第20回選抜高等学校野球大会とは? わかりやすく解説

第20回選抜高等学校野球大会

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/09/15 21:07 UTC 版)

第20回選抜高等学校野球大会
試合日程 1948年4月1日 - 4月6日
出場校 16校
優勝校 京都一商京都、初優勝)
試合数 15試合
入場行進曲 鐘の鳴る丘
大会本塁打 1本
 < 19471949 > 
選抜高等学校野球大会
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第20回選抜高等学校野球大会(だい20かいせんばつこうとうがっこうやきゅうたいかい)は、1948年4月1日から4月6日まで甲子園球場で行われた選抜高等学校野球大会である。

概要

「全国大会を1年に2回も行う必要はない」とするGHQとの交渉の結果、1948年からは「全国大会」ではなく「近畿中心の招待大会」という位置付けで開催が許可された[1][2]。「全国」の文字は削除され[注釈 1]、回数もリセットされ、学制改革による中等学校から高等学校への改編もあいまって、「第1回選抜高等学校野球大会」として開催された。ただし、開幕と高等学校への改編が同日という日程だったこともあり、出場16校の校名はすべて中等学校時代の校名が採用されている。また、回数については1955年に通算に戻すことが決定され、「第20回選抜高等学校野球大会」となった。

「近畿中心の招待大会」については、これは大会存続のための言葉の綾で、近畿勢が多く選出されるのは1924年第1回大会以来のことであり、実態は変わっていない。むしろ以前のほうが近畿勢の割合が高い傾向にあり、1934年第11回大会は出場20校のうち10校が近畿勢だった。

この大会より警察音楽隊による入場行進曲の演奏が始まった。

出場校

関東
中部
近畿
中国
四国
九州

組み合わせ・試合結果

1回戦 - 決勝

 
1回戦 準々決勝 準決勝 決勝
 
                           
 
 
 
 
京都二商 7
 
 
 
大分中 0
 
京都二商 1
 
 
 
享栄商 0
 
享栄商 4
 
 
 
徳島商 3
 
京都二商 4
 
 
 
下関商 2
 
高知商 5
 
 
 
桐生工 2
 
高知商 1
 
(延長14回)
 
下関商 7
 
下関商 4
 
(延長11回)
 
浪華商 0
 
京都二商 0
 
 
 
京都一商 1x
 
田辺中 14
 
 
 
岐阜商 2
 
田辺中 2
 
(延長13回)
 
京都一商 4
 
京都一商 3
 
 
 
小倉中 2
 
京都一商 4
 
 
 
北野中 1
 
北野中 5
 
 
 
金沢三中 3
 
北野中 3
 
 
 
神戸二中 2
 
神戸二中 2
 
 
早稲田実 1
 

決勝戦スコア

  1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 R H E
京都二商 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 2 1
京都一商 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1x 1 9 3
  1. (延長11回)
  2. (二):足立 - 森
  3. (一):北本 - 種田

大会本塁打

  • 第1号:鈴江準一郎(徳島商)

その他の主な出場選手


脚注

注釈

  1. ^ 1947年(第19回大会)までは「全国選抜中等学校野球大会」という大会名で開催されていた。

出典

  1. ^ Fマークに込められた想い”. 公益財団法人 日本高等学校野球連盟. 2024年9月9日閲覧。
  2. ^ "「選ぶ意義」重んじ100年…センバツ18日 開幕". 読売新聞オンライン. 読売新聞社. 14 March 2024. 2024年9月9日閲覧

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