雀鬼流のルールとその考え方とは? わかりやすく解説

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雀鬼流のルールとその考え方

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/07 06:01 UTC 版)

雀鬼流」の記事における「雀鬼流のルールとその考え方」の解説

雀鬼流ルールには独自の制約制限付いている。 打牌速度 打牌できるだけ速く行う。1秒から3秒ぐらいで、長考厳禁桜井の弁によれば待ち合わせ」と同じで、待たせるのは良くないことと喩えられる。また「リズム」の面や、「感性」で打つこと(考え麻雀から逸脱し感じ麻雀移行すること)の面でも重要視されることであるとしている。 第一打目の字牌切りの禁止 雀鬼流では字牌扱い重要視する第一打目ではなく第二打目ならいいのかというとそうではなく字牌そのもの軽んじることをタブーとしている。理由として、風牌三元牌を鳴かれたらそれだけで役を確定させてしまい、「役牌ドラ3」という簡単なあがりを生み出さないなどがある。雀鬼会では他人に楽をさせないことや不注意によるミスをしないよう制約が多い。字牌を切ればダブル立直の状態であってもそれ以上点数向上が望めない限り切ってならない。 不聴(ノーテン時のドラ切り禁止ドラ恋人もしくは大切な人思いなさい」というぐらい大切にされている。鳴かれてドラ3(満貫以上確定)といった楽をさせないため。赤5筒ドラだが、ドラ準ずるものとされている。聴牌したからといって切ってはいけない状況多々あり、役が無く待ちも悪い状態なら聴牌を崩すべきだとされている。第一打の字牌切り禁止ルール同じく制約的な要素が強い。例外としてドラ2枚切られている状況であれば切ってもよい。配牌3面子1雀頭完成していて、余剰牌字牌2種ドラ場合面子雀頭を崩す必要がある裸単騎の禁止 4副露した裸単騎原則として禁止1つぐらいは自力作りなさい、といった理由から。 即引っかけ立直の禁止 引っかけになる聴牌は1順おいてから立直する。「騙されたほうが悪い」と考えるよりも、雀鬼会では「人を騙さないこと」を大切にしている。なお麻雀のルール詳しくない人にとっては誤解しがちな部分だが、即引っ掛けというのは4切り立直待ちが1や7になっていることを指す(モロひっかけともいう)。また、7を切っている状態での1切り4待ち立直は即ひっかけとなる(中ひっかけ)。ただし1切りの4・7待ちは即立直かけられるし、4を切って1・4・7待ち即リー(すなわちフリテン立直)は問題ない地獄単騎待ちの禁止 2枚切れの字牌単騎など出あがりの要素が強い待ち原則として禁止されている。雀鬼流自摸アガリ重視している。例え白白發發發中で中単騎小三元であっても、中が2枚切れている場合は中待ちにしてはならない。(間に合ってない自分が悪いと見なされる。) 槓の制限 槓は門前かつ聴牌時の暗槓のみ認められ明槓加槓大明槓)は禁止されている。また、立直後の暗槓見逃しは「弱気である」とみなされペナルティ扱いになる (たとえそれが認められない暗槓であったとしてもかはわからない)。 一手変わり四暗刻の立直制限 これはそのままの意味で、役満の手変わりがあるのに手牌をしてはならないという理由から。四暗刻になって待ち純カラになる場合例外役満が見える副露に対する打牌制限 3副露役満可能性見え場合、それに関連する牌は切ってならない大三元2副露)・字一色四喜和清老頭緑一色該当する。ただし自分役満聴牌している場合切ってもよい。 振込みを恐れずに打つ 桜井の弁によれば、「どんな状況でも完全なオリは無い」という。上記役満可能性がある牌を掴んでも、それを活かした手作りをする。ただしペナルティ行った場合は別で、この時だけは振込み及び鳴かれることが無いように打つことに専念することになる。考えることで生み出される弱気」のせいで戦うことをやめてしまわないように、という意味合い語られている。 目先の和了よりも、遠くの理想形を目指す 結果的に和了できなくても手を無駄に安くしたり、局面上意味が無い手を作らないようにすることである。理想形一向聴にたどり着く方が価値があるとする。例えば、出あがりが出来ない形からのドラ切りをしないようにすることなども努力一つとされている。南2局以降点棒状況から自分役割考えて打つようにする。 自摸アガリを目指す 桜井の弁によれば、「出あがりはオマケということ。出あがり自体他力という考え方で、自分持ってこられるような形にする努力をするという意味合いもある。 状況判断 現在の自分運気の状態や、それまで各者打牌によって生じた流れ考慮しながら打つ。またトップに楽をさせず、状況に応じて工夫をし3コロ(3人沈みの状態)を生み出さないようにする。南2局以降制約がつく。 ウマとペナルティ 雀鬼会ルールでは、ウマ奪い合うものではなく良い試合行ったことに対すボーナスとして桜井から与えられる評価点という位置づけである。したがってマイナスや下位終わってもマイナスのウマ付けられることはない。この逆がペナルティ上記制約反すると、「ペナルティ」としてその局のあがり鳴き聴牌宣言禁止されたり評価点としてマイナス点が付くなどの罰則がある。またルールペナルティをしないことが最優先であるため雀鬼会公式戦では順位はまずペナルティ行っていない者からつけられどんなに成績良くてペナルティ行った者はペナルティの無い者よりも下位とされる

※この「雀鬼流のルールとその考え方」の解説は、「雀鬼流」の解説の一部です。
「雀鬼流のルールとその考え方」を含む「雀鬼流」の記事については、「雀鬼流」の概要を参照ください。

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