蝶のこと
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/03/28 07:06 UTC 版)
ベル・串田の作品には、度々“蝶”が描かれている。たとえば、絵の主題である少女の横で蝶が飛んでいる。観音や仁王のそばにも蝶が飛ぶ。なぜ蝶を描くのか、どのような意味があるのかなど様々な機会で質問を受けたようだが、明確な理由は語られない。ベル・串田は、1982年刊行の作品集のコラムでは 私にとって蝶の存在は心象的なものであって、理論で答えることはできない。私の頭の中に蝶が住んでいるのかも知れない。そして、その蝶が制作していると眼醒めて飛びはじめ、描いている私の絵筆を通して、一匹一匹とキャンバスにくっついてゆく。私の描く蝶は私の中に住んでいる蝶なのだろう。 と綴っている。
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