脇役・端役
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/12 02:20 UTC 版)
スペンサー(Spencer) 合衆国参謀。「落日」の章に登場。日本に向けられてミサイルが発射された際に大統領へホットラインを使用し判断を仰いだ。 クラモト(Kuramoto) オオタ(Ohta) ともに日本自民会議員。「落日」後編に登場。角ビルで行なわれた日合会談に出席し、飼い犬と見下す合衆国のジェファーズ、ダッドリーらと麻雀の卓を囲んでの会議を行う。会談を始めるより前に自民会と合衆国民産党の間では話が纏まっており、この会談の結末も予め安全保障条約の延長とミサイルの迎撃という形に決められていた筈だったが、土壇場で合衆国がこのシナリオを破棄。クラモトとオオタは日本の命運を賭けて分不相応なネゴシエートに挑む羽目になる。 もとより会議を捨てている相手との会談は噛み合わず、平行して続いた麻雀の勝負では鳴き続けて裸単騎からの清一色(門前であれば九蓮宝燈になる形)を和がるも(この一連のシーンは麻雀劇画『哭きの竜』のオマージュである)、フリテンに気付かずチョンボとなる。これが最後の一押しとなり会談は決裂し、銃を抜いた4名全員の相撃ちとなる。 ジェファーズ(Jeffers) ダッドリー(Dudley) ともに合衆国民産党議員。「落日」後編に登場。角ビルの日合会談に出席する。2人は会談を破談に終わらせたい合衆国の捨て駒として送り込まれており、彼らがサルと見下すクラモト、オオタらとは最初から妥協点を探る意思を持たなかった。思惑通り会議は難航し、最終的に銃を抜いた4名全員の死という結末を迎えた。 ガブリエル・クレメンス (Gabriel Clemence)(声:Chris Cox) ファーストライフに勤めるウルメイダインターシティ住人。「雲男」の章に登場。ウルメイダに「今日のラッキーマン」に選ばれた事を無邪気に喜ぶが、その役割は死亡速度計測(デッドドライブ)、すなわち超高速で走るスーパーカーのGに人体がどこまで耐えうるかを調べる実験であった。この実験で運良く生き残ったクレメンスはウルメイダの「死のリスクによって生の実感が得られる」とする思想を理解し、ウルメイダの死後にその血の雨を舐めて遺志を継ぐ。その後の消息は不明である。 メリル・リンチ准将(General Lynch) 合衆国緊急対策防衛室に所属する軍人。「雲男」の章に登場。killer7の動向を追い、軍隊を引き連れウルメイダを捕獲。ウルメイダが「笑う顔」化する前に処理しようとしたが、駆除に失敗し覚醒したウルメイダの血の雨を浴びて死亡する。 ペドロ・モンタナ(Pedro Montana) 合衆国移民局の人身売買の黒幕の一人。「邂逅」後編に登場。孤児の取引ではカーティスが女子を、ペドロが男子を扱うという暗黙の了解が結ばれていたが、「笑う顔」の被害で孤児の絶対数が減り、なおかつ「笑う顔」の材料としての臓器需要が高まったために、カーティスを裏切り男女に関係なく市場を独占する。この結果カーティスの怒りを買い、一家を惨殺された末に憤激の中銃殺された。 過去にダン・スミスやカーティスと同じくシアトル自衛団に所属。自衛団では資金を横領し、その罪をダンに着せてカーティスに殺させている。 エド・マカリスター(Edo Macalister) ホテル・ユニオンのフロント係。36歳。「笑顔」の章に登場する。物腰丁寧なホテルマンで、一度来た客の顔はすべて覚えていると自称。ホテルを訪れたガルシアン・スミスの顔を記憶していた。最初の登場時は不意に姿を消し、次の登場時には何事も無かったようにガルシアンに新聞を渡している(この2回がエドの全ての登場シーンである)。 本来はghm作品『花と太陽と雨と』に登場した、ホテル「フラワー・サン・アンド・レイン」の支配人であるが、カメオ出演として本作中にもよく似た役職で登場している。 リンダ・バーミリオン(Linda Vermillion) 声 - Jennifer Hale ヒットウーマン。「笑顔」後編に登場。「国を守る者」を自称し、国家の秘密を知りすぎたミルズを殺り、同時にkiller7の新しい情報屋となったという。しかし彼女の言動は合衆国の国益や政府への依存を否定しており、合衆国政府に雇われた情報屋としては不自然な面がある。 黒のコートの下は素肌に近い大胆な服装の美女。劇中一度しか登場せず、その行動には謎が多い。
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