衰退・終焉へ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/29 19:18 UTC 版)
「神戸ポートピアランド」の記事における「衰退・終焉へ」の解説
1995年(平成7年)の阪神・淡路大震災による休園後の入場者の減少、当時の不況、レジャーの多様化、近郊に神戸ハーバーランドの街開きやUSJの開業による入場者の減少の影響、施設の老朽化などを理由に経営していた阪急東宝グループ(当時)の阪急電鉄が2003年(平成15年)、宝塚ファミリーランドとあわせて遊園地事業より撤退を決定。その後、ポートアイランドの地盤沈下を懸念した神戸市に対し、施設を無償譲渡し、営業を継続した。当時人気のハロー!プロジェクトのイベント開催やナイター営業時に噴水と花火のショーを開催するなどして打開策を打ち出すが入場者の大きな増加にはつながらず2006年(平成18年)3月31日をもって閉園し、「ポートピア'81」開幕以来25年の歴史に幕を閉じた。 なお、2006年(平成18年)2月上旬から閉園までにかけて、「さよならポートピアランド〜25年のあゆみ〜展」が公開された。これはその名の通り25年の生い立ちを懐かしい写真ポスターやVTRなどを交えて振り返る目的で企画されたものであり、来園者が思い出を綴る掲示板も設置された。最終日の3月31日には、営業終了時に閉園セレモニーが開催され、高田支配人の挨拶の後、最後の花火が中央の帆船より打ち上げられ、併せて「25年間ありがとう」の文字花火も披露された。最終日には20000人以上の来園者があり、テレビ局もその模様を生中継で放送した。 1999年の始め頃から開設したホームページは、2006年5月に閉鎖され、閉園当日の閉園直後に於けるトップページでは、単にポートピアランド正面からの夜景写真をバックに、「3月31日をもって閉園いたしました」の閉園挨拶が記されただけのものになっていた。閉園直前のサイトの風景は、下の外部リンクからアクセスできる。その後、そのドメイン名は他者運営のサイトとなった。 閉園後の跡地には、2008年(平成20年)4月14日よりスウェーデンの大手家具製造・直販企業である「イケア」がイケアポートアイランド店をオープンさせている。
※この「衰退・終焉へ」の解説は、「神戸ポートピアランド」の解説の一部です。
「衰退・終焉へ」を含む「神戸ポートピアランド」の記事については、「神戸ポートピアランド」の概要を参照ください。
- 衰退・終焉へのページへのリンク