祖父江の森図書館
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1989年(平成元年)の祖父江町総合計画には祖父江町総合グランド構想が盛り込まれ、1990年(平成2年)には祖父江町文化・スポーツ施設(仮称)建設調査研究協議会が発足、1992年(平成4年)5月には施設の建設場所が決定した。1993年(平成5年)9月には町内の全5,864世帯に対して理想の図書館像のアンケートを取っており、「ゆったり座って楽しめる身近な書斎のような図書館」が半数を占めた。 祖父江町は1993年(平成5年)8月31日に図書館の建設に着工し、1994年(平成6年)10月31日に竣工、11月16日に竣工式が行われた。1995年(平成7年)2月10日、文化ゾーン「祖父江の森」の第1弾として祖父江町中央図書館が開館した。開館時の開館時間は10時-18時であり、貸出冊数は5冊だった。開館から約1か月で1万人が貸出登録を行い、約26,000冊が貸し出された。初年度である1995年度(平成7年度)の延べ入館者数は133,553人、延べ貸出冊数は151,394冊だった。なお、1996年(平成8年)3月26日には温水プールもオープンしており、多目的グランド・テニスコートも併せた文化ゾーン「祖父江の森」が完成している。 1998年(平成10年)4月には、一宮市・尾西市・稲沢市・平和町・木曽川町・佐織町・八開村に対する広域貸出を試行開始した。2002年(平成14年)には尾張西部図書館運営協議会を構成する3市3町の広域貸出を正式に開始している。2000年9月には延べ貸出冊数が100万冊を突破し、2001年9月には延べ入館者数が100万人を突破した。2001年4月には閉館時間を延ばして19時までとし、2001年度からはゴールデンウィーク期間中の休館日が廃止された。2002年版『日本の図書館』(日本図書館協会)によると、人口2万人以上で図書館を有する231町村の中で、祖父江町の延床面積(2,287m2)は38位、年間貸出冊数(10.17冊/人)は39位、年間購入冊数(10,540冊)は28位、年間資料費(22,297,000円)は33位の高水準だった。 2005年(平成17年)4月1日には祖父江町・旧稲沢市・平和町が合併して新稲沢市となり、稲沢市立祖父江の森図書館に改称した。稲沢市立中央図書館の開館に合わせて、祖父江の森図書館は2006年(平成18年)9月1日から10月31日まで休館し、蔵書へのICタグの導入などを行った。
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祖父江の森図書館
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祖父江の森図書館の設計監理は浦野設計、施工は前田建設工業・美吉建設共同企業体(JV)。建物は2階建であり、構造は鉄筋コンクリート造・一部鉄骨造である。建設費は13億3745万5000円。開架には10万冊を配架可能であり、閉架書庫には5万冊を収容可能である。 建物を上空から見ると「祖父江町の木」であるイチョウの形をしており、館内の床にはイチョウの葉がデザインされた絨毯が敷かれている。1階には一般開架室、児童開架室、おはなししつ、郷土・参考室、AVコーナーなどがあり、2階には視聴覚室、学習室、和室などがある。2階建てであるが中央部と一般開架室の上は吹き抜けとなっている。
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