通信路符号化
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詳細は「符号理論#通信路符号化」および「誤り検出訂正」を参照 通信路符号化(Channel Coding)とは、情報を送る通信路の帯域、雑音や妨害などの性質に応じて、すでに情報源符号化された情報を再度符号化するものである。 たとえば、データの信頼性を高めるための誤り検出、誤り訂正符号の付加や、畳み込み符号化などがある。
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通信路符号化
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「情報理論上の未解決問題」の記事における「通信路符号化」の解説
ネットワークの容量: 一般的なワイヤレス ネットワークの容量は不明である。AWGN チャネルやフェーディング チャネルなど、容量がわかっている特定のケースがある。 放送チャンネルの容量: ブロードキャストチャンネルの容量、または1つの送信機が多数の受信機に情報を送信している場合は、いくつかの特定のケースで知られているものの、一般的には不明である。 干渉チャネルの容量(2ユーザ):干渉チャネルの容量は、相互に干渉する2つの送信機と受信機のペアがある場合には、一般的には不明である。能力は特別なケースで知られている:強力な干渉体制、注射決定論。容量は、おおよその意味で、または、ブロック電力制約ごとの射出半決定論的な、添加用白色ガウスノイズの範囲内で知られている。 双方向チャネルの容量: 双方向チャネル (情報が同時に送信されるチャネル) の容量は不明である。 Alohaの容量: ALOHAnetは、容量がまだ不明である非常に単純なアクセス方式を使用している、いくつかの特別なケースで知られている。 量子容量: 量子チャネルの容量は一般に知られていない。 より完全なリストについては、カバーとゴピナートを参照。符号理論と関連分野には多くの未解決の問題がある。
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通信路符号化
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詳細は「誤り検出訂正」を参照 通信路符号化の目的は、なるべく高速に転送でき、なるべく多くの符号語を含み、誤り検出訂正可能な符号を見出すことである。これらの目的は互いに相反するため、用途によって適切な符号体系は異なる。符号に求められる特性は、転送中に発生するエラーの確率に依存する。例えば、CD では埃や傷による誤りを訂正することを主に考慮している。従って符号はインターリーブされた形式となり、データはディスク面のあちこちに分散される。よい符号とは言えないが、単純な繰り返し符号を例として考える。例えば、何らかの(音声のような)データのブロックを3回送信するとする。受信側は3回受信したデータブロックをビット毎に比較し、多数決で正しいデータを決定する。これを少しひねって、ビットの送信順を変えてインターリーブさせる。データを4つの小さいブロックに分割し、1つめのブロックの1ビット目の次に2つめのブロックの1ビット目という順に送信するのである。これをディスク面全体に分散するよう3回繰り返す。このような単純な繰り返し符号ではあまり効率的ではないが、実際にはもっと効率的な符号を使って情報をインターリーブし、ディスク面の一部に傷があっても誤り訂正できるようにしている。 別の用途にはもっと適した符号が別に存在する。宇宙空間での通信は受信機の熱雑音の影響が大きく、これはCDの傷などとは異なり、連続的なノイズである。電話回線を使ったモデムではノイズがあるために転送速度が制限されるが、それと同様である。携帯電話は減衰が問題となる。高周波では受信機がほんの数センチ動いただけでも減衰により信号が捕らえられなくなる。このような減衰に対処する通信路符号化の技法も存在する。 代数的符号理論(Algebraic coding theory)とは、符号の特性を代数学的に表現し研究する分野である。 代数的符号理論は基本的に以下の2つの符号に分類される。 線型ブロック符号 畳み込み符号 主に符号の以下の特性を分析する。 符号語の長さ 正しい符号語の総数 2つの正しい符号語間の最小ハミング距離
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