祖国日本の理想型について
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/04 08:39 UTC 版)
「上原良司」の記事における「祖国日本の理想型について」の解説
愛する祖国日本をして嘗ての大英帝国の如き大帝国たらしめんとする私の野望は遂に空しくなりました真に日本を愛する者をして立たしめたなら日本は現在の如き状態には或は追ひ込まれなかったと思ひます 世界何処に於ても肩で風を切って歩く日本人これが私の夢見た理想でした — 『所感』上原良司 祖国日本や枢軸国側の国家主義、権力主義は否定する一方で、上原は大英帝国を理想としている。一見矛盾しているように見えるが、これは「自由主義」「民主主義」を標榜しながらも大帝国を築き上げた大英帝国を、上原が祖国日本の理想型としていたためである。しかし、第二次世界大戦後に大英帝国は解体されながらも、「自由主義」「議会制民主主義」はその後の島嶼国となったイギリスにもしっかりと継承されており、「自由主義」の理想を大英帝国の理想と結びつけたのは、結局は誤りであったという指摘もある。NHKによれば、2018年にイギリスの帝国戦争博物館より『所感』を収蔵したいとの要請が遺族になされている。
※この「祖国日本の理想型について」の解説は、「上原良司」の解説の一部です。
「祖国日本の理想型について」を含む「上原良司」の記事については、「上原良司」の概要を参照ください。
- 祖国日本の理想型についてのページへのリンク