衰退・消滅とは? わかりやすく解説

衰退・消滅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/17 09:53 UTC 版)

トランシルヴァニア公国」の記事における「衰退・消滅」の解説

しかし、ラーコーツィ・ジェルジュ2世大洪水時代ポーランド遠征失敗1660年オスマン帝国征討受けて戦死同年起きたオラデア喪失は、トランシルヴァニア公国衰退公国対すハプスブルク帝国支配力増大していく画期となったジェルジュ2世死後後継者争い勃発ケメーニ・ヤーノシュ統治下の1661年4月トランシルヴァニア議会オスマン帝国からの分離宣言しウィーン宮廷支援要請した。しかしハプスブルク・オスマン間の秘密協定結果オスマン側のアパフィ・ミハーイ1世が公となり、ケメーニ・ヤーノシュ戦死したミハーイ1世オスマン側に立ったが、公国対すハプスブルク帝国影響はさらに強まって行った1683年第二次ウィーン包囲オスマン帝国敗退した後、大トルコ戦争ハプスブルク家ハンガリー占領トランシルヴァニアにも攻め入りミハーイ1世ハプスブルク帝国協定を結び、公的に自治国家であるトランシルヴァニアハプスブルク帝国実質的な支配下置かれることとなった一時オスマン帝国協力したテケリ・イムレトランシルヴァニア公称したが、すぐに廃位された。 1692年アパフィ・ミハーイ2世廃位されトランシルヴァニアハプスブルク家治下ハンガリー王国組み込まれ皇帝政府の直接統治下に入った1699年カルロヴィッツ条約オーストリアトランシルヴァニア宗主権認められた)。1704年ラーコーツィ・フェレンツ2世トランシルヴァニア公即位したが、1711年以後トランシルヴァニアハプスブルク帝国に完全に統合されトランシルヴァニア公総督置き換えられた。

※この「衰退・消滅」の解説は、「トランシルヴァニア公国」の解説の一部です。
「衰退・消滅」を含む「トランシルヴァニア公国」の記事については、「トランシルヴァニア公国」の概要を参照ください。

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