逆さ月
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/04 07:52 UTC 版)
「ひきこまり吸血姫の悶々」の記事における「逆さ月」の解説
スピカ・ラ・ジェミニ 本作のヒロインの1人。常に血液でできた飴を携帯している吸血鬼の少女。六国新聞によると年齢不詳。 神聖教第99代教皇で、通称はユリウス6世。可憐な容姿や丁寧な物腰とは裏腹に過激な宗教者であり、無神論者には聖騎士団を利用した暴力的な制裁も厭わない強硬派として知られている。 正体は神殺しの邪悪の通称で知られる逆さ月のボス。前述した人物像は演技で、隠れ蓑である教皇としての地位はアマツやトリフォンの尽力によって得たものである。 アマツ・カクメイ(天津 覺明) 朔月の1人である和魂種の男で、組織のナンバー2。カルラの従兄にして天照楽土の元五剣帝だが、天舞祭の8年前に出奔しており、実家には逆さ月の構成員であることは知られていない。その一方で、逆さ月の意に反した不可解な行動を取ることもある。キルティによると、色々なところに出入りしている多重スパイで、常世とコンタクトを取るための特殊な手段を持つ。 ロネ・コルネリウス 朔月の1人にして技術部長である翦劉種。引きこもり気質で、普段は自室で研究に没頭したり、官能小説を執筆したりしている。烈核解放を持っている。 トリフォン・クロス 朔月の1人である蒼玉種の男。表向きはレハイシア聖騎士団の団長を務める。白極連邦政府によって追放されたところをスピカに救われた過去を持つ。 烈核解放は大逆神門。 フーヤオ・メテオライト カリンの食客で、狐の耳と尻尾を生やした獣人種の少女。陽気で人を食ったような性格だが、時折何かが切り替わったように武人然とした振る舞いを見せる。 正体は逆さ月の構成員で、トリフォンの部下。天舞祭後は4人目の朔月となる。出身はラペリコにある魔核のない田舎で、故郷をユーリンによって焼き払われて以来、強さを求めるようになった。 烈核解放は水鏡稲荷権現。 ミリセント・ブルーナイト 逆さ月に所属する吸血鬼の少女で、コマリを引きこもりに追いやった張本人。光撃魔法【魔弾】を得意とする。 烈核解放の発現を望む父親とアマツによる虐待同然の修練を課される一方で、自分より才能のあるヴィルやコマリを妬み、学院でいじめていたが、図らずも【孤紅の恤】を発動したコマリによる大量虐殺の後、アルマンによってその事件の濡れ衣を着せられて国外に追放され、アマツの勧誘で逆さ月の構成員となった経緯を持つ。 七紅天になったコマリに敗北した後は牢獄に入れられていたが、皇帝が手を回したことによって外出を許可される。以降はブルーナイト家の再興を目的とし、六国大戦の前後で功を挙げて罪を償うよう命じられ、ムルナイト帝国軍第五部隊を率いる七紅天となる。 オディロン・メタル 七紅天の1人でムルナイト帝国軍第五部隊隊長。威圧感を醸し出している筋骨隆々の巨漢。 正体は逆さ月のスパイでゲラ=アルカ共和国デリストル州にあるアジトの支部長。帝都の下級区出身で、貴族によって家族を失い核領域の荒野で生死の境をさまよっていたところを“神殺しの邪悪”に助けられた過去を持つ。傍若無人な性格で、サクナをはじめとした逆さ月の部下のことも自分の道具としか見ていない。七紅天闘争で素性が公となり、七紅天を解任される。 サクナ・メモワール オディロンの部下。七紅天闘争後に逆さ月を脱退する。詳細は「#サクナ・メモワール」を参照 クーヤ先生 お団子ヘアが特徴の神仙種。職業は魔核社会においては珍しい医者で、モニクの主治医。 正体は逆さ月の構成員。生まれつき病弱だったことから医者を志すが、魔核社会ゆえに理解を得られず迫害を受け、路頭に迷っていたところをスピカに助けられた過去を持つ。吸血動乱後は、ネルザンピからスピカの居場所を教えてもらうことを条件にネルザンピの小間使いとなり、モニクを利用した消尽病の実験を行っていた。
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