ユモレスク家
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 08:32 UTC 版)
「ダンス イン ザ ヴァンパイアバンド」の記事における「ユモレスク家」の解説
武門として名高く、かつてイワノヴ家に仕えていたが、「ワルシャワの大粛清」の際にツェペッシュ公主家へと寝返ったため遺恨を残し、サーニンを除く当主一家が皆殺しにされるという悲劇に見舞われた(ただし長女タチアナは後に生還)。 タチアナ・ユモレスク サーニンの姉。家名存続のために心を病んだ母の姿を間近で見続けていたため、そのような犠牲の上に成り立つ地の一族とヴァンパイアの社会に対し強い嫌悪感を抱く。 両親と共に乗った小型機の墜落事故で死亡したものと思われていた。実は、小型機の墜落はイワノヴ家による撃墜であり、生きのびた本人も虜囚とされていた。それから機をうかがい、李大公家領内まで逃亡し、少数民族ヴァンパイアの村に匿われる。李大公家による防疫名目の殺戮から逃れるべく、明梅(ミンメイ)たち生活を共にしていた21人を連れてバンドへ亡命してくる。 本作では、人狼化できるのは地の一族の男性のみという設定になっており、肉体的には普通の人間だがそれ以外に何らかの能力を持っているとされていたが、バンド奪還戦の最中、アキラ(旭)に対して腕を獣化させていた事から、人狼としての能力を持っていることが判明。A.S.O.では先祖返りによる「原初の狼」であり、アキラ同様にヴァンパイアウイルスによって終末の狼・フェンリルとなっている。 明梅を確保せんとしていたが、失敗。諏訪のクレイドルにて顕身による限界を起こした偽ミナを救出してアンジーと共に姿を消した。 A.S.O.にも登場。第一部終了後から李大公家に送り込まれていたが、上海で起きたヴァンパイアパンデミックを抑える方法としてパイドパイパーの制御法を提供したことで同盟関係を締結。現在は休暇扱いで個人的にフィーを追っている。地の一族の一面的な事情を語ってフィーを取り込もうとするも、複数の偽証が発覚した結果失敗する。異形の獣まで含めた巴戦にケリを付けようとしたが、ウサギ仮面の少女が起こした転移に巻き込まれて姿を消す。 ユモレスク夫人 タチアナとサーニンの母親。ユモレスク家の跡継ぎたる人狼の男児を産むことを期待されていたが、第一子のタチアナが女児で、第二子の男児がすぐに死別したため、狼の姿となった夫と交合することで確実に人狼の男児を産むこととなった。 予備知識が無かったのか、人狼の母となるには心が弱かったのかは不明だが、獣の姿で生まれた第三子サーニンを見て、心が砕けてしまい、狼の縫いぐるみを溺愛するようになる。 夫や娘と共に小型機に乗り旅行中、イワノヴ家によるミサイル狙撃で死亡した。
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