李大公家
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 08:32 UTC 版)
「ダンス イン ザ ヴァンパイアバンド」の記事における「李大公家」の解説
真祖の血脈に連なる支族の一つ。中国に領土を構える。A.S.Oではテロメアと手を結ぶ。大公家および上位者は食料として飼育した人間から血液を喫している。 李大公 声 - 武虎 三支族の一人。爵位は大公。普段は口元を扇子で隠しているが、その下には野獣の如きむき出しの牙が隠されており、激昂した際にはそれを顕わにすることもある。デスゲーム終了後は一旦撤退するも、領土内に蔓延したパイド・パイパーの被害を抑えるため、バンドへ亡命した明梅の一族を狙う。 実はまだ存命の母親にして前大公・冰冰に頭を抑えられており、むき出しの牙はそんな環境から起きた顕身の一部。支配者には不要と読書すら許されなかったため、興味を持った詩などを聞き取りで覚えるなどしていた。実妹である明梅に対しては家族としての情を感じており、母の命令で番おうとして拒絶されたこともあって、明梅を家の道具にはしたくないという気持ちから初めて母に逆らう。明梅を自身と同格として扱い、彼女の提案も受け入れる度量を見せるも、ヴァンパイア化とパイドパイパーを利用して中国人民全てを支配するという野心を示す。 アニメ版では阿房宮という名の巨大な船舶を所有している。 「京劇男」 アキラを殺すために李が放った刺客。「京劇男」というのはアキラが仮に呼んだ名前であり、作中で正確な名前は明らかになっていない。 弁髪を結い、顔面に猿のような臉譜を施している。主に青龍刀や鉤爪などの武器を用いるが、蹴り技なども使う。 瞬間移動をしているかのような神出鬼没ぶりでアキラを幻惑する。負傷したアキラを助けて「京劇男」と対峙した浜は「瞬間移動」を複数人によるトリックだと推測したが、「京劇男」は常に同じ所に怪我を負っていたため、アキラは「複数人が入れ替わりで姿を見せてるのであれば怪我の位置が異なるはず」と疑問を持ち、本当に瞬間移動しているのか単なるトリックなのか確証を持てずに幻惑され続ける。 実は双子であり、チームプレイを駆使してあたかも瞬間移動したように見せていた。同じ所に怪我を負っていたのは、「双子は片方が怪我をするともう片方も同じ場所を怪我する」という身体現象を利用したもの。しかし最後にはそこを逆手に取られている。 顕身すると、手の甲から鉤爪の生えたコウモリのような姿の獣人になる。アニメ版では、双子ではなく一人となっており「瞬間移動」も使用しない。また、顕身するとマンドリルのような姿になる。 劉 参事官(りゅう さんじかん) 李大公家の実質的№2を務める大物。配下を引き連れて明梅を追跡しており、彼女を「公主殿下」と呼んだ。「黒い触手」呼ばれる力で接触した対象を操る能力を持つ。京劇男と同じく、様々な実験によって生み出された亜種であり、№2となった今でも冰冰からは出自を理由に蔑まれている。そのことからツエペシュ公主家に内通し、ミナたちを招き入れる。冰冰に対しては序列によって手を出せないことから由紀を使って弑する。 冰冰(えいえい) A.S.O.で存在が明かされた先代李家の女大公。600年前にツェペッシュ公主家を超える真祖の子を生み出さんとしたが、その結果生まれたのか現李大公と明梅という双子だったため、次代当主を産むための「保険」として明梅のみを仮死状態で眠らせていた。残った李大公も頭を抑えていたが、明梅を切っ掛けに反発され、劉の触手にコントロールされた由紀に心臓を撃ち抜かれて死亡する。
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