配置区所と車両運用
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/29 08:14 UTC 版)
「JR西日本285系電車」の記事における「配置区所と車両運用」の解説
5編成35両が製造され、2021年4月1日時点では0番台の3編成21両(I1 - I3編成)がJR西日本後藤総合車両所に所属(出雲支所配置)、3000番台の2編成14両(I4 - I5編成)はJR東海大垣車両区に所属(書類上の担当工場は名古屋工場)している。ただし、3000番台の管理もJR西日本に委託されており、JR西日本後藤総合車両所出雲支所を拠点に0番台・3000番台の区別無く共通運用されている。 1998年7月10日より東京駅 - 高松駅間「サンライズ瀬戸」および東京駅 - 出雲市駅間「サンライズ出雲」として運用を開始。両列車は岡山駅で増解結を行い、東京駅 - 岡山駅間は併結運転となる。併結区間では上下列車とも「サンライズ瀬戸」編成が常に前部に組成され、出雲市駅 → 東京駅 → 高松駅 → 東京駅 → 出雲市駅のサイクルで4編成が運用されている。上り列車は東京駅到着後、東日本旅客鉄道(JR東日本)東京総合車両センター田町センター(品川駅・札の辻群線)へ回送されて点検・整備を行い、当日夜の折返し東京発まで同電留線に留置される。 「サンライズ瀬戸」は多客期に延長運転されることがあり、1999年7月から2009年8月までは高松駅 - 松山駅間で延長運転されていたほか、2014年度以降は下り列車のみ高松駅 → 琴平駅間で延長運転が行われている。 このほか、予備の1編成を使用して、多客期には臨時列車として、1998年秋から2008年冬までは東京駅 - 岡山駅・広島駅・下関駅間で「サンライズゆめ」を運行したほか、2014年年末以降は東京駅 - 出雲市駅間で「サンライズ出雲91・92号」を運行している。 営業運転開始前の1998年5月13日に、電気機関車牽引を想定した性能試験が行われ、電源車であるカニ24と無動力の285系7両を併結した編成を、下関車両管理室のEF65形が宮原操車場 - 岡山駅間において牽引した。この試験で285系のサービス機器用電源はカニ24からの供給によってまかなわれた。ただし、試験、営業列車共に九州方面への直通列車が設定された実績はない。 285系同士の連結部(2013年3月 岡山駅) 連結作業中の前面(2015年8月 岡山駅)
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