第70回選抜高等学校野球大会

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第70回選抜高等学校野球大会

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2023/11/15 00:31 UTC 版)

第70回選抜高等学校野球大会
試合日程	1998年3月25日 - 4月8日
出場校	36校
優勝校	横浜（神奈川、25年ぶり2回目）
試合数	35試合
選手宣誓	三好剛（京都西）
開会式司会	靏かおり（長崎・活水高校卒業） 安田知博（熊本・県立盲3年）
入場行進曲	『硝子の少年』（KinKi Kids）
閉会式司会	安田知博（熊本・県立盲3年）
総入場者数	約514,000人（1試合平均14,685人）
最高入場者数/1日	68,000人
大会本塁打	8本
< 19971999 >  選抜高等学校野球大会
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第70回記念選抜高等学校野球大会（だい70かいきねんせんばつこうとうがっこうやきゅうたいかい）は、1998年（平成10年）3月25日から4月8日（雨で3日順延）まで阪神甲子園球場で行われた選抜高等学校野球大会である。

概要

この大会から応援団賞を実施。また、高校生（卒業生も含む）による開会式・閉会式の司会進行が、選抜大会ではこの大会より行われる事となった。開会式では日本航空の3選手が食中毒による体調不良のため入場行進に参加できず、13人での行進となった^[1]。

日程

• 1998年（平成10年）
  • 1月31日 - 選考委員会が開かれ出場36校が決定。
  • 3月14日 - 組み合わせ抽選会。
  • 3月25日 - 開会式。
  • 4月8日 - 決勝戦。閉会式。

出場校

北海道

• 北照（北海道、初出場）
• 苫小牧東（北海道、30年ぶり4回目）

東北

• 光星学院（青森、2年連続2回目）
• 仙台育英（宮城、3年ぶり7回目）

関東

• 常総学院（茨城、4年ぶり4回目）
• 浦和学院（埼玉、2年ぶり3回目）
• 横浜（神奈川、2年ぶり8回目）
• 日大藤沢（神奈川、8年ぶり2回目）
• 日本航空（山梨、初出場）

東京

• 国士舘（東京、3年連続5回目）
• 創価（東京、3年ぶり2回目）

東海

• 島田商（静岡、57年ぶり8回目）
• 豊田西（愛知、初出場）
• 鈴鹿（三重、初出場）

北信越

• 新発田農（新潟、初出場）
• 敦賀気比（福井、初出場）

近畿

• 近江（滋賀、初出場）
• 京都成章（京都、初出場）
• 京都西（京都、9年ぶり5回目）
• PL学園（大阪、3年ぶり17回目）
• 関大一（大阪、69年ぶり2回目）
• 報徳学園（兵庫、2年連続13回目）
• 関西学院（兵庫、63年ぶり6回目）
• 郡山（奈良、2年連続6回目）

中国

• 岡山理大付（岡山、4年ぶり4回目）
• 広島商（広島、4年ぶり20回目）
• 出雲北陵（島根、初出場）
• 岩国（山口、5年ぶり4回目）

四国

• 徳島商（徳島、2年連続18回目）
• 今治西（愛媛、3年ぶり6回目）
• 明徳義塾（高知、3年連続7回目）

九州

• 東福岡（福岡、初出場）
• 東筑（福岡、13年ぶり2回目）
• 高鍋（宮崎、32年ぶり4回目）
• 樟南（鹿児島、5年ぶり6回目）
• 沖縄水産（沖縄、2年ぶり3回目）

組み合わせ・試合結果

1回戦 - 3回戦

	-				2回戦				3回戦
					3月26日（2）
					京都西	0
					明徳義塾	6
									4月2日（2）
									明徳義塾	5
									常総学院	4
					3月26日（3）
					岩国	2
					常総学院	9

	1回戦				2回戦				3回戦
					3月26日（4）
					敦賀気比	4
					島田商	1
									4月2日（3）
									敦賀気比	1
									PL学園	3
					3月31日（1）
					創価	0
	3月25日（1）
					PL学園	9
	樟南	1
	PL学園	5

	-				2回戦				3回戦
					3月28日（1）
					横浜	6
					報徳学園	2
									4月3日（1）
									横浜	3
									東福岡	0
					3月28日（2）
					東福岡	5
					出雲北陵	0

	1回戦				2回戦				3回戦
					3月28日（3）
					郡山	3
					北照	2
									4月3日（2）
									郡山	7
									徳島商	3
					3月31日（2）
					徳島商	8
	3月25日（2）
					日本航空	4
	日本航空	4
	仙台育英	3

	-				2回戦				3回戦
					3月29日（1）
					高鍋	4
					関西学院	2
									4月3日（3）
									高鍋	4
									広島商	3
					3月29日（2）
					広島商	9
					国士舘	2

	1回戦				2回戦				3回戦
					3月29日（3）
					近江	3
					日大藤沢	6
									4月4日（1）
									日大藤沢	4
									豊田西	2
					3月31日（3）
					光星学院	2
	3月25日（3）
					豊田西	3
	新発田農	0
	豊田西	5

	-				2回戦				3回戦
					3月30日（1）
					関大一	14
					鈴鹿	1
									4月4日（2）
									関大一	2
									今治西	1
					3月30日（2）
					今治西	14
					東筑	2

	1回戦				2回戦				3回戦
					3月30日（3）
					京都成章	2
					岡山理大付	18
									4月4日（3）
									岡山理大付	4
									浦和学院	6
					4月2日（1）
					苫小牧東	1
	3月26日（1）
					浦和学院	7
	沖縄水産	2
	浦和学院	4

準々決勝 - 決勝

	準々決勝				準決勝				決勝
	4月5日（1）：延長10回
	明徳義塾	2
					4月7日（1）
	PL学園	3x
					PL学園	2
	4月5日（2）
					横浜	3
	横浜	4
									4月8日
	郡山	0
									横浜	3
	4月5日（3）：延長10回
									関大一	0
	高鍋	3
					4月7日（2）
	日大藤沢	4x
					日大藤沢	3
	4月5日（4）
					関大一	5
	関大一	3
	浦和学院	2

決勝戦スコア

4月8日（試合開始：12時30分）

チーム	1	2	3	4	5	6	7	8	9	R	H	E
横浜	0	1	0	0	0	0	2	0	0	3	13	0
関大一	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	4	0

1. （横）：松坂 - 小山
2. （関）：久保 - 西本
3. 審判
   ［球審］岡本
   ［塁審］中本・榎田・濱田
4. 試合時間：1時間50分

横浜 打順 守備 選手 1 [中] 加藤重之（3年） 2 [二] 松本勉（2年） 3 [左] 柴武志（3年） 4 [投] 松坂大輔（3年） 5 [捕] 小山良男（3年） 6 [一] 後藤武敏（3年） 7 [右] 小池正晃（3年） 8 [三] 斉藤清憲（3年） 9 [遊] 佐藤勉（3年）

関大一 打順 守備 選手 1 [二] 中本真教（3年） 2 [右] 穂積雄司（3年） 3 [遊] 横山央宣（3年） 4 [捕] 西本雅成（3年） 5 [一] 大谷重雄（3年） 6 [投] 久保康友（3年） 7 [左] 紺谷保孝（3年） 8 [三] 西村幸平（2年） 9 [中] 三浦達也（2年）

大会本塁打

1回戦

• 第1号：佐藤雄次（仙台育英）

2回戦

• 第2号：岡田淳（東福岡）
• 第3号：西下明夫（北照）
• 第4号：三浦大典（広島商）
• 第5号：深沢俊哉（日本航空）

3回戦

• 第6号：後藤武敏（横浜）

準々決勝

• 第7号：寺本四郎（明徳義塾）
• 第8号：五十嵐徹也（日大藤沢）

記録

いずれも今大会終了時点における記録

記録		校名	対戦校	補足
1試合最多二塁打	8	今治西	2回戦・東筑	大会新記録
1イニング最多二塁打	4	今治西	2回戦・東筑（2回裏）	大会タイ記録（3度目）

応援団賞

最優秀賞	豊田西（愛知）
優秀賞	新発田農（新潟）
	創価（東京）
	関大一（大阪）
	郡山（奈良）
	高鍋（宮崎）

その他の主な出場選手

• 米野智人（北照）
• 眞山龍（仙台育英）
• 金子洋平（国士舘）
• 小谷野栄一（創価）
• 館山昌平（日大藤沢）
• 松本拓也（日本航空）
• 富樫和大（新発田農）
• 加藤健（新発田農）
• 東出輝裕（敦賀気比）
• 金森久朋（敦賀気比）
• 木谷寿巳（近江）
• 吉見太一（京都成章）
• 上重聡（PL学園）
• 大西宏明（PL学園）
• 平石洋介（PL学園）

• 田中一徳（PL学園）
• 田中雅彦（PL学園）
• 工藤和樹（関大一）
• 鞘師智也（報徳学園）
• 光原逸裕（報徳学園）
• 南竜介（報徳学園）
• 高橋一正（明徳義塾）
• 村田修一（東福岡）
• 大野隆治（東福岡）
• 田中賢介（東福岡）
• 井生崇光（東筑）
• 矢野修平（高鍋）
• 鶴岡慎也（樟南）
• 上野弘文（樟南）
• 稲嶺誉（沖縄水産）
• 新垣渚（沖縄水産）

脚注

1. ^ なお、同日に行われた1回戦の試合では全選手がベンチ入りした。

関連項目

• 第28回明治神宮野球大会
• 第80回全国高等学校野球選手権大会

外部リンク

• 第70回選抜高等学校野球大会

表 話 編 歴 選抜高等学校野球大会
1920年代	1924 1925 1926 1927 1928 1929
1930年代	1930 1931 1932 1933 1934 1935 1936 1937 1938 1939
1940年代	1940 1941 （中断） 1947 1948 1949
1950年代	1950 1951 1952 1953 1954 1955 1956 1957 1958 1959
1960年代	1960 1961 1962 1963 1964 1965 1966 1967 1968 1969
1970年代	1970 1971 1972 1973 1974 1975 1976 1977 1978 1979
1980年代	1980 1981 1982 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989
1990年代	1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999
2000年代	2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009
2010年代	2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019
2020年代	2020 2021 2022 2023 2024
地方別成績	北海道 青森 岩手 宮城 秋田 山形 福島 茨城 栃木 群馬 埼玉 千葉 東京 神奈川 新潟 富山 石川 福井 山梨 長野 岐阜 静岡 愛知 三重 滋賀 京都 大阪 兵庫 奈良 和歌山 鳥取 島根 岡山 広島 山口 徳島 香川 愛媛 高知 福岡 佐賀 長崎 熊本 大分 宮崎 鹿児島 沖縄
秋季大会	北海道 東北 関東 東京 東海 北信越 近畿 中国 四国 九州
楽曲	入場行進曲 蒼空高き甲子園 陽は舞いおどる甲子園 今ありて
関連項目	歴代優勝校 2020年甲子園高校野球交流試合
1942年から1946年は中断。取り消し線は開催中止。