短柄刀
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/10/24 03:50 UTC 版)
中国刀の一覧'名称 備考環首刀 漢代に使用された剣。刀身が真っ直ぐな直刀で、柄尻が輪状になっている。軍の主要な武器としてそれまで使用されていた剣に取って代わった。 橫刀 唐代に使用された装飾の無い直刀。軍の主要な武器として兵士が使用した。 陌刀 唐代の長刀。重装の騎兵に対処するための武器。刃の形状には諸説あり、三尖刀に似た形状であるとも、長巻に似た反りのある形状であるとも言われる。 手刀 宋代に使用された鍔付きの刀。先端部の刃幅が広い。「武経総要」に記載された宋王朝の8種類の刀の中で唯一、柄の短いタイプ。 朴刀 宋代に登場した曲刀。刀背部がヘの字形に反り返り、重心が先端部に寄っている。正規の軍隊だけでなく民間でも日用品として用いられた。 斬馬刀 敵兵の騎乗する馬を斬るために使用される長大な刀。漢代における斬馬剣。清代後期に義和団によって使用され、義和刀とも呼ばれた。 腰刀 腰から吊るして携帯する刀。「武備志」では明代の刀全般を指し盾と一緒に使われることが多かった。[11] [12] 長刀 刀身または柄の長い刀。「武備志」では、主に日本刀を指す。[13] 佩刀 腰刀の別称。「皇朝禮器圖式」や「大清会典」では清代に使用された刀全般を指す名称として用いられている。[14] [15] 雁翅刀 雁の翼に似た形状の刀。明代から清代にかけて用いられた腰刀の一種。形状と用途は宋王朝の手刀と同じものとする説がある。 雁翎刀 雁の羽毛に似た形状の刀。明代から清代にかけて用いられた腰刀の一種。 柳葉刀 柳の葉に似た形状の刀。腰刀の一種。刃が薄く、柄が短い。ほとんどが銅、鉄等で作られている。 牛尾刀 牛の尾に似た形状の刀。清代の腰刀の形の一種。主に役人が帯刀した。 大刀 片手で扱う刀背の分厚い刀。多くは日中戦争期に使われた所謂抗日大刀を指し、それ以外は長柄の刀を指す 苗刀 明代に日本刀を参考に開発された両手で扱う曲刀。 軍刀 西洋におけるサーベル。長さ約1尺、わずかに湾曲した刀身で、騎兵隊が突撃時に用いた。 刺刀 狭義には銃器の前端に取り付けられた接近戦用の刃、所謂銃剣(バヨネット)を指す。より広義の意味では、刺突に特化した鋭利な刀を指す。 鬼頭刀 処刑人が罪人を処刑するために用いた刀。 戒刀 僧侶が所持する刀。戒律で殺生が禁じられており、専ら日常品として使用された事に由来する名称。その内容は剃毛、調理、工作、裁断など多岐に渡る。 鸞刀 柄部分に鈴が飾られたナイフ。祭祀で家畜を生贄に捧げる際に使われた。 短刀 匕首など短い寸法の武器。 單刀 柄が短く、刀身の長い刀。主に武術に用いる物を指す。 板刀 切っ先のない長方形の刀。現代中国では同様の形状の刃物を西瓜刀という。 鋼刀 鋼鉄製の刀。 破風刀 直線的な刀身と湾曲した柄を備えた刀 潑風刀 刀身の幅広い刀。 儀刀 障刀
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