祖国戦争とは? わかりやすく解説

祖国戦争

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/15 02:10 UTC 版)

祖国戦争: Отечественная войнаクロアチア語: Domovinski rat: 조국전쟁: Patriotic War)は、本国が戦場となった戦争のうち、侵攻を受けた側の国が歴史的に特に重要だと認識している戦争に付けられる名称。

単に祖国戦争と呼ぶ場合、一般的にはロシア・ソビエトが戦場になったものを指すことが多い。

ロシア・ソビエト

  • 祖国戦争 - ナポレオン軍によるロシア帝国侵攻

クロアチア

  • 祖国戦争 - ユーゴスラビア連邦軍によるクロアチア共和国侵攻

朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)

  • 祖国戦争
    • 壬辰祖国戦争: 임진조국전쟁) - 文禄・慶長の役。大韓民国(韓国)では「壬辰倭乱」(: 임진왜란)と呼ばれることが一般的である。
    • 祖国解放戦争: 조국해방전쟁) - 北朝鮮から韓国に仕掛けた戦争だと米国や韓国は主張しているが、北朝鮮側は自国が国連軍に侵攻されたと主張している。

関連項目


祖国戦争

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/29 04:29 UTC 版)

アレクサンドル1世 (ロシア皇帝)」の記事における「祖国戦争」の解説

詳細は「1812年ロシア戦役」を参照 1812年6月24日ナポレオン率い総勢691500人の大陸軍は、ロシア国境ネマン川渡河し、ヴィルノ集結しロシア領内侵入したロシア軍はこれを迎え撃たず、後退する焦土作戦を採った。アレクサンドル1世は、後退策が消極的であるとの批判が起こると総司令官バルクライ・ド・トーリ解任し、後任クトゥーゾフ将軍任命したクトゥーゾフは、ボロジノの戦い激突した後は軍を後退させ、9月14日ナポレオンモスクワ入城した。しかしその夜モスクワ大火見舞われた。ナポレオン撤退決断しフランスが誇る大陸軍退却開始したアレクサンドル1世モスクワ大火冬将軍大陸軍ロシア国内から退去せしめたが、その勢い乗じて対仏大同盟復活させることに成功した1812年7月18日フィンランドスウェーデン王太子任命されベルナドット友好関係を結び、スウェーデンを対仏同盟側へと復活させた。その折りにベルナドットノルウェー取得フランス王位推戴約束することで、フィンランドロシア領は確定する1813年1814年諸国民の戦い第六次対仏大同盟)に乗じてアレクサンドル1世は軍を進めパリ入城したモスクワ炎上後の様々な出来事は、アレクサンドル1世精神昂揚させ、後にドイツ人牧師アイレルトに対して、「モスクワ大火は私の魂を照らし出したその時、私は初めて神を知ることができ、別人となった」と述べ、「我が魂は今や光明見出し、神の啓示により自分ヨーロッパ調停者という使命帯びることとなった」と断言するようになった。 こうしてナポレオン失墜後、ヨーロッパ最強君主となったアレクサンドル1世は、ヨーロッパ新たな国際秩序再建すべく「ヨーロッパ救済者としての自負持ってウィーン会議臨んだアレクサンドル1世列強首脳たちに対してキリスト教精神に基づく「神聖同盟構想発表し、これは最終的に実現見たが、彼の神秘主義的敬虔主義態度は、列強首脳冷笑不信猜疑心募らせることとなったアレクサンドル1世は真剣ではあったが、それ故列強首脳神聖同盟言葉通り受け取ことはなく、ロシアの一層の覇権確立のための手段と受け取っていた。また、ヨーロッパロシア国内自由主義者たちは、彼の言動偽善に過ぎないと受けとめていた。これに対してアレクサンドル1世ロシア国内反対押して1815年ポーランド立憲王国復興しポーランドに対して憲法与え国会開会勅許した。また1809年獲得したフィンランドフィンランド大公国として承認され初代大公となった。ただスウェーデン王太子ベルナドットフランス王への推戴反発もあって取り下げた

※この「祖国戦争」の解説は、「アレクサンドル1世 (ロシア皇帝)」の解説の一部です。
「祖国戦争」を含む「アレクサンドル1世 (ロシア皇帝)」の記事については、「アレクサンドル1世 (ロシア皇帝)」の概要を参照ください。

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