D5000番台シリーズ
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「ニコンのデジタル一眼レフカメラ製品一覧」の記事における「D5000番台シリーズ」の解説
D3000番台より上位に位置するモデル。ガイドモードは搭載しないが、バリアングル液晶モニターを搭載するのが特徴。 D5000(2009年5月1日発売、DXフォーマット) - D60をフルモデルチェンジしたモデル。センサーはD90と同等の12.3メガピクセル。動画撮影機能を搭載し、また背面液晶は2.7型23万ドット液晶のバリアングル液晶を搭載するなど、D60とは全く別物のデジタル一眼レフカメラに仕上がっている。D90とは違い、ボディ内にオートフォーカス用モーターが搭載されていないため、ボディのモーターを使用するレンズ(AF-S・AF-I以外)ではオートフォーカスは使用できない。なお、この機種は2009年7月下旬まで、突然電源が入らなくなる不具合を抱えている個体があったため注意が必要。対象の個体には無償修理が実施された。不具合を抱えた個体かどうかは、ニコンのホームページで確認することができる。 D5100(2011年4月21日発売、DXフォーマット) - D5000の後継機。バリアングル液晶モニターをD5000の2.7型23万ドットから3型92万ドットに大型高精細化し、横開き方式を採用。さらに、フルHD(1920×1080)動画撮影機能「Dムービー」もステレオ対応(別売り)、フレーム数もD5000、D7000の24pから30pとそれぞれ強化された。また静止画、動画にかかわらず、カメラ本体で演出効果を選択、設定できる「スペシャルエフェクトモード」を搭載。特にナイトビジョンモードは最高ISO 102400までの超高感度撮影が可能となっている。AFポイントは11点。連写4コマ/秒。撮像素子に上位機種D7000と同じソニー製16.2メガピクセルのCMOSセンサーを採用。画像処理エンジンにEXPEED 2を搭載。ISO 100~6400(最大ISO 25600まで増感可能)の広いISO感度を実現している。D5000にはなかったレリーズ優先モードの搭載、HDR(ハイダイナミックレンジ)機能追加、D7000と同等の14ビット圧縮RAW(16枚の連続撮影可能)、SDメモリーカードの高速書き込み/読み出し規格UHS-I対応など細かい点でも改良が行われている。 D5200(2012年12月15日発売、DXフォーマット) - D5100の後継機。2410万画素(有効画素)のAPS-Cサイズ23.5mm×15.6mmのCMOSセンサーを搭載。画素処理エンジンはEXPEED3。AFポイントは39点。連写は最高約5コマ/秒。レンズキット、ダブルズームキット限定でレッドとブラウンのボディが発売される。測光センサーやAFポイントなどで上位機種であるD7000に匹敵する部分も多くみられる。D3200同様、別売ワイヤレスモバイルアダプターによるスマートデバイスとの双方向通信機能可能。 D5300(2013年11月14日発売、DXフォーマット) - D5200の後継機。有効画素は2416万画素とほぼ同等ながら、D7100同様光学ローパスフィルターを非搭載とした2410万画素のCMOSセンサーを採用、一層の解像感向上を図っている。画像処理エンジンはEXPEED 4を初採用し、常用最大ISO感度を従来の6400から12800へ1段アップした(増感設定含めた最大感度は25600で変更なし)。液晶モニターはD5200の92万ドット3.0型(アスペクト比4:3)から108万ドット3.2型(アスペクト比3:2)に変更。従来機では外付けオプション対応であったWi-Fi機能とGPS機能の内蔵化、炭素繊維素材を使用したモノコック構造採用によるボディの小型軽量化など操作・携帯性の改善もなされている。 D5500(2015年2月5日発売、DXフォーマット) - D5300の後継機。有効画素は2416万画素(光学ローパスフィルター非搭載)はD5300と同等。画像処理エンジンはD5300と同じEXPEED 4ながら、常用最大ISO感度が12800から25600へ1段アップした(増感設定が無いため、設定可能な最大感度は変更なし)。液晶モニターは108万ドット3.2型(アスペクト比3:2)でD5300と同じだが、ニコンデジタル一眼レフカメラで初めてタッチパネルを採用。内部機器配置の見直しなどによりD750同様にボディの薄型化、ならびにD5300比較で60g軽量化(D3300と比較しても10g増にとどまる)も実現した。Wi-Fi機能は内蔵だが、GPS機能はD5500では外されている。 D5600(2016年11月25日発売、DXフォーマット) - D5500の後継機。D5500からローパスレス2416万画素CMOSセンサーを引き継ぎ、常用最大ISO感度にも変更はないものの、先に発売されたD3400同様にSnapBridgeと呼ばれるBluetoothを使用したスマートフォンとの同時接続を採用している。またレンズキットに採用されるレンズにも改良が行われ、AFにステッピングモーターを使用する新型(AF-P DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VR)へとモデルチェンジした。
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