第2部からの人物
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/04/28 07:15 UTC 版)
黎宝珠(れい ほうじゅ)(宝珠) 『ちょー新世界より』からの主人公。東大陸の璃磨国出身。腰まである黒髪と獣の耳を持つ15歳くらいの少女。 耳が原因で、街から離れた山中で暮らさざるを得なくなった占い師の母親に疎まれながら育ち、ある日自宅にあった幾つかのお宝を手に家出をする。その時に街で出会ったリターフにライーとジオラルドへの伝言を頼まれ、西大陸のトードリアへと向かうことに。夢渡りの魔法で出会ったリオ・アースの言葉を受け、「世界に歓迎されるため」に旅をするが、その過程で様々な人々に出会う。 初めの頃は人を騙したり疑ったりした事もあったが、次第に生来の素直な性格に戻っていく。オニキス同様にどこか抜けていて、ダイヤモンドに「天然」と言われた事あり。 運動神経もそこそこよく、剣の腕はなかなかのレベルで、クラスターとの勝負に勝った経験もある。オニキスがコーイヌール号に乗って探していた「キャプテン・ロッドムージの剣(魔法具にしたジオラルドの髪付き)」を、そうとは知らずに持っていた(彼女の自宅にあったお宝のひとつらしい)。 作中で「獣の耳を持つ娘」や「魔族の英雄」など、様々な異名を得る。『魔王』シリーズのサファイヤの言によれば、本シリーズの一件後、放浪癖がつき、行方知れずになってはオニキスに探されている模様。 クラスター・ドルカーナ・ジール(クラスター) ジール国の王子。魔王・魔族の力で世界を滅ぼそうとする16歳の少年。 ぴよぴよ跳ねる銀髪に赤と青のオッドアイの持ち主。その容姿のせいで周囲に「外に出たら殺される」などと吹き込まれて育つ。同じように異端である宝珠を気にかけ、彼女を連れ去り、一方的にプロポーズをする。しかし、外の世界を怖がり、城から出られず。 臆病すぎる父王を『助言』という形で思いのままに操る。終盤では鎧兜で姿を隠して、城を出陣した。 ムロー 正体が石筍である魔族。魔王に会いたいがため、クラスターに従う魔族の一人で実質の副官。たいてい藁色の髪を持つ人型を取っているが、その顔は凹凸が少ない上に、一文字に裂ける形の口の中は真っ赤(本人いわく「顔を作るのに結構魔力を使う」らしい)。見えない壁を構築することが出来、その力は侵入防止、身動き封じなどの用途で使われた。 サルドニュクス 魔王。サリタ・タロットワークの変わり果てた姿。別称・十六翼真の黒色。魔力の具現は黒い無数の羽根。 コバーリムの牢に囚われたオニキスの前に現れ、血を固めた石のついた銀の耳飾りを託す。また、スマートの魔法での移動に失敗した際、宝珠とともに、極寒の雪原の中を白紙地帯へ向かった。 「僕」と称していたサリタから、一人称が「私」に変わっている。また、サリタだった記憶は遠く昔のように感じている。しかし、『魔王シリーズ』では言動こそ冷めているものの、スマートに対する態度は、サリタだった時と変わらぬ友好的な雰囲気となっている。いつの間に彼が変わったのかは不明。 パイロープ フルネームはパイロープ・プフト。初登場は『ちょー企画本』収録の「ちょー初恋」(時期的には第1期)。ラボトロームからジールに博物学の国費留学生として来ている女性。魔王捕縛作戦について知ってしまったためにクラスターによって王宮の1室に囚われ、後に宝珠の教育係となる。 留学前にラボトロームでダイヤモンドから礼儀作法を習っていた事もあり、ダイヤモンドやアランたちと面識がある。ちなみにダンスの教師はグーナー・エイダーの妻・エイダだった。初恋の人はサリタ。 エルス・アムメナ・ジークフロード ジールにある魔法学校「ジークフロード教室」の学長。かくしゃくとした老人で、パイロープの知り合い。「サリタ=スマート」である事実を知っており、スマートが寝言で「シンザぁ〜」と呟いたときに突っ込みを入れたことからすると、スマートやヴァデラッヅの同級生と思われる。 スマートが記憶してきたエデアの術式を、教室にいる魔法使い総出で解き、強制の術式の一部が暴走の術式に近いことをスマートに伝える。
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