まん‐りょう〔‐リヤウ〕【万両】
読み方:まんりょう
サクラソウ科の常緑小低木。暖地の山林中に生え、高さ50センチ〜1メートル。葉は長楕円形で厚く、縁に波状のぎざぎざがある。夏、白い小花を散房状につけ、実は球形で赤く熟し、翌年春まで木に残る。正月にセンリョウなどとともに飾る。《季 冬》「—や使ふことなき上厠/風生」
まんりょう〔マンリヤウ〕【万両】
マンリョウ
まんりょう (万両)
●わが国の本州、関東地方以西から四国・九州、それに東南アジアにかけて広く分布しています。暖地の林内に生え、高さは30~100センチになります。葉は長楕円形で互生し、縁には波状の鋸歯があります。7月から8月ごろ、枝先に小さな白い花を咲かせ、果実は11月ごろに赤く熟します。庭木としてよく植栽されています。
●ヤブコウジ科ヤブコウジ属の常緑低木で、学名は Ardisia crenata。英名 Coralberry。
セイロンまんりょう (万両)
●スリランカが原産ですが、現在では太平洋の諸島と周辺のオーストラリアに分布しています。この樹木は成長が早く、他の植物の成長を抑制します。葉腋から散形または総状の花序をだし、小さな青白いラベンダー色の花を咲かせます。球形の果実は、未熟なときは赤く、熟すと黒くなります。
●ヤブコウジ科ヤブコウジ属の常緑低木で、学名は Ardisia elliptica。英名は Shoebutton ardisia。
イズセンリョウ: | 伊豆千両 |
ヤブコウジ: | アルディシア・ピラミダリス 万両 万両 藪柑子 |
万両
マンリョウ
(萬両 から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/30 18:14 UTC 版)
マンリョウ(万両[7]、学名: Ardisia crenata)は、サクラソウ科[注 1]ヤブコウジ属の常緑小低木。林内に生育し、冬に熟す果実が美しいので栽培され、特に名前がめでたいのでセンリョウ科のセンリョウ(千両)などとともに正月の縁起物とされる。
注釈
出典
- ^ a b c 米倉浩司・梶田忠 (2003-). “Ardisia crenata Sims マンリョウ(標準)”. BG Plants 和名−学名インデックス(YList). 2022年12月5日閲覧。
- ^ 米倉浩司・梶田忠 (2003-). “Bladhia crenata (Sims) H.Hara マンリョウ(シノニム)”. BG Plants 和名−学名インデックス(YList). 2022年12月5日閲覧。
- ^ 米倉浩司・梶田忠 (2003-). “Bladhia crenata (Sims) H.Hara var. lanceolata (Masam.) H.Hara マンリョウ(シノニム)”. BG Plants 和名−学名インデックス(YList). 2022年12月5日閲覧。
- ^ 米倉浩司・梶田忠 (2003-). “Ardisia crenata Sims var. lanceolata (Masam.) マンリョウ(シノニム)”. BG Plants 和名−学名インデックス(YList). 2022年12月5日閲覧。
- ^ 米倉浩司・梶田忠 (2003-). “Ardisia crenata Sims f. taquetii (H.Lév.) Ohwi マンリョウ(シノニム)”. BG Plants 和名−学名インデックス(YList). 2022年12月5日閲覧。
- ^ 米倉浩司; 梶田忠 (2003-). “BG Plants簡易検索結果表示”. 「BG Plants 和名−学名インデックス」(YList). 千葉大学. 2013年9月16日閲覧。
- ^ a b c 辻井達一 2006, p. 39.
- ^ a b c d e 辻井達一 2006, p. 40.
- ^ a b c d e f g h i 平野隆久監修 永岡書店編 1997, p. 149.
- ^ 波田善夫. “マンリョウ”. 植物雑学事典. 岡山理科大学生物地球学部. 2013年9月16日閲覧。
- ^ 辻井達一 2006, p. 42.
- 1 マンリョウとは
- 2 マンリョウの概要
- 3 形態・生態
- 4 参考文献
- 5 関連項目
- 6 外部リンク
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