答弁
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/03 20:00 UTC 版)
2008年(平成20年)2月の大阪府議会で、堀田文一府議(日本共産党)から「私は、部落解放同盟は、暴力と利権を欲しいままにし、部落差別解消にブレーキをかけた、そういう害のある団体だと感じております。(略)行政がそのような特定民間運動団体(部落解放同盟)を応援していいのか」との質問を受けた。 これに橋下は「同和問題に対する取り組みについてでありますが、本府においては、平成十三年の府同対審答申に基づき、特別措置としての同和対策事業はすべて終了し、十四年度からは一般施策により同和問題の解決に向けて取り組んでおります。」「部落解放同盟が利権や暴力だということを言い切られることでありましたら、これは私の今までの法律家としての感覚からすれば、全く証拠も根拠も何もないことでありまして、それは私も確かにそういうつながりがあるところも知っております、そういう事件があったことも知っています。ただし、そういうことがなく、本当に同和問題の解決に取り組んできたということも知っております。一面的な側面をとらえることなく、きちんと、解放同盟の活動を真摯に見ていただきたく思います」と返答。 堀田は、大阪府における同和奨学金の受給者の全員が返還免除を受けていることを「同和」の特別扱いとして、府議会で問題にした。 これに対して、橋下は「免除規定の第三号の追加規定にありましては、議会の皆様方の議決を得たところでありまして、議会の皆様方のその議決の意思を尊重した上で行政は執行しております。また、その申請をした人間ほぼ全員がこの規定に当たるという判断で特別扱いをしているというふうにおっしゃいますが、この三号の規定に当たる以上は免除しなければならないというのが行政の立場です」、「この規定ができた経緯といいますか、社会の実態といいますか、歴史的経緯を御存じない、そのような御指摘」「まだ同和問題で苦しまれているそのような家庭で育って、大学や高校に行くのに経済的な理由で進学が困難であるというような子どもを救うことが先決であって、テレビ難民は二の次だと思います。」と反論している。
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答弁
「答弁」の例文・使い方・用例・文例
- 巧みな答弁
- 彼は答弁人として法廷に立った。
- 君の答弁は明確ではない。
- 首相の答弁は玉虫色だった。
- …を説明[答弁]する, …の始末を明らかにする.
- 非難[告訴]に答弁する.
- 被告人は(精神異常などで)答弁できる状態ではないと陪審員[法廷]が判定した.
- 首相はその件についてはほんのお茶を濁す程度に答弁した.
- 荒木氏は代表委員の資格で答弁しました.
- 首相は野党議員に答弁の矛盾を突っ込まれて立ち往生した.
- 責任者に説明を求めたが, 彼は答弁に窮した.
- 彼女は「遊泳禁止」の掲示が見えなかったと答弁した.
- 答弁からして彼は正直とは言いがたい.
- 首相の答弁は明確さに欠ける.
- 市長はメモを見ながら答弁した.
- 明快に答弁した
- 君の言うことを事実と仮定しても僕の議論の答弁にはならぬ
- 答弁流るるが如し
- 仮に君の言うことを事実としても答弁にはならぬ
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