機種・台枠に関して
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リーチ状態で1周以上すれば、サウンドが変化して「大当り」か「その直前」しか出目は止まらないというスーパーリーチを、いち早くアイデアとして採用した先駆的メーカー。「ニュートランプカード/2」 一時期、ハンドルにバイブレータを搭載した台枠を採用した。その機能は大当たり予告等で振動させたりしていた。後にバイブレーター予告が禁止されたため、ハンドルを使った予告は無くなっていたが「CRぱちんこ必殺仕事人III」から採用した新台枠では「キュイン」という音とともにハンドルが激しく光る「P-フラッシュ予告」が搭載されている。この予告は必殺仕事人IIIだけでなくその後の機種にも搭載された。どの機種でも発生した時点で確変大当たり確定(羽根物の場合は16R確定)となる。また「CRぱちんこ冬のソナタ2」から、「キュイン」音が鳴ってもハンドルが光らない「P-サイレン」が搭載され、こちらは大当り確定予告(確変・通常)となっている。京楽のテレビコマーシャルでも、CMの最後にはこの予告の効果音が流れる。 現在の機種では、「P-フラッシュ予告」以外にチャンスボタンの突起やハンドル部中央より風の送出などの演出も加えられている。 「CRぱちんこ冬のソナタ」では、2006年年初が発売だが、同年末にも異例のCM放映を行い「冬こそ冬ソナ」と題したキャンペーンを展開した。 2004年のパチンコ新基準設定にいち早く順応し、その特製を活かしつつ高めのゲーム性や楽しい演出を両立させた連チャン機「CRぱちんこウルトラセブン」、「CRぱちんこ水戸黄門」、「CRぱちんこ冬のソナタ」、「CRぱちんこウルトラマン」等の機種を相次いで発売。また、長い間噂されていた美空ひばりをモチーフとした機種(「CRぱちんこ華王美空ひばり」)も2006年10月に発売した。2009年12月には本格的に美空ひばりを主役としたCRぱちんこ爽快美空ひばり不死鳥伝説も発売した。 かつての大ヒット羽根モノ機「玉ちゃんファイト」は、みなし機問題(※パチンコ#歴史を参照のこと)で2006年にやむなく撤去されるまで全国各地のホールで10年前後の長きにわたり稼動した。今でも根強い人気があることから、「たぬ吉君2」から受け継がれる躯体はほぼそのままに「がんばれ丸ちゃん」、「CRぱちんこたぬ吉くん」、「CRぱちんこ仮面ライダー」、「CR羽根ぱちんこウルトラセブン」などに活用されている。また玉ちゃん自身も、たぬ吉君と共に京楽のデジパチ機の多くで大当たり確定のプレミアキャラとして登場している。 「CRぱちんこウルトラセブン」の大ヒットは業界に大きな影響を与えた。その後も京楽の機種は演出の面白さや爆発力等で次々と大ヒットしており、三洋物産の「海帝国」の牙城を崩したといってもよい。なお他メーカーも京楽に続けと言わんばかりに様々な機種を出しているが、ほとんどが失敗に終わっている。しかし、2007年になるとSANKYOの「CRF倖田來未」など京楽を意識したと思われる他メーカーの機種が大ヒットとなっている。 三洋物産の「CRそば屋の源さん」はそのスペックや演出等が京楽の「CRぱちんこ必殺仕事人III」を強く意識していると思われる。国民的看板機種メーカーであった三洋物産までもが急激な方向転換を求められており、京楽の勢いはパチンコ業界の勢力図を塗り替えてしまった。 よくゼブラ柄をモチーフにしたリーチアクションを多くの機種で採用していて、「京楽といえばゼブラ」というくらいに有名。初登場は「CR必殺仕事人激闘編」での「ゼブラ泥棒」。そのゼブラ柄を使って激アツを演出するが、信頼性はイマイチと言われている。特定の場面でゼブラ演出が発生すれば、大当たりが確定する機種もある。 他のメーカーでボタン操作と言えば、予告・リーチ演出やモード選択等が殆どだが、京楽には裏ボタン攻略があり、客待ち中に押すとキャラが出て来る遊び心的な物や、ボタン押しを指示する所以外でリーチ中や再抽選時等にタイミング良く押す、連打等する事により、成功すれば信頼度アップ、大当りや確変確定といった演出が多く含まれている。特に「CRぱちんこ必殺仕事人III」はバリエーションが豊富で、簡単な物から難易度の高い物まで多彩である(内容は「CR必殺仕事人III」を参照)。因みに裏ボタン攻略が成功するのは一部を除き、基本は内機的に確変大当りが決定している時であり、ハズレ、単発大当りでは成功しない。また、失敗したからといってハズレ、単発確定ではない。無論、連打したからと言ってハズレ、単発が確変に変わる事は絶対に無い。 「CRぱちんこ冬のソナタ2」の発表予告CMを2007年末から放送。デビュー約4ヶ月前からのCMはこの業界では極めて異例であり、本当にホールへ導入されるのかという遊技者の不安も仰いだ。また当初2008年4月7日を予定していた「CRぱちんこ冬のソナタ2」の導入開始日を、“ヨン”がふたつ並ぶ日にちなんで4月4日に変更した(一部の地域を除く)。 2009年に、通常時の大当りの潜伏確変率が高く電チュー入賞時の連チャン率を高めた通称「進化系ぱちんこ」を積極的にリリースし、2010年はそれを改良した「びっくりぱちんこ」をリリースしている。
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