番組終了とその後の動き
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/09 23:25 UTC 版)
「走れ!ガリバーくん」の記事における「番組終了とその後の動き」の解説
同年9月25日(通算476回目)の放送で9年半の歴史に終止符を打った。 その後、同じ番組コンセプトで番組名を『GO!GO!ガリバーくん』と改題して、同年10月2日(BSフジは10月8日)から2006年9月30日まで1年間(全49回)放送された。また、同時にデジタルハイビジョン化された(実際は4:3SD画質)。さらに、JR西日本の単独提供から(同社を含む)複数社の提供へ変更されたことを背景に、「王様の旅」では列車以外の交通手段(航空機、フェリー、クルーザー、当番組の開始当初から使われていたリムジンなど)も駆使。目的地も西日本エリアに限定せず、日本全国、果ては海外にまで広げられた。この範囲拡大が地方局にとっては大きな負担となったのか、関西テレビ以外の局は2006年3月で制作から撤退し、同時ネットから番組販売に移行した(関西テレビ以外ではFNS中四国地区基幹局のテレビ新広島が幹事局となるケースが多かった)が、これも1年で終了し、トータルで525回続いた一連の「ガリバーくん」シリーズは、10年半の歴史に幕を下ろした。 JR西日本は『GO!GO!ガリバーくん』でも提供クレジットの掲出・CMの出稿を自粛していたが、後継番組の『旅っきり!〜ふれあい紀行〜』(2006年4月2日放送開始)で単独提供へ復帰したことを機に、上記の自粛措置を解除した。しかし、2008年3月30日の放送終了によって、(中断期間を含めて)延べ12年間続いた関西テレビ制作・日曜9:30枠のJR西日本単独提供番組シリーズも幕を閉じた。なお、同社の単独提供による日曜午前の紀行番組枠は、関西テレビと同じ在阪民放局の読売テレビで2011年5月1日から復活。放送枠は10:55 - 11:20で、復活当初は『ニッポン!おもてなし旅』を放送していたが、2012年4月1日から複数社提供(JR西日本の筆頭スポンサー扱い)による『クチコミ新発見!旅ぷら』を編成している。 その一方で、関西テレビでは2017年から、ベトナムテレビジョン(ベトナムの国営テレビ局)と共同で当番組のベトナム版を制作。同年に第1シリーズ、2019年に第2シリーズ、2020年11月21日から2021年1月末まで第3シリーズをベトナム国内で放送している。いずれのシリーズの制作も総務省の放送コンテンツ海外展開強化事業に認定されていて、日本版と同じく30分番組として制作。第2シリーズまでは、ベトナムの人気タレントによる日本国内の観光名所などのを紹介を兼ねていた。第3シリーズでは、2020年初頭からの新型コロナウイルス感染拡大の影響で、ロケ先を第2シリーズまでの日本国内からベトナム国内に変更。ベトナムの日系企業や、ベトナムと関係の深い日本の自治体を取り上げている。 日本国内でも、2020年3月15日(日曜日)の16:00 - 17:25に、『GO!GO!ガリバーくん』の終了から14年振りの復活版として『走れ!ガリバーくん2020』を放送。JR西日本が単独でスポンサーに付いたほか、レギュラー放送当時の共同制作局のうち、テレビ新広島と岡山放送が同時ネットを実施した。復活版は、「松江・出雲パート」(山陰中央テレビの放送対象地域内で収録)と「尾道・倉敷パート」(テレビ新広島・岡山放送の放送対象地域内で収録)の2本立て構成で放送されたが、山陰中央テレビでは同時ネットを見送っている(遅れネットの有無は不明)。ちなみに、『走れ!ガリバーくん2020』における「ガリバーくん○○号」のカウントは、『GO!GO!ガリバーくん』終了時のカウントを引き継いでいる(放送上は525号からスタート)。
※この「番組終了とその後の動き」の解説は、「走れ!ガリバーくん」の解説の一部です。
「番組終了とその後の動き」を含む「走れ!ガリバーくん」の記事については、「走れ!ガリバーくん」の概要を参照ください。
- 番組終了とその後の動きのページへのリンク