設定・エピソード
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/09 08:50 UTC 版)
生年月日や年齢の詳細な設定は存在していないが、当初は少女らしい溌剌とした部分や若さ故の血気盛んな部分が強調されており、敵から「小娘」呼ばわりされることもあった。劇中の時間経過に伴い年齢設定が変更されていったキャラクターであり、シリーズが進むごとに溌剌とした少女から妖艶な大人の女性へと成長を遂げていくこととなった。 向こう見ずでサッパリとした性格。情に厚い性格がいまいち忍向きではないと又平が漏らしていた。時に、忍びの掟で自決を遂げる忍者達の無情な末路に遭遇しては、忍びの道の厳しさに苦悶する一面も見せる。 若くして武芸十六般と各種忍術を修めている天才的なくノ一であり、第16部第1話に登場した時点で、忍びの男3人に襲われても1人で撃退してしまえるほど単独での戦闘能力は高かった。反面、当初は経験が少なく精神的に未熟であった為にピンチに陥ったり敵に捕まったりすることもあった。 光圀一行に加わった後は、戦闘だけでなく、悪人の屋敷に潜入して色仕掛けで悪人から証拠を奪うなどくノ一としての利点を活かした活躍を見せた。敵の忍び集団と対決の際には、敵の忍びと互角の戦いを演じ、時には敵の忍びを圧倒する活躍を見せることもあったが、敵の罠にかかったり、人質を取られて敵に捕まってしまう場合も多々あった。。敵に捕まった際には、敵のアジトで激しい拷問を受け、時には光圀をおびき寄せるための人質にされてしまう場合もあった。第16部・第18部で敵に捕まった際には、忍装束を脱がされ、レオタード姿で縄で縛られて、苦痛の表情を浮かべるシーンがある。 普段は鳥追い(三味線奏者)に扮して助さん・格さん・うっかり八兵衛らの光圀一行と行動を共にすることも多いが、少し離れて行動し、同じ忍者である風車の弥七・柘植の飛猿らと共に別働隊として諜報活動に当たることも少なくない。 最後の立ち回りの場面では第24部までほとんど忍装束姿だったが、第25部からほとんど鳥追いや芸者姿などであり、忍装束姿は数話のみである。 戦闘スタイルは忍者刀や蹴りが主であり、由美の特技が合気道(四段)であることから、投げ技や固め技を用いることもあるが、こちらは立ち回りのシーンよりも、潜入時(後述の救出の任務の際など)に用いられることが多い。『水戸黄門外伝 かげろう忍法帖』や第24部では、敵の体に肩車の態勢で乗っかるなどして、両太腿で敵の首を絞めあげて倒すという大技を披露する事もあった。 鳥追いの姿の場合は三味線による打撃や簪(銀針)を手裏剣のように扱う。また、この簪は忍装束姿でも使う場合もあり、弥七が使う風車のように矢文として活用したり錠前を解除する際にも使われる。 稀に忍術を応用したとみられる、手妻(奇術)を用いることもあった。 第28部では第1話から戦闘時の忍装束が従来の紺色から赤色のものに改められているのだが、その理由については触れられる事はなかった。また、赤い忍装束を着用していた際には同時に黒いマントを着用しており、立ち回りのシーンでこのマントを用いて敵を翻弄することもあった。 風呂に入っている時に「どうだい、この色艶」と自分の肉体美を自画自賛したり、悪人に対して「こんないい女を放っておくだなんて」と言い放つなど、自分の美貌と色香には自信を持っている描写がある。 光圀一行が赤ん坊を拾った際、うっかり八兵衛から赤ん坊に乳をやってみたらどうだと言われて「生娘のアタイにお乳が出るわけないだろ」と返答している。この他に芸妓に扮して悪人の相手をしている時などにも自身が生娘であると発言したことがあるが、冗談を言っているとも受け取れる状況の為、真相は不明である。
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