渤海国と白山靺鞨の関係とは? わかりやすく解説

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渤海国と白山靺鞨の関係

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/13 18:40 UTC 版)

白山靺鞨」の記事における「渤海国と白山靺鞨の関係」の解説

渤海国建国の地は白山靺鞨故地である。 津田左右吉は、「祚栄が営州脱し契丹入り、かくて遠く東方来れる何等かの縁故其の地方にありし故なるべし此の地方は『勿吉考』の終に述べしが如く隋書所謂白山部なるべく思はるるが、祚栄が太白山東北来り居城築きしは此の地方彼の故郷なるが故にして、彼は白山部の靺鞨なるにはあらざるか。こはもとより一片想像に過ぎざるも、上に述べしが如く白山部の靺鞨高麗滅亡と共に唐に入れりとせられ、而して唐はかかる夷民を営州に置くが慣例なりしより見れば初め高麗属し、後に営州に住せし祚栄を以て白山部の靺鞨なりとするは故なきにあらざるなり。彼が靺鞨にして高麗人ならざるは、高句麗遺民営州置かれしこと無きにても推知せらる。旧唐書に『高麗別種』といへるは、高麗に役隷し其の滅亡と共に唐に降りものなる故にして、従ってまた其の白山部に属せしを暗示するものの如し」「而して旧唐書に『白山部素附於高麗,因收平壤後,部眾多入於中國』と見え新唐書にも同じ記事あれば、概ね高句麗隷属せしなるべく、此の関係は隋代もしくは魏代よりして既に然りしならんか。されば隋・唐高句麗戦役に当りて麗軍に参加せし靺鞨多数此の部のものなりしに似たり」として、渤海国建国者の大祚栄白山靺鞨出自指摘している。

※この「渤海国と白山靺鞨の関係」の解説は、「白山靺鞨」の解説の一部です。
「渤海国と白山靺鞨の関係」を含む「白山靺鞨」の記事については、「白山靺鞨」の概要を参照ください。

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