渤海史主要年表
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668年 唐により高句麗が滅亡、平壌に安東都護府を設置。高句麗遺民は満洲の営州に強制連行される。 671年 唐・新羅戦争始まる 697年 契丹・李尽忠の乱。靺鞨の乞乞仲象、乞四比羽らが東走。唐、安東都護府を廃止。 698年 大祚栄、震国建国 705年 大門芸が唐に入侍。唐による侍御史を震国に派遣。安東都護府復活。 713年 唐、大祚栄に渤海郡王に冊封 719年 大祚栄死去。大武芸即位 721年 新羅による東北国境での長城建設 722年 黒水靺鞨が渤海領を通過して唐に遣使 725年 唐により黒水靺鞨に黒水府が設置される 726年 大武芸の弟・大門芸、唐に亡命 727年 渤海、高仁義らを日本に派遣。蝦夷地に漂着したため高仁義等多数が殺害され、残った者が高斉徳に率いられ入京 728年 日本、送渤海使を派遣 732年 渤海の将・張文休、水軍を率いて山東の蓬莱港を占領 733年 唐、大門芸に命じて渤海を攻撃させるが、大雪のため失敗 738年 大武芸卒、大欽茂即位 739年 遣唐判官・平群広成、渤海使とともに帰国 746年 渤海人及び鉄利人1100人出羽国に漂着 749年 この頃、旧国より中京顕徳府に遷都 755年 この頃、中京顕徳府から上京龍泉府に遷都 762年 唐により大欽茂を渤海国王に冊封 774年 大興から宝暦に改元 777年 日本の舞女11人を唐に献上 779年 渤海人通事、日本の朝廷で鉄利人と席を争う 785年 上京龍泉府から東京龍原府に遷都 790年 新羅、伯魚を渤海に派遣 793年 大欽茂卒。弟・大元義が即位するが廃位され、嫡孫が即位。都を東京龍原府から上京龍泉府に戻す。 798年 唐により大嵩璘を渤海国王に冊封 809年 唐により大元瑜を渤海国王に冊封 810年 日本からの最後の第15次遣渤海使 812年 新羅が崇正を派遣 813年 唐により大言義を渤海国王に冊封 818年 唐により大仁秀を渤海国王に冊封 821年 王文矩を日本に派遣 826年 新羅、渤海との国境に長城を築く 830年 大仁秀卒、大彝震が即位。咸和と改元。 833年 賀守謙を幽州盧龍節度使に派遣。唐により張建章の渤海遣使。 853年 張建章が幽州に戻り『渤海記』を著す 860年 李居正を日本に派遣 906年 宰相の烏炤度を唐に遣使。その子の光賛、賓貢に及第。 907年 唐滅亡。 911年 大光賛を後梁に派遣 918年 遼に使節を派遣 919年 最後の渤海使を日本に派遣 924年 渤海軍、契丹軍占領中の遼東に反攻 925年 契丹軍、渤海の扶余府に侵攻。礼部卿の大和釣ら100戸を率いて高麗に投ず 926年 契丹軍、上京龍泉府を攻略。渤海滅亡。契丹、渤海故地に東丹国設置。 928年 東丹国、遼陽に遷都 929年 東丹国使、来日 930年 日本との通交が絶える。以降、東丹国が史料から消滅。
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