烈核解放
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/04 07:52 UTC 版)
「ひきこまり吸血姫の悶々」の記事における「烈核解放」の解説
読みは「れっかくかいほう」。この世のあらゆる法則から外れた、ひとたび行使すれば大地を穿ち星をも動かすとされる特殊能力。普段は魔核の魔力によって封じられているが、条件を満たすことによって魔核とのパスが切断されて発動する。 烈核解放の強さは心のありようと関係しているとされる。烈核解放を発動すると瞳が赤色に変化する。 孤紅の恤(ここうのとむらい) テラコマリ・ガンデスブラッドの烈核解放。皇帝曰く「帝国千年の歴史にも類を見ない至高の烈核解放」で、発動条件は他人の血液を摂取すること。【孤紅の恤】発動後のコマリは全身の魔力が抜け落ちる現象に見舞われるため、その度に入院を余儀なくされる。 摂取した相手の種族によって発揮する能力は異なり、吸血種の場合は爆発的な魔力と身体能力、蒼玉種の場合は鋼のように頑丈な肉体と強力な回復魔法および氷結魔法、翦劉種の場合はあらゆる武器を生成し操る力と物質を黄金に変化させる力、和魂種の場合は森羅万象の時間を加速させる力を獲得する。 コマリは七紅天就任前に【孤紅の恤】によって3度暴走を起こしたため、アルマンによって血が嫌いになるように催眠誘導を施されていた。当初のコマリは【孤紅の恤】発動時は意識がないため、この異能を自覚していなかったが、吸血動乱後は発動中の記憶が朧げながら残っていたために自覚するに至る。 パンドラポイズン ヴィルヘイズの烈核解放。自分の血を飲ませることによって、飲んだ相手の未来を視ることができる。吸血動乱ではコマリを支えていく決意を新たに固めたことで進化を果たし、物体を未来に転移させることが可能となる。 アステリズムの廻転(アステリズムのかいてん) サクナ・メモワールの烈核解放。殺した相手の記憶を操作する精神干渉系の異能力で、記憶を盗み見たり改竄したりすることができる。 尽劉の剣花(みなごろしのけんか) ネリア・カニンガムの烈核解放。あらゆるモノを切断する能力で、一つしかないモノを分かち合うネリアの利他的な精神に基づいている。 逆巻の玉響(さかまきのたまゆら) アマツ・カルラの烈核解放。カルラの意志力によって対象の時間を巻き戻す異能で、通常の回復魔法では治癒できない神具による傷を消すことが可能なほか、未来のカルラは時間移動の能力にまで進化させた。カルラは幼少のころから【逆巻の玉響】の片鱗を見せていたが制御不能であったため、カルラの従兄がコルネリウスに作らせた神具時習鈴(じしゅうりん)によってこの異能を封印されていた。天舞祭を経てカルラが「大切な人が無残に失われていく汚い世界をきれいな色に変える」という自身の使命を自覚したことによって制御可能になる。 快刀金剛(かいとうこんごう) パスカル・レインズワースの烈核解放。発動することで自身の肉体を強化し、鉄壁の防御を誇るようになる。夢想楽園での苦渋の日々の中で獲得した。 大逆神門(たいぎゃくしんもん) トリフォン・クロスの烈核解放。触れた物体を任意の座標に瞬間移動させる異能で、トリフォンの「人間同士は分かり合えない」という思想に基づいている。また、スピカやフーヤオ、ヴィルが烈核解放を発動すると転移先の座標にズレが生じ機能不全になるとされる。 水鏡稲荷権現(みずかがみいなりごんげん) フーヤオ・メテオライトの烈核解放。他人の声も姿も完璧に模倣する変身能力。フーヤオは、かつて色々な人物を演じた副作用で人格が多数に分裂していたが、現在は武人らしい本来の人格ともう一つの人格だけとなっている。
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