DS9のオブライエン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/22 07:47 UTC 版)
「マイルズ・オブライエン」の記事における「DS9のオブライエン」の解説
ディープ・スペース・ナイン (DS9) に異動後(士官に昇進出来るチャンスであり、エンタープライズのラ=フォージ少佐と同じ機関主任になれるんだから…と、妻ケイコに力説していた)は技術主任として“何でも屋”のように、あれやこれやと故障の多いDS9の故障箇所を修理する忙しい日々を送る。DS9では「チーフ・オブライエン」と呼ばれていた(原語ではTNGでも「Chief O'Brien」だった)。 途中からDS9所属の宇宙艦「U.S.S.ディファイアント」の機関長も兼任。小さな船体にハイパワーなエンジンと言うアンバランス艦を彼の工夫で安定させるなど職人芸を見せ、機関部でも信頼が厚く、実力は誰もが認めている。カーデシアと連邦の技術を融合させ何とか機能させているDS9のマニュアルはオブライエンの頭の中だけにあり、彼が任務や休暇でステーションを長く空けたりすると、故障が次々と発生してしまう。連邦とカーデシアの技術を苦労して融合させたステーションのシステムを他人に勝手にいじられるのを嫌う。転送事故の処理のために止むを得ずシステムを改変したマイケル・エディングトン少佐は、壁から引きずり出され床にとぐろを巻く大量の配線を見下ろして「チーフが戻ってきたら殺されるな…」と呟いた。下級士官ではあるが、司令官からは常に司令部スタッフの上級士官と同等に扱われるほど信頼されている(DS9登場時は一般隊員から少尉対等に昇格する設定)。 一方で連邦・カーデシア戦争やドミニオン戦争に参加したことから戦闘技術にも長けている。DS9のシーズン4時点の記録によれば235回を数える戦闘経験と15回の表彰を受けており、裁判中の発言とはいえクリンゴンから戦闘のプロフェッショナルとの評価を受けた。その間、妻のケイコに宛てた遺書を11回書いている。 ドクター・ベシアのことを当初は疎ましく思っていたが、妻ケイコが仕事で一時的にDS9を離れた頃から、良い暇つぶし相手となり、やがて親友となっていく。彼とダーツを楽しんだり、ホロデッキ(第2次大戦のパイロットやアラモ砦など)で共に戦うのはDS9でも有名だった。ウォーフとはエンタープライズからの友人で、彼の部屋を気兼ねなく訪ねていたほぼ唯一の人物だが、たまに彼の横暴な態度に呆れ返っているようなシーンもあった。 DS9に赴任後、キラヨシという男の子を授かる。 カヌーが好きで、ちょくちょくホロデッキに行っては怪我をしている。DS9では無実の罪で収監されたり、暴行を受けたり、本物そのままのクローンが死んだり、3回も死んだり、と彼には不幸が降りかかるエピソードが多く、少し可哀そうな男。多少、人見知りする性格で、相手と打ち解けるには少し時間がかかるものの、親切で優しく家族思い。負けず嫌いな性格。射撃や操船技術は高いが、体術は苦手な様子。妻ケイコの尻に敷かれていたり、ジョーク好きの陽気な性格。 アイルランド系だからか、クワークのバーで注文するのはだいたいエール (ビール)である。朝食には「チーフ・スペシャル」と呼ばれる毎回同じメニューを注文している。 ドミニオン戦争終結後、家族とDS9を離れ地球で宇宙艦隊アカデミーの教官になる。 TNGでのゲスト登場回数が多く、DS9では最初から最後までレギュラーだったため、全『スタートレック』シリーズを通して2番目に登場回数が多いキャラクターとなった(1位はウォーフ)。
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