試作・実験機
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/07 08:09 UTC 版)
1952年(昭和27年)の航空一部解禁により、かつて航空産業に携わった企業や大学が新型機の自主開発を開始した。航空産業への参入を狙う商社や空撮のノウハウを有する大手新聞社が参画するもアメリカの機体には及ばず、アメリカ製のライセンス生産を中心とするようになった。その後も自主開発の機会が少なかったため、試作機や研究機の製作数も少ない。 人力飛行機に関しては鳥人間コンテスト選手権大会が開催されているため、大学のサークルなどが定期的に製作している。 立川飛行機(現・新立川飛行機) 立飛 R-52 立飛 R-53 立飛 R-HM310軽飛行機 日本大学工学部 N-52 軽飛行機(岡村製作所・朝日新聞社参加) N-58「シグネット」(伊藤忠航空整備参加) N-62「イーグレット」(伊藤忠航空整備参加) N-70「シグナス」(モーターグライダー) 川崎重工業 KAL-1連絡機 KAT-1練習機 KAL-2連絡機 KHR-1(KH-4改造:無間接型ローターの実験機) H500DFRP(MD 500改造:ブレード実験機) KAV-1(KV-107改造:高速ヘリコプターの研究機。計画のみ) 東洋航空工業 TT-10練習機 萱場製作所 ヘリプレーン1型(セスナ 170B改造:研究目的の複合ヘリコプター) 日本ヘリコプター研究会 よみうりY-1ヘリコプター(読売新聞社参加) 自由航空研究所 JHX-1(チップジェット式ヘリコプターの実験機) JHX-2(上同) JHX-3(上同) JHX-4(上同) JHX-5(上同・計画中止) 新明和工業 UF-XS(UF-2改造:PS-1開発に先立つ研究) 富士重工業 XMH(ベル 204B改造:有翼ヘリコプターの研究機) 防衛省 / 防衛装備庁 X1G(サフィール91B改造:高揚力研究機) P2VSA(P2V-7改造:可変特性研究機) P-2J VSA(P-2J改造:可変特性研究機) T-2 CCV(T-2改造:運動能力向上研究機) X-2(先進技術実証機) i3 FIGHTER(構想:将来戦闘機コンセプト) 多用途小型無人機(TACOM) 無人機研究システム 携帯型飛行体 球形飛行体 航空宇宙技術研究所 / 宇宙航空研究開発機構 FA-200改(FA-200改造:STOL実験機) FA-200XS(FA-200改改造:単発STOL実験機) VTOLフライング・テストベッド(リフトエンジン方式VTOLの実験機) 飛鳥(C-1ベース:低騒音STOL実験機) HIMES(高機動性実験宇宙機) MuPAL-α(Do228-202改造:多目的実証実験機) HYFLEX(極超音速飛行実験機) ALFLEX(小型自動着陸飛行実験機) RTV(再使用ロケット実験機) MuPAL-ε(MH2000改造:多目的実験ヘリコプター) HSFD(高速飛行実証機) SPF(定点滞空飛行試験機による試験のみで開発中止:成層圏プラットフォーム) NEXST-1(小型超音速実験機) LIFLEX(リフティングボディ飛行実験機) ホルニッセ(開発中:リフトファン式VTOL試験機) 飛翔(セスナ サイテーション・ソヴリン(英語版)改造:ジェット飛行実験機) UARMS(放射線モニタリング無人機システム) S3CM(超音速試験機) McART3(4発ティルト翼VTOL小型技術実証機) 電動化モーターグライダー(HK36TTC-ECO(英語版)改造:航空機用電動推進システムの飛行実証機) 火星航空機(開発中:無人航空機型の火星探査機。火星探査航空機や火星飛行機とも) 本田技研工業 MH02 三菱重工業 RP1(S-76S改造:MH2000開発に先立つ研究機) トヨタ自動車 TAA-1(トヨタ・アドバンスド・エアクラフト:炭素繊維複合材と樹脂製の機体による概念実証機。詳細未公表) 岐阜県工業会 ミラクルビークル(空飛ぶクルマ。計画中止) スカイドライブ SkyDrive(空飛ぶクルマ。開発中) 東北大学 MISORA(計画中:ソニックブーム低減型飛行実証実験機) 産業技術短期大学 M-VTOL(一人乗り用垂直離着陸機)
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