魔物関連
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/01 22:18 UTC 版)
「デスマーチからはじまる異世界狂想曲」の記事における「魔物関連」の解説
瘴気 魔物を生み出す元となるもの。人の心を苛むストレスによって発生する。魔王を復活させる際に用いられ、「まつろわぬもの」を強化する効果もある。瘴気が濃い場所には精霊が寄り着かないが、精霊光や聖碑によって浄化できる。「瘴気視」というスキルで確認するとおどろおどろしい黒いオーラのように見える。濃い瘴気は呪われた武器に纏わり付いていることもあり、敵から体力を吸収する武器には瘴気回路が組み込まれている。 濃い瘴気は体調に悪影響を与え、浄化処理が不十分な食材を摂り続けると「瘴気中毒」を起こす。微量の場合はえぐみや硬さをほんのわずかに感じるだけで、誤差程度だがステータスの微増効果もある。また、自滅茎や破滅草といった瘴気の濃い場所でしか育たないものも存在する。 迷宮の宝箱では普通の魔剣に比べて呪われた武具が出やすく、何より強力なので多少の欠点に目をつぶっても使うものは多く、迷宮都市セリビーラの場合は高位探索者のうち2~3割が使用している。 魔物 瘴気に侵食された動植物が変化した生物。精霊を捕食する習性がある。普通の人間にとっては危険な生命体だが、通常の生物に比べて経験値の効率が高いためレベルを上げるために迷宮などで魔物を倒しているものも多い。普通の生物に魔核を移植することで人工的に生み出すことが可能。種族固有の能力だけでなく、魔法スキルを獲得した個体も存在し、上位の魔物は体表に魔法的なバリアーを張るため頑丈さが増している。 魔核(コア) 魔物の中に必ず存在し、打ち倒すことで手に入れることができるアイテム。外見は赤い球体。精製して魔法の品を作るのに使われる。大きさや色で等級が定められており、白<朱<赤<紅と等級が上がっていく。「白9朱1」や「赤10」等の色と割合で等級を区別するが、基本的に高いほうの数値(「白9朱1」なら朱の数値、「赤10」なら赤の数値)が高いほど等級が高い。等級が高いほど魔力運用の効率が良く、高度な魔法道具が創れる。魔力を過剰に流すと魔法道具と同じように破裂する性質があるため、持ち運びには十分注意する必要がある。なお、領主が存在する土地で魔物を狩った場合は、領政府が強制的に買い取るという取り決めがある。資源としての価値が低い半グラム以下の白い魔核は「魔粒」の俗称で区別されることがある。 迷宮内において魔核を抜き取られた魔物が動死体(ゾンビ)となって動き出したものは「核無し」と呼ばれ、相手に呪いを移す「呪い持ち」同様危険視されている。 区画の主(エリア・マスター) 迷宮において1つの区画を支配する強力な魔物。セリビーラの迷宮では最低でもレベル50以上で、さらにレベル40台の眷属を複数率いている。 階層の主(フロア・マスター)」 迷宮において1つの階層を支配する非常に強力な魔物。セリビーラの迷宮では55レベル以上で、まれに60レベルを突破する個体も現れる。体力が低下すると暴走(スタンビート)状態になる性質があり、魔法中和(ニュートラル・マジック)系の種族固有能力を持つことがある。各階層に存在する「試練の間」の祭壇に「区画の主」の魔核を備えて召喚句を唱えることで出現する。 赤縄の魔物 転魔丸(モンスター・シード)によって作られた促成魔物の通称。「奇形(ミュータント)」が種族名に付き、「魔縄身」という種族固有の支援系スキルで表面に赤い縄状の魔法陣が現れ、魔刃か術理魔法の「魔法破壊」でないと破壊できない防刃性能と衝撃吸収能力がある障壁となり、レベル不相応な身体能力を得るなど、魔人薬の「魔身付与」に近い力を得ている闇魔法で急速成長させた魔物と同じく、死後の腐敗や劣化が異常に早く、死んでから2日もしないうちから腐り始める。 魔狩人 魔物専門の狩人。オーユゴック公爵領の魔狩人は平均レベル10弱と、平均的な騎士と同じぐらいの強さがある。
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