コーヒー酸
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コーヒー酸(コーヒーさん、caffeic acid)は、ケイ皮酸のパラ位及びメタ位がヒドロキシ化された構造を持つ芳香族カルボン酸で、フェニルプロパノイドの1種である。化学式はC9H8O4、分子量は180.16。IUPAC名は 3,4-ジヒドロキシケイ皮酸 (3,4-dihydroxycinnamic acid)。カフェ酸、カフェイン酸とも呼ばれる。コーヒー酸はリグニン生合成の重要な中間体であるため、全ての植物に含まれている[2]。
- ^ Kevin S. Gould, Kenneth R. Markham, Richard H. Smith and Jessica J. Goris, (2000). “Functional role of anthocyanins in the leaves of Quintinia serrata A. Cunn.”. Journal of Experimental Botany 51 (347): 1107–1115. doi:10.1093/jexbot/51.347.1107. PMID 10948238 .
- ^ Boerjan, Wout; Ralph, John; Baucher, Marie (2003). “Ligninbiosynthesis”. Annual Review of Plant Biology 54: 519–46. doi:10.1146/annurev.arplant.54.031902.134938. PMID 14503002.
- ^ CAFFEIC ACID (Group 2B) International Agency for Research on Cancer (IARC) - Summaries & Evaluations Last updated 08/21/1997
- ^ IARC発がん性リスク一覧
- ^ コーヒー由来のカフェ酸が半導体デバイスの性能を向上。産総研と筑波大が発表(PC Watch 2022年12月5日掲載記事)
- 1 コーヒー酸とは
- 2 コーヒー酸の概要
- 3 関連項目
3,4-ジヒドロキシケイ皮酸
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「ケイ皮酸」の記事における「3,4-ジヒドロキシケイ皮酸」の解説
(さんよんジヒドロキシケイひさん、(E)-3,4-dihydroxycinnamic acid)は分子式 C9H8O4、分子量は 180.16。コーヒー酸あるいはカフェ酸 (caffeic acid) という慣用名がある。キナ酸と 3,4-ジヒドロキシケイ皮酸とのエステルはクロロゲン酸と呼ばれる。3,4-ジヒドロキシケイ皮酸もクロロゲン酸も植物の成長制御に関与する物質である。その他、エステルとして植物界に広く分布し、その一部はタンニンとして知られる。生合成的にはケイ皮酸の酸化により生じる。
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