型にすることで客室空間広くした。 以下の編成それぞれの製造時の初期編成であり、そのまま編成、あるいは組み換え3 - 5編成によって走行試験が行われた。 第1編成 1995年平成7年製造MLX01-1(ダブルカスプ型先頭車甲府方) - 愛知万博愛・地球博)での展示の後、名古屋市港区留置腐食試験)。その後2011年平成23年)に開館したリニア・鉄道館」で展示されている。 MLX01-11(標準中間車) - 2005年平成17年3月廃車 MLX01-2(エアロウェッジ型先頭車東京方 山県立リニア見学センター都留市)に展示第2編成 1997年平成9年製造同年10月25日から翌26日にかけて搬入された。MLX01-3(エアロウェッジ型先頭車甲府方) - 走行試験から外され鉄道総合技術研究所国分寺市)に留置展示) MLX01-21(長尺中間車) MLX01-12(標準中間車) MLX01-4(ダブルカスプ型先頭車東京方) 追加車両 2002年平成14年製造同年6月18日搬入された。先頭車が1両のみであるため単独編成組めない。2009年改造車号末尾に A が追加された。MLX01-901A(超ロングノーズ先頭車甲府方。改造前は MLX01-901) MLX01-22A(長尺中間車改造前は MLX01-22) この9両のうち数両は先に廃車され、2005年度以降実験最大4両の1編成のみで行われた2009年度走行実験用いられるのは MLX01-901A + MLX01-22A + MLX01-12 + MLX01-2 の4両編成となっており、ジェー・アール・アール編『JR電車編成表』でも2010年夏版はこの4両しか記載されていない

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