C/Dルート
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/03 23:03 UTC 版)
機械生命体のネットワークの中心を担っていた「アダム」と「イヴ」を撃破したことにより、機械生命体の指示系統は混乱。ヨルハ部隊はこの機を逃さず、大規模侵攻作戦を開始する。作戦はヨルハ部隊優勢で進んでいたが、敵のEMP攻撃をきっかけにして隊員が次々と論理ウィルスに感染し、データのバックアップを保留していたことで感染を免れていた2Bと9Sに襲いかかる。 やむを得ず応戦していた2人は、その最中に司令部との通信が途絶えていることに気づく。その原因はジャミングではなく司令部自体にあるとポッドから伝えられた2人は、ブラックボックス反応による自爆を利用してバンカー内へと帰還する。しかし既にバンカーもウィルスに汚染されており、基地内のオペレーター、そして司令官も感染してしまっていた。ここでも襲われることとなった2人は、飛行ユニットによる地上への帰還を余儀なくされる。 地球へと脱出したあともヨルハ部隊員の追撃は続き、2Bは身を挺して9Sを逃がすものの、自身はウィルスに感染してしまう。汚染を広めないためにと人気のない廃屋へ向かった2Bは、そこで脱走兵として指名手配されているヨルハ機体「A2」と出会い、A2に自身の記憶と9Sのことを託して介錯を受ける。一方ブラックボックス信号を頼りに2Bを探していた9Sは折り悪く2Bが介錯を受ける瞬間を目の当たりにしてしまい、A2への激しい怒りと殺意を覚える。A2を殺そうとする9Sだったが、地中から突如として謎の「塔」が出現。A2共々崩落に巻き込まれてしまう。 数週間後、別々の場所で目覚めたA2と9S。A2は2Bが遺したポッド042と共に機械生命体の殲滅を、9Sは2Bの仇討ちを遂げるべく、それぞれ活動を開始する。 9Sは出現した「塔」が機械生命体に関係した施設であるとして調査を進め、「塔」に掛けられているロックを解除するために各地に同時出現した3基の「資源回収ユニット」から「認証キー」を回収すべく行動する。各資源回収ユニット内部では度重なる戦闘と情報の開示が行われ、それらが原因で9Sは肉体、精神共にダメージを負い疲弊していく。 全ての認証キーを手に入れた9Sは「塔」のロック解除へと向かい、駆けつけてくれた「デボル」と「ポポル」の決死の援護もあって「塔」内部と侵入する。遅れてA2も「塔」へ侵入し、二人はそこで「赤い少女」に出会い、「塔」の目的、そして「ヨルハ部隊」と「ヨルハ計画」の真実を知る。 襲い来る機械生命体を退けながら、「塔」最上部へ向かう2人。たどり着いたそこで、A2と9Sは再び対峙する。Cエンディング A2は互いが戦うことの無意味さを9Sに説くが、聞き入れられず戦闘になってしまう。戦いに勝利したA2は9Sにハッキングを仕掛け、自身を犠牲にして彼のウィルス除去を行う。そしてポッドに9Sを託すと、「塔」を破壊。「仲間の元へ逝ける」という想いを胸に、崩れ落ちる「塔」と共に消えていった。 Dエンディング 9SはA2を倒して復讐を果たすが、同時に自身も刺し貫かれてしまう。薄れゆく意識の中で2Bへの想いを振り返る9Sの元に、赤い少女とアダムとイヴが現れる。赤い少女はこれから遠い未来に向けて自分たち機械生命体のデータを載せた「方舟」を射出すると語り、アダムは「お前もそれに付いてくるか?」と問う。9Sがその問いに答えると、「塔」は方舟を射出。「塔」は9Sたちもろとも崩れていった。 Eエンディング このエンディングはC・D両方のエンディングを見た後、エンドロール中に現れる特定の選択肢を選ぶ必要がある。 ヨルハ計画が最終段階に入り、計画に関わる全てのデータが削除されようとする。しかしそれに異を唱えたポッド042が、2B・9S・A2らのパーソナルデータのサルベージを開始。サルベージに成功したそのデータにはそれぞれ、かつてと同じ素体が与えられた。ポッド153は「同一の個体として蘇れば、また同じ結末を招くのではないか」と問うが、ポッド042は「違う未来に至る可能性もある」と答える。こうして2Bたちは同一の個体としての復活を遂げることとなった。
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