私立如月小学校
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「株式会社大山田出版仮編集部員山下たろーくん」の記事における「私立如月小学校」の解説
嶋之島にある私立小学校。寮を備え最高級の設備を備えている。都会からだけでなく海空小(旧)の生徒も全員転校していた。設立からの時期は話によってばらつきがあるため不明とする。 三島 龍之介(みしま りゅうのすけ) 私立如月小学校に通う生徒。前作の早乙女龍之介を彷彿させる姿で、常に何かしらの本を読んでいる。成績優秀で将来有望な生徒だが、海空小学校が出来てからは時々学校を休んで陰でたろーの授業を覗いている。当初はたろーを疎ましく思い、たろーの授業を「未来の役にも立たない」と言っていたが、ある一件でたろーに助けてもらったことをきっかけにして「この瞬間の大切さ」のためにたろーの授業も必要としていることを伝えた。 水無月小との練習試合では海空小チームの一員として8番左翼手として参戦し如月小の生徒が皆不思議がっていた。総一郎ですらアウトを取っているのに自分がまだ取れていないことに焦りを感じたろーの言葉に理解ができず苦悩していたが、無意識に体が動いたことでたろーの言ったことを理解できるようになった。 山下 太郎一(やました たろういち) ハーバード大学卒業の如月小学校の本来の新任教師で、村の助役である大倉が見つけて招いた。授業内容は家庭教師並みに激しいが、細かいところまでは教えていない。 運動会ではダメな人間を作り出す温床と言いながら、心躍る懐かしい響きと本音を漏らしている。過去の苦い記憶から「イダテンマン」となり、一番足の遅いびちびちに早く走るためのコツを伝授した。 校長 半月目で唇が太く、スキンヘッドで常に葉巻を吸っている。たろーのことを快くは思っておらず、常に粗探しをして海空小学校を潰し、たろーを島から追い出すことを考えていた(結果的にはとめが海空小に転校したことで学校を潰すことはできなくなったが、龍之介に怪我を負わせた疑いをかけてたろーを島から追放しようと考えるものの失敗に終わった)。緊張状態になると大量の汗をかく。 小近衛 十四郎(ここのえ じゅうしろう) 如月小学校の教師。幼き頃の若山さんを知っていて執念に近い好意を寄せていた。若山さんのことを「若山佳代子」と旧姓のフルネームで呼び、若山さんのために強くなったと思い込んでいた。若山さんを賭けたたろーとの剣道の決闘で終始たろーを圧倒するものの、自分が原因で木菜子が海に落ちた時は助けに飛び込んだたろーと違い何もできず自分の弱さに気づく。たろーに負けて以降も若山さんに未練を持っている模様で、若山さんの名前を出しただけでパニック状態になる。 才蔵が教科書を無断で借りたことに絡んでたろーにあらぬ疑いをかけられて駐在に捕まったときは、とめの手を握りながら「薔薇も色あせるような手で泥棒ができるわけがない」と言い、たろーは(盗みを)やっていないと主張するフータローらの言い分を信じようと太郎一に話してたろーを解放している。 木菜子(きなこ) 十四郎を心酔する少女。たろーと十四郎の決闘の際に過剰に攻撃をする十四郎を止めようとした龍之介を突き飛ばした時に巻き込まれて海に落ちる。 さくら 元海空小の生徒で現在は如月小に通っている少女。 幼いころは人と接することが苦手でわずかな刺激に敏感に反応する心を持っていて、初見の東村ですら極度に怖がっていた。しかし頼子にだけは懐き好いていた。毎年桜の時期になると頼子の墓に花を供えている。 わび助が水の溜まった田んぼに落とした500円硬貨を拾ってあげたことでわび助からは「泥だらけの天使」と呼ばれていたが、帰り際に落とした河童キャラのキーホルダーをわび助が返しに行ったときに、わび助が海空小学校の人間だと知ると急にを冷たい態度を取るようになった。 わび助から事情を聞いた東村の過去の写真から5年前に埋めたタイムカプセルを埋める写真があり、たろー達によって校庭を掘り返してタイムカプセルを見つけ出す。見つけ出した時は「あの頃に戻りたくない」と逃げるが、自分の袋の中に入っていた大人になった彼女へ宛てた頼子からの手紙(彼女自身は入っていたことを知らなかった)を見てそれまでの気持ちを改め直した。 ぶっくれ宗吾(-そうご) ドデスカの弟で如月小に通っている。兄とは似ていない。公式大会に出場した海空小の試合を見て冷静に分析している。
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