難波南洋高校
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大阪府代表。甲子園常連だが今年は特に強いと専ら評判で、ベスト4まで勝ち進んできた戦績は2失点23得点。殊にエースの藤村はドラフト1位指名確実と評判が高く、控え投手の二年生、時田も時速150km/hに近い剛速球を投げる抜群の投手陣を誇る。打線も切れ目無く長打を放つ選手に事欠かない、文字通り完全無欠のチームである。選手名は男どアホウ甲子園の南波高校ナインから。学校のモデルは大阪桐蔭高校である。 和泉(いずみ) 難波南洋高校野球部監督。柔和な顔付きで初対面の相手にも好奇心を持った事にはとことん気さくに追求してくる、フレンドリーかつ追究的な性格をしており、初めての顔合わせである鳩ヶ谷の甲子園采配を絶賛した。基本的には選手の自主性に任せた試合の流れを作るが、前日に翌日の対戦相手の資料を集計して配るなど、データ面での補強も見逃さない、隙のない監督である。鳩ヶ谷は彼をして「自分の要求に完璧に応えるチームを作る桐生さんとはある意味、正反対」と称した。 監督就任一年目で甲子園まで彩学を導いた鳩ヶ谷の手腕を高く評価しており、日高に八潮も選手として絶賛する屈託無い性格の持ち主。 神島(かみしま) 遊撃手。一番バッター。試合開始のサイレンが終わる間もなく彩学の投手、日高の初球をバックスクリーンに放り込んだ。 結城(ゆうき) 二塁手。二番バッター。実力は他のレギュラー選手と遜色ないのだが、甲子園本戦準決勝では何故か打球に運が無く、チームのブレーキとなってしまっている。守備の要ではあったが、凡退続きで八回の攻撃では遂に選手交代となった。詩織が付けたあだ名は「ダメダメ君」。 大熊(おおくま) 三塁手。三番バッター。甲子園での打率が六割近くに達するアベレージヒッター。 丹波(たんば) 一塁手。四番バッター。通算ホームラン数64本のスラッガー。 藤村(ふじむら) 右翼手。五番バッター。プロ野球からドラフト1位指名確実とされる超高校生級ピッチャー。150km/h越える直球に多才な変化球を持つが、彩学との対戦である甲子園本戦準決勝戦ではスターティングメンバーとして投手ではなく右翼手で出場。三回表、彩学の攻撃で登板していたピッチャーの時田が負傷降板してから、無調整でマウンドに上がる。 打者としても非凡で甲子園本戦準々決勝の彩学戦では八回表、日高の渾身のストレートをライトスタンドの放り込んだ。が、自らが大量リードのホームランを放った為に自分で試合を決めようと若干の視野狭窄に陥り、九回裏の彩学の攻撃にはそこを突かれ4点差を2点差にまで追い詰められなお、ワンナウト一塁三塁のピンチを迎える。 モデルは阪神タイガースの藤浪晋太郎。 知覧(ちらん) 中堅手。六番バッター。 千曲(ちくま) 左翼手。七番バッター。 岩風(いわかぜ) 捕手。八番バッター。キャッチャーとしてはあくまで藤村が気分良く投げたいように配球を組み立てる。 時田(ときた) 投手。九番バッター。二年生の控え投手で、他校でならエースナンバー確実という逸材。直球が150km/h近くをマークし大阪大会では二試合投げて被安打4の自責点0。甲子園本戦でも二試合目に登板した試合で完封している。打撃には気を使わないタイプなので打力は低い。彩学戦では三回裏、左の脚に岩槻の打球が直撃し爪が割れ、負傷降板してしまう。 松葉(まつば) 右翼手。彩学との対戦である甲子園本戦準決勝戦では控え投手の時田が登板し、背番号1番を付けた藤村が右翼手に入った為、スタメンからは外れる。時田の負傷退場と同時にライトへと出場。 大山(おおやま) 甲子園本戦準決勝、打撃が絶不調な二塁手、結城のピンチヒッターとして、八回表から出場。
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