黒近衛三本槍(くろこのえさんぼんやり)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/05 16:46 UTC 版)
「史上最強の弟子ケンイチの登場人物」の記事における「黒近衛三本槍(くろこのえさんぼんやり)」の解説
3人のみで構成された武器組直下の部隊。沖縄の在日米軍基地内部に位置する高級リゾート風の"闇"のアジトを任されている。それぞれ和・洋・中と三種類の槍を用いる。 中央の槍 槍術の達人。右眼に大きな傷跡がある隻眼の東洋人で髪を括り、中国服を着用している。 三本槍最強の槍使いであり、梁山泊の達人2人を一度に相手にする気だったという腕に覚えがある自信過剰な性格をしている。他2名と比べて一般的な体型の男で素手の武術を蔑んでいる。槍を手の延長部として自在に扱うことが出来、武器を己の身体の一部とする真の武器使いであり、先を結んだ糸の糸先を切らずに槍で解くという神業級の槍捌きを修得している。 沖縄拠点に攻めてきた梁山泊の面々を前にしても一歩も退かず、逆に挑発し逆鬼を引き寄せて交戦する。逆鬼さえも反応できないほどの早業、大理石の柱に円形の風穴を空ける、矛先の風圧で鎌風を発生させる、など数々の絶技を以ってして逆鬼を上回る繊細な技術力を証明して見せるが、槍の赤房が毟り取られるいることに気がつかなかったなど実際にどちらが上かは不明である。隙の大きい構えに乗せられた形で渾身の突きを腹部に見舞うが逆鬼は内臓上げによって内臓を防御していたため、器官破壊の致命傷には至らず、攻めに転じた顔面への正拳突きで敗北する。 東の槍 甲冑を装備し烏帽子型兜を被った槍術の達人。巨漢。能面を掛けている。 世が生み出した槍術という技術を時の流れとともに腐敗させることを愚の骨頂と主張し、平和を踏み躙ってまで闘争を追及する苛烈な戦闘狂。その大口に比例する実力の持ち主で剛腕から繰り出される攻撃の破壊力は一級品。秋雨に匹敵する腕力を誇り、身に纏う甲冑は"闇"の甲冑師特製の代物で銃弾さえ通さない。 沖縄拠点を攻めてきた梁山泊の剣星と戦うはずだったが、共に居たイザヨイが女性だったため剣星が対戦相手変更を強引に進めた結果、秋雨と相打つ。激烈な槍捌きで周囲を紙細工の如く破砕して見せるが、標的の秋雨にはまったくダメージを与えられず、自慢の甲冑の防御力を無視する振動を利用した当て身技で左腕を破壊され、さらに頭部にも受け、脳震盪により卒倒し敗北。 西の槍 プレートアーマーで全身を覆った達人級のランス使い。巨漢。 大型のランスに大盾と西洋剣を装備したナイトを名乗る果敢な男。無手を嘲笑う性格ながら騎士道を遵守する誇り高い一面も併せ持つ。使用するランスは"闇"の刀匠によって製作された業物。巨大な体躯の軍馬を従えており同じく重装備である自身を騎馬させて高速で駆けるなど相当の名馬であることが推測させる。 梁山泊が拠点に侵入する途中、「武器を持たない者は後回しでも危険はない」と判断し、武器使いであるしぐれを襲撃、一騎討ちで勝負する。ランスと細槍の強度差、大型の軍馬とバイクの高低差、鎧と軽装備など数々の有利を活かし、飛び武器にも臆せずしぐれの鎖帷子を破壊した。しかし、しぐれの竹の柄を利用した槍技にランスの先端を切断され、「千枚鎧通し」を回避するためにランスを手元から離した結果、双方落馬。一騎討ちの作法として剣で決着をつけることになるが、剣ではしぐれには及ばないことを悟り、一合も交えずに潔く敗北を認め、敗者の証として剣を差し出した。
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