蛮種
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/03/07 09:58 UTC 版)
人間の生物的特性を極めて強く有する者達に対する、神機力側の蔑称。人外の能力は備えないが、その身で行う人間技のことごとくが超人的水準に達しているのがその特徴である。 由比入鹿(ゆい いるか) ふんどし一丁で素潜りする駿河湾で一番の沖海女。夫・与四郎を謀殺した徳川惑星を襲撃するが返り討ちにあい、気絶している間に犯される。その際、一子・正雪を宿す(ただし正雪自身はこの事実を知らず、自分を与四郎の子と思っている)。万力(まんりき) 両足で挟んだ相手を内股で締め上げる技。大鮫の臓腑も一撃で搾り出す威力を持つ。 潜水唱(かづきしょう:正式名称不明) 海の魔物から身を守るため、海女が唱える呪文。「ツイツイ ツイヤ 龍グンサン」と唱えて意識を集中することで、人類の限界・7分33秒を超えて呼吸を停止できる。 イルカの背筋(イルカのはいきん:正式名称不明) 水中から水上に、全身飛び出すことのできる背筋力。魚類級の速度で泳ぐことも可能とする。 由比正雪(ゆい しょうせつ) 肉体的には神都の全機能に介入できるが、思想的には神機力を全否定する、「神機力に刃向かう運命」を宿す者。神機力を「神」としたとき間違い無く「魔」に該当する。詳しくは浪人者参照。 潜水唱(かづきしょう:正式名称不明) 母親・入鹿の使用するものと同じ。 耐電体質(たいでんたいしつ:正式名称不明) 父親・徳川惑星の特質を受け継ぐため、電気・電波によるあらゆる攻撃に非生物的なほどの耐久力を備える。 自動解体プログラム(じどうかいたいプログラム) 正雪の身体能力が及ばぬほど高等な神機力ロボットに対して起こる現象。徳川惑星のDNAを有する正雪は徳川グループ保護システムの有資格者となるため、抹殺は謀叛行為であるとみなされ、このプログラムが適用される。 丸橋忠弥(まるばし ちゅうや) 詳しくはやすらぎ参照。石頭(いしあたま:正式名称不明) 常人の4倍の厚みを持つ頭蓋骨。弾丸の直撃すら凌ぐこともある。 馬鹿力(ばかぢから:正式名称不明) 常人の脚ほどの太さを持つ腕。表面に極太の血管が浮き出している。「和」に本来の規格以上の力を持たせている源。 臨界終息(りんかいしゅうそく) 「和」の二の腕の削岩刃を回転させながら放つウエスタンラリアート。手加減なしで放てば「治」にも匹敵する威力を持つ(ただしその場合丸橋自身の腕も千切れ飛ぶ)。 イルカイダー 由比入鹿のクローン。入鹿を陵辱した際、徳川惑星が入手した彼女の体細胞の一部から生み出された「複製蛮種」。肉体的には入鹿に可能なことは全て可能であるが、知性をうかがわせる描写は無く、「ツイツイ」としか声を発さない。また、全身の要所にマイクロ神機を埋め込まれているため、神機力側の意のままに操られる。蛮種であるため高い戦闘能力を持ち、更に正雪に殺されることで精神的ダメージを与えた。万力(まんりき) 由比入鹿の使用するものと同じ。 潜水唱(かづきしょう:正式名称不明) 由比入鹿の使用するものと同じだが、「ツイツイ」あるいは「ツイツイツイ」としか唱えた様子は無い。 イルカの背筋(いるかのはいきん:正式名称不明) 由比入鹿の使用するものと同じ。
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