通称・概念
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「アルシャードトライデント」の記事における「通称・概念」の解説
大ラグナロク 「ユグドラシル宇宙#ラグナロク」も参照 ユグドラシル宇宙における滅びと再生のプロセス「ラグナロク」の第2段階。「襲来! コスモマケドニア!!」にて、アレクサンドロスが自身の加護《アレクサンドロス》を使って恵に「2回目のギャラルホルン」を吹かせたことで開始された。 ヴィオレットの言葉によれば、ラグナロクとは生命における新陳代謝のユグドラシル宇宙版と言えるもので、次世代に生命をつなぐための仕組みであり、奈落によって疲弊した世界における「最後の希望」である。しかし、次世代の世界が想像されても、そこにイデアが存在しなければ、その世界はただ無が広がるだけとなる。奈落は不完全なラグナロク=イデア無き世界を起こそうとしており、それ故、ラグナロクは奈落を一切排除した上で進行しなければならない。 大ラグナロクは過去に何度か発生しており、ヴィオレットとアークはそのたびに、ジウストラ、ウトナピシュティム、ノアといったイデア保持者と共に世界を次の世代に繋いできた。 ワード 神の転生体のこと。シャードとして砕かれなかった神々の中には、神としての肉体を捨て、人間やその他の種族に生まれ変わったものもいる。ワードとなったものの魂には神性がわずかながら維持されており、魂の成長によって神であったときと同等の力を取り戻すことができる。ゲーム的にいえばクエスターが成長によって神に近づくことと同じである。そのため、ワードはクエスターと同一の存在として扱われており、『アルシャードガイアRPG』のキャラクタークラスの1つになっている。 ワードとして生まれた者は、神としての記憶を持つ場合もあれば持たない場合もある。人格面も神としてのものを強く引き継ぐ場合もあれば、全く別の個体としての人格を有することもある。 また、アフロディテ神のように一柱の神から複数のワードが生み出されることも珍しいことではない。この場合、自らの力をいくつもに分散させたことを示している。 神々が自らの肉体を捨てて転生を選ぶ理由については様々であるが、小ラグナロクでシャードとして砕かれることを避けるために緊急避難的に転生を行った神々もいるようで、自ら望んで転生を行った神々ばかりではないようである。 黄金の林檎 ブルースフィアの神々たるオリュンポス神族はクアドラを「黄金の林檎」と呼ぶが、これにはギリシャ神話でのパリスの審判のエピソードになぞらえて、「その技術を奪いあう人間たちの間に不和を作り出し、やがてその技術により兵器を作った人間たちは戦争という災厄を呼び起こすことになる」という意味が込められている。 また、神器であるクアドラは"神の不死力"を宿す存在であり、そのことも彼が「黄金の林檎」と呼ばれる所以である。 なお、神々が所持していた様々なレリクスの中には、神しか動かせないようなセキュリティがかけられているものもあるが、"神の不死力"を宿すクアドラはそれらを起動させる「鍵」になり得る。 アインヘリアル 「アルシャード#シャードとクエスター」も参照 クエスターはシャードの導きによって行動するが、シャードは時として重大な試練をクエスターに与える。これを乗り越えることでクエスターはサクセサー(継承者)となる。そしてサクセサーが歴史的偉業を成し遂げると、以後彼は「アインヘリアル」と呼ばれ、神々の末席に連なることになる。 アインヘリアルは『ガイア』『ff』共用サプリメント『アインヘリアル』で規定された要素であり、クエスターレベル20以上かつ基本クラスレベル10以上のPCが、「偉業クエスト」と呼ばれるGMが用意したクエストをクリアし、その後に経験点を使って「アインヘリアルクラス」と呼ばれるキャラクタークラスを新たに取得することでなることが出来る。 ルール的には成長時にアインヘリアルクラスのレベルを上げることができ、GMはサクセサーがに与える追加の加護の代わりに「クエストアイテム」や「ワールドアイテム」と呼ばれる神話的武具を与えることができる。これらのアイテムの中にはサクセサーでも得られるものもあるが、選択肢はアインヘリアルの方がはるかに多い。 アール・ヴァル・アルダ ユグドラシル宇宙はかつては神々によって管理されていたが、今ではほとんどの世界で、神々が世界の表側に直接出てくることはなくなってしまった。このような現在の宇宙のあり方を「人世の時代」(アール・ヴァル・アルダ)と呼ぶ。『アルシャード(ルール第一版)』及び『アルシャードff』の上級ルールブックのタイトルにもなっている。 『トライデント』の主題である「大ラグナロク」はギャラルホルンが二度目に吹かれることで発生しているが、一度目に吹かれたのは神話時代のことである。このときにユグドラシル宇宙に発生したのが「宇宙の主役を神々から人へと代替わりさせる」ためのイベント「小ラグナロク」である。宇宙の多くの世界で神話の時代を終わらせるような大事件が発生し、それに巻き込まれた神々は死してシャードへと砕かれた。生き残った神々も世界の表舞台に出られなくなる何らかの縛りに囚われることになった。こうして「人世の時代」は確立した。 小ラグナロクで砕かれなかったオリュンポス神族のゼウス神やポセイドン神は「人世の時代」に嫌悪感をもっており、神々の支配した時代を取り戻すべく人界に対して様々な陰謀を働きかけている。 オトリュスでの最終決戦で敗れ、断末魔の呪詛を叫ぶティターン神族のヒュペリオン神に対し、グローリアスは、「親子とは、もはやティターン神族の時代のように殺し合うべき存在ではない」と説くベスの言葉を引き取る形で、この語を口にしている。
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