配置基地別の相違
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/01 11:57 UTC 版)
「国鉄485系電車」の記事における「配置基地別の相違」の解説
青森車と新潟車については以下の違いがある。 青森車両センター所属車 新潟車両センター所属車 外板塗装 どちらも白と青を基調にしたものであるが、青森車は若干紫に近い青。新潟車は、側引戸と連結面周辺がアクセント的な要素で緑色に塗装。 制御車前面マスク部分の塗装 青森車は黄色でNorth East Express 485とEAST JAPAN RAILWAY COMPANYのロゴ。さらに乗務員扉前に先頭部と同じロゴが入る。 新潟車は緑色で運転台下付近にJRのロゴ。 編成 新潟所属R1・2編成の「はくたか」運用終了後は、青森・新潟車共に6両編成で車両構成は同じになったが組成は異なる。 2010年12月3日までの編成 号車1 2 3 4 5 6 青森車・新潟車共通事項4号車は車いす対応車5号車は車販準備室・電話室設置 青森車クハ481 モハ484 モハ485 モハ484 モハ485 クロハ481 ← 八戸・函館・弘前 青森 → 号車6 5 4 3 2 1 新潟車クハ481 モハ485 モハ484 モハ485 モハ484 クロハ481 ← 新潟 青森・金沢・新宿 → 青森基準で見た場合、編成的にはクロハが先端で同じ位置になるが、MM'ユニットと号車名が逆向きとなる。 2010年12月4日以降の編成 号車1 2 3 4 5 6 青森車3号車は車いす対応車2号車は車販準備室・電話室設置新潟車4号車は車いす対応車5号車は車販準備室・電話室設置 青森車6両編成クロハ481 モハ485 モハ484 モハ485 モハ484 クハ481 ← 函館・新青森 青森 → 号車1 2 3 4 青森車4両編成クロハ481 モハ485 モハ484 クハ481 ← 秋田 青森 → 号車6 5 4 3 2 1 新潟車クハ481 モハ485 モハ484 モハ485 モハ484 クロハ481 ← 新潟 金沢・新宿・秋田 → 東北新幹線新青森延伸開業に伴うダイヤ改正で以下の変更点が発生した。青森車は「白鳥」運用でグリーン車の向きを789系「スーパー白鳥」と統一するため方向転換を実施した。また秋田以北の「いなほ」と「かもしか」を「つがる」に統合、4両編成とした上で秋田まで運用範囲を拡大。 新潟車は「いなほ」運用が秋田までとなった。 このため秋田基準で見た場合、編成的にはクロハ481形は逆位置だが号車名は一致、秋田側MM'ユニットは同位置だが号車順が反対となる。 なお、青森車の「つがる」運用は2011年4月23日にE751系へ、新潟車の「いなほ」運用は2014年7月11日にE653系1000番台へ置換えられた。 2019年8月現在では以下の車両基地に配置される。 盛岡車両センター 2012年にジョイフルトレイン「ジパング」用に余剰となっていた青森車両センター所属のモハ485・484-3014を郡山総合車両センターで改造施工し配置。 過去の配置基地 新潟車両センター配置車両は、2017年4月までに全車廃車となった。 当初は1997年3月22日のダイヤ改正で運転が開始された越後湯沢 - 金沢間の特急「はくたか」充当用にサロ481形組込9両編成×2本へ改造施工し、R1・R2編成とした。その他2000年 - 2001年に6両編成×5本へ改造施工しR21 - R25編成とし、48両が配置された。 2005年3月1日のダイヤ改正で「はくたか」運用は終了。充当されていた9両のR1・R2編成は6両のR26・27編成へ組成変更となり、余剰車となったMM'ユニット2組4両は増結用に転用、サロ481形2両は保留車となった。 上述2編成の制御車には翼をモチーフにした銀色のエンブレムを装着していたが、R26編成は2009年、R27編成は2011年に秋田総合車両センターでそれぞれ撤去された。またこの2編成は北越急行ほくほく線入線のために搭載されていたATS-Pを組成変更後も搭載しており、かつては「ムーンライトえちご」の予備や、波動輸送などで首都圏への運用に充当された。 さらに同年12月25日に発生したJR羽越本線脱線事故によりR24編成が大破。物的証拠として山形県警察に押収されたことから、2006年に青森車両センターから補完名目でクロハ481-3020・クハ481-3350・モハ485・484-3056の4両が転入し増結用MM'ユニットモハ485・484-3040とR28編成を組成。配置総数が52両となった。 上述事故の捜査終了によりR24編成全車は2007年3月31日付で本区分番台初の廃車となり配置両数は46両に減少。さらに2008年に保留車のサロ481形2両、2014年に増結用MM'ユニット1組2両が、2015年度上半期にR21 - R23・R27編成が、下半期にR25編成が廃車となった。 2017年3月3日に新潟-糸魚川間臨時快速1往復の定期運用を終了。同月18日にラストランを実施。R26編成は2017年3月13日 - 14日に長野総合車両センターへ配給回送され、同年4月3日付で廃車。R28編成は同年4月4日に長野総合車両センターへ配給回送され、同月6日付で廃車された。 盛岡車両センター青森派出所配置車両は、2019年1月22日付で最後まで在籍したA6編成6両が廃車となった。 組成された6両編成×7本のうち5本と増結用MM'ユニット3組6両は海峡線乗入対応車であったことから、制御車はATC-Lを、モハ484形は青函トンネル140 km/h走行のためPS26B形パンタグラフを搭載した。 非対応の制御車は、2006年にクロハ481-3020・クハ481-3350が新潟へ転出。クロハ481-3021・クハ481-3005が2016年12月に廃車
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