ｺﾁｮｳ

デジタル大辞泉

こ‐ちょう〔‐チヤウ〕【古帳】

読み方：こちょう

古い帳面。古い記録。

こ‐ちょう〔‐テウ〕【古調】

読み方：こちょう

昔の音調。歌などの古風な趣。

こ‐ちょう〔‐チヤウ〕【戸長】

読み方：こちょう

明治前期、地方行政区画の区や町村の行政事務をつかさどった役人。明治5年（1872）の大区・小区制下では小区の長として置かれ、従来の庄屋・名主などから選ばれた。同22年町村制施行により廃止。今の町・村長にあたる。

こ‐ちょう〔‐テウ〕【枯^×凋】

読み方：こちょう

［名］(スル)枯れしぼむこと。物事が衰えること。凋落。

こ‐ちょう〔‐チヤウ〕【枯腸】

読み方：こちょう

１ 飢えてひからびた腹。

「人の生ける肉をくらい…逆境に暴(さら)されたりし—を癒やさん」〈紅葉・金色夜叉〉

２ 詩情の乏しいこと。

こ‐ちょう〔‐テフ〕【^×胡^×蝶／^×蝴^×蝶】

読み方：こちょう

１ 昆虫チョウの別名。《季 春》「夕日影町半(まちなか)にとぶ—かな／其角」

２ 紋所の名。チョウの形を図案化したもの。

[補説] 作品名別項。→胡蝶

胡蝶の紋所の一つ「藤胡蝶」

蝴蝶の紋所

こちょう〔コテフ〕【胡蝶／蝴蝶】

読み方：こちょう

源氏物語第24帖の巻の名。貴公子たちが求愛する玉鬘(たまかずら)に養父源氏までが懸想するさまを描く。

「胡蝶楽」の略。

謡曲。三番目物。観世・宝生・金剛流。旅僧が梅を見ていると、胡蝶の精が現れ、梅花にだけ縁のないことを嘆くが、法華経の功徳(くどく)の力で縁ができる。

長唄「鏡獅子」の舞踊に登場する役名。前段と後段の間のつなぎに二人で登場して舞い、また後段では獅子(しし)に絡む。

（蝴蝶）山田美妙の小説。明治22年（1889）発表。壇ノ浦を舞台に、平家方の女房蝴蝶と、源氏方の間諜(かんちょう)との悲劇を描く。

源氏物語・胡蝶の一場面／画・尾形月耕 国立国会図書館蔵

こ‐ちょう〔‐チヤウ〕【誇張】

読み方：こちょう

［名］(スル)実際よりも大げさに表現すること。「主人公の特徴を—して描く」

こ‐ちょう〔‐チヤウ〕【鼓腸／鼓^×脹】

読み方：こちょう

１ 腸内にガスが大量にたまって腹が膨れ上がった状態。腸閉塞や腹膜炎などでみられる。

２ 反芻(はんすう)動物、特に牛で、第1胃に食物の発酵によるガスがたまった病的な状態。

難読語辞典

胡蝶

読み方：コチョウ（ｋｏｃｈｏｕ）

蝶のこと

歴史民俗用語辞典

戸長

読み方：コチョウ（ｋｏｃｈｏｕ）

戸籍法の行政担当者として設置。

季語・季題辞典

胡蝶

読み方：コチョウ（ｋｏｃｈｏｕ）

蝶の別称

季節 春

分類 動物

歌舞伎・浄瑠璃外題辞典

小てふ

読み方：コチョウ（ｋｏｃｈｏｕ）

初演 享保20.1(大坂・半四郎座)

胡蝶

読み方：コチョウ（ｋｏｃｈｏｕ）

初演 明治40.6(東京・歌舞伎座)

音曲 長唄

古典文学作品名辞典

胡蝶

読み方：コチョウ（ｋｏｃｈｏｕ）

分野 謡曲

年代 成立年未詳

作者 作者未詳

近代文学作品名辞典

蝴蝶

読み方：コチョウ（ｋｏｃｈｏｕ）

作者 山田美妙

初出 明治22年

ジャンル 小説

地名辞典

小町

読み方：コチョウ（ｋｏｃｈｏｕ）

所在 愛知県豊田市

地名辞典では2006年8月時点の情報を掲載しています。

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「コチョウ」の例文・使い方・用例・文例

• しばしば下垂する光沢のある広い倒卵形または卵形で、紫がかった、あるいは灰色と銀色の斑点のある、通常濃い緑の葉を持つ、コチョウラン属の各種のランの総称
• コチョウソウ属の植物の総称で、細かく分かれた葉と派手な変化に富んだ花をつける